■感想など■

2011年06月30日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【2】■■

「ごめんなさい、は?」
「…………」
 彼女は答えない。
 下唇をきゅ……と噛んで、悔しそうに、切なそうに見えない俺を見ている。
「ティ、ごめんなさい、は?」
 もう一度言う。
 彼女は唇を震わせて顔を上げ……そして一度俯いて、数秒後に再び顔を上げた。
 逡巡しているのだ。
「……ごめんなさい……」
 俺は彼女の言葉に、再び彼女を両腕ごと抱きしめながら、そのぷっくりとした瑞々しい唇にキスをした。
「……ん……」
 たっぷりと時間をかけて、上唇と下唇を味わう。
 口の端から端まで何度も往復して嘗め、歯で甘噛みし、唇で挟んでちるちると舌でくすぐった。
「……んぅ……う……」
 すぐにでも俺の唇を、舌を迎い入れて、おもうさま味わいたいのだろう。
 むしゃぶりつこうと彼女が積極的になるたびに、俺は身を引き彼女の欲望を受け流した。
「……ぅん……いぢわる……」
 ちっとも口内を可愛がってくれない俺に焦れて、彼女は拗ねたような声を上げた。
 ズボンはまだ、太股の半ばで止めたままなのだ。
 俺は両手を後で下げて、ショーツに包まれた彼女のお尻にぺたりと両手をあてた。
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