■感想など■

2012年09月25日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【2】■■

 男は、彼女の白い首筋にキスし、嘗め、可愛らしい耳たぶを口に含んで揺らした。
 女の両方の耳は、既にたっぷりと彼の唾液に濡れ、食べ尽くされてしまった後だとわかる。
 であるにも関わらず、女は耳を甘く噛まれるその度に愉悦に眉を顰め、今は自由な左の乳をたぷたぷと揺らした。
 男が、女のヴォリュームのある髪を高く結い上げたままにして、その美しいストレートヘアを愛でる事をしなかったのは、紅く染まった耳やほっそりとした首筋を、唇と舌と歯で自由に愛撫しやすいようにしておきたかったからに違いない。
 女自身の汗と男の唾液に濡れ光る首筋は、すっかり鮮やかな赤味が差して、女の恍惚とした表情に花を添えている。
 切ない。
 苦しい。
 哀しい。
 嬉しい。
 様々な表情が、女の顔に一瞬ごとに浮かんでは消える。

くうっ……

 女が肩をすくめ、身を固くしていっぱいに開かれた両脚をわずかに閉じた。
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