■感想など■

2012年07月22日

[THEM]『Piece.03』「猫」〜う・ふ・ふ〜

 “それ”は嵐のようにやってきた。

 廊下から、『ズタダカダカダカダカダカダカッ』とマシンガンのような音と振動が聞こえてきてから、すぐの事だった。
 4人部屋のベッドの上で本を読みながら“うとうと”とまどろんでいたティファは、咄嗟に反応する事が出来ずに、バタン! と壊れそうな音を立ててドアが開いた時にも、ベッドを下りる事すら出来なかった。
 そこに、飛んで来た。
 清々しい笑顔だった。
 どこか、壊れていた。

 ……容赦無いボディアタックだった。

「ティファーーーーーーーーー!!!」
「んなーーーーーっ!????」
 ぼすん!と柔らかい体が降ってきた。
 ふにゃふにゃのへにゃへにゃな、締まりなくゆるんだ口元で満面の笑みを浮かべながら。
 いつも後で縛ってリボンで飾られている“くるくる巻き毛”の栗色の髪は、ゆるくウェーブを描きながらふわりと広がっていた。
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