■感想など■

2011年07月10日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【5】■■

「もっと……」
 切なそうな彼女の哀願に、舌を歯の間に少し入れる。
 けれど、すぐに出す。
 彼女が応える前に。
「いや……」
 それが不服なのか、彼女は俺の舌を追うように顔を上げる。
 ちゅう……とキスする。
「もっと……」
 互いに口を大きく開け、上唇の裏も、下唇の裏も、まんべんなく嘗めてやる。
 にゅるにゅると、唾液のぬめりで遊ぶ。
「あ……あ……」
 唇を離すと、彼女は口を少し開けたまま、紅い舌をちろりと出した。
「舌が出てるよ。どうしたの? もっと遊びたいの?」
「くぅうん……」
 まるで雨に濡れた子犬のような、憐憫を誘う声で彼女は甘える。
 再び俺も舌を出して、彼女の舌を迎える。
 ぴちゃぴちゃと水音がする。

 からまる。

「……きもち……いいの……」
「いっしょうけんめいだね?」
「んぅ……」
 俺はちゅっ……ちゅっと彼女のほっぺたにキスをしながら、ショーツから右足だけ解放して左足の膝まで引き上げた。
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