■感想など■

2012年06月11日

【ボクキミ】46

■■【46】■■

 この後、12月25日のクリスマスから28日の水曜日まで、ユウは様々な場所で、様々な男達と、様々な格好で抱かれていた。
 まるでヤクザに連れ回されるクスリ漬けの情婦か、暴走族に拉致された性処理用の哀れな犠牲者のようだった。
 便利に扱われ、遊ばれ、どこでも、そして誰にでも、好きな時に好きなように抱かれて膣内に汚液を流し込まれている“便利な女”そのものだ。
 変身を解けば消えるはずの傷や痣(キスマーク)が日を追う毎に変色し、そしてその数も増しているのを見ると、優也はクリスマス前後か、それよりずっと前から、女──ウィッチ・ユウで居続けているようだった。
 哉汰からの魔力供給も受けずに、こんなに長期間、女性の姿で居続け、その上、セックス漬けになり「女であること」を刻まれ続けて、ユウは心身共に疲弊しきっているように見えた。
 時々ある動画でも、目は虚ろで意味のわからない言葉を呟き、普通に立っているだけのはずが、ゆらゆらと揺れている。
 ユウとしてのアイデンティティが崩壊しつつあるのか、精神に変調を来しているのは明白だったが、男達は全く気にしていないようだった。

 12月29日の木曜日のページでも、ユウはオモチャのように扱われ、その身体に男達の行為を刻まれ、それでもへらへらとした笑みを浮かべながら男達の“精液便所”となっていた。
 この日、フリーのアドレスボックスに差出人不明のメールが届き、哉汰はこのサイトを知ったのだ。それが幸か不幸か、唯一の手掛かりなのは皮肉以外の何物でもなかったが。

 30日の金曜日は、何か大きなイベントらしきものに連れ出されたユウが写っていた。
 そしてそれは、「便所女」の姿でありながら、サングラスをしていない、初めての画像だった。
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