■感想など■

2009年10月22日

[異種姦-触手] 「再会」〜にくらしいあなたへ〜(胎動編)

■■【2】■■
 大き過ぎる乳房を両手で持ち上げながら、その乳首から迸る白い乳をピンク色に濡れ光る唇で自ら吸おうとしたティファニアは、不意に聞こえた“ギュイ……ギュイ……ギュイ……”という、まるでゴムか何かを擦り上げるような音に、嬉しそうに背後を振り返った。
【義姉(ねえ)さん】
「……ぁ……シグ……来てくれた……の……?」
 左右に割れハサミのようになった下顎と、細長い副口吻を擦り合わせ、“ギュイ……ギュイ……ギュイ……”と音を立てるのは、『セグネット』の雄体が雌体に対して行う無意識の求愛行動の一つだった。
【そのままでいいよ】
 『フォルモファラス家』の風変わりな現領主、シグフィス=フォルモファラスは、大きく膨らんだお腹と、人の頭よりひとまわりも大きな二つの乳房が与える重量で咄嗟には立ち上がれないティファニアのため、浴室の入り口から足早に彼女へと歩み寄った。
「ぁ……あ……シグ……シグぅ……」
 そんなシグフィスに彼女は恍惚の表情を浮かべ、まるで赤子が母親にするように両手を彼へと差し伸べた。
 乳房だけで6キロ前後、胎内の幼体は現在2.2キロ。妊娠状態の体脂肪増加を合わせて、3ヶ月前から比べて10キロほども増加しているのだ。
 かつてのように素早く機敏に動けず、そしてお腹の子を慮(おもんぱか)って、彼女はどうしてもゆったりとした動きになっていた。
【寂しかった?ごめんね一人にして】
「ぅうん……いいの……来てくれたから……いいの……」
 重たい「子袋」と「乳袋」を細身の身体につけた愛する義姉のソープまみれの身体を支えながら、シグフィスは泡がローブに付くのを全く気にせず、自分の身体に強くしがみつく彼女の美しい金色の髪を優しく優しく撫でた。
 たっぷりと重たいやわらかな乳肉が、彼に押し付けられるままに形を変える。
 目を瞑りうっとりと髪を撫でられるままに身を任せ、ティファニアは熱くて甘くて、そして切なげな吐息を吐いた。

 『セグネット』は、肉体的快楽よりも精神的充足感こそを求め、それを何よりも至上のものとしている。そのため、人間のセックスに相当する、産卵管や送卵管を相手の体内に挿入する行為には、特に快感らしい快感を感じていない。
 それは彼女の愛する義弟も例外ではなく、彼は肉体的充足感ではなく精神的な繋がりこそを求めて、ティファニアの心と体を共に愛した。
 ただ、その頻度は人間の比では無かった。
 彼はまるで挨拶するように、一日に何度も彼女の体へ“愛を注ぎに”訪れるのだ。
 それは、愛する義姉の胎内で毎日、わが子が彼女に対して耐え難いほどの“激痛”を与え続けていることへの贖罪だったのかもしれない。もちろん、ティファニアにとってその“激痛”とは、たとえようも無いほどの“幸福の甘い痛み”だったのだが、女ではない……人間ですらないシグフィスに、それを理解することは出来なかった。
 そしてシグフィスはそれゆえに痛覚麻痺のための「シロップ」を、毎日、何度も、それこそ溢れるほど彼女の直腸内に注ぎ込むのが、自分が彼女にしてあげられるただ一つの事だと信じていた。
【義姉さんのおっぱい……好きだよ】
「……ふぁっ……あんっ……」
 乳首がいやらしく勃起し、乳汁をじくじくと染み出させている巨大な乳房を、シグフィスは繊細な動作を苦も無く行えるマニピュレーターで掴み、撫で、そして揉み込んで揺らした。
 心を通い合わせてから一回りも大きくなった彼女の乳房の、そのやわらかさ、あたたかさ、やさしさを、シグフィスはすっかり気に入っている。乳首から迸る白い乳の匂いも、幼かった頃の、まだ彼女の母親であるセランがいた頃の幸せな記憶を喚起させてくれるから、彼はことさらティファニアの乳房を弄ぶのを好んでいた。
「ぁふあっ……あっ……あんっ……あっ……」
 “たぷたぷ”と揺って弄び、先端で乳汁を滲ませながら赤く熱く大きく膨れた乳首と乳暈を摘み、擦る。するとティファニアは「彼に触ってもらえて嬉しくてたまらない」といった風情で身を震わせながら頬を赤く火照らせ、涙のいっぱいに溜まった瞳を伏せた。
【また、大きくなった?】
「……んぅ……もうブラ……入らないの……」
 シグフィスが問うと、ティファニアは上目遣いに彼を見ながら子供のように“こくり”と頷いた。
【今、どれくらいの大きさ?】
「……このあいだまで……Iかぁ……Jカップくらいだったからぁ…………いま……JかKくらぁい……だと……おもうぅ……ん……」
【……Kって……どのくらい?】
「……Jの……つぅぎ……ぃ……ぁ……」
【……そうじゃなくて……】
 この時代、女性のブラのサイズ表記は過去と変化していない。
 つまり、トップとアンダーの差が2.5センチ大きくなるに従い、カップもランクアップしてゆくのだ。
 7.5センチまではAAカップ、10センチまでがAカップ……Fカップは22.5センチまでで、Kカップともなれば35センチにもなり、仮にアンダーが70センチだとすれば、ティファニアの現在の乳房は105センチのKカップという事になる。
 ティファニアは同年齢の女性と比べると全体的にほっそりとしたシルエットであり、首も腕も伸びやかでどこかたおやかな感じがする。そんな女性の胸部に100センチオーバーのKカップがぶら下がっている光景というのは、一歩間違えれば喜劇にしかならないだろう。
 しかも、Kカップというのは不確定なのだ。
 実際にブラを着用した場合、周囲から肉を集めて形を整えるため、1〜2カップはアップする場合が多い。
 そうすると、ヌードサイズがKカップだとしても、着用サイズはLとかMカップになる事が予想される。
 人工物の注入など、人為的な豊乳手術をしない状態で107.5センチのLカップまたは110センチのMカップともなると、これはもう「異常」であった。
「……ぁ……ふあっ……んっ……」
 Kカップの具体的な大きさを尋ねるシグフィスには答えず、もう既にティファニアは彼の指の動きに没頭してしまっていた。“はふっ……はふっ……”と吐息を荒くして、無意識に“くねくね”と腰を揺する。そのたびに、みっしりと身が詰まり、片方だけで3キロ近くもあるパンパンに張った乳房が“ゆらゆら”と……いや、“だゆん”“ゆわん”と揺れ動く。
 降り注ぐ朝陽の光の中で、グラマラスな素裸の全身にたっぷりとソープを纏い、昆虫型知的生命体に愛を求めて取り縋る、美しいブロンドの女性の姿は、ひどく背徳的な匂いがした。
【義姉(ねえ)さん……】
 数ヶ月前まで、あれほど理知的で冷静で、時に冷徹でさえあった瞳が、今はただ自分のためにこんなにもだらしなく蕩けて、熱に浮かされたように涙を滲ませている。
 数ヶ月前まで、何の感情も込められていなかった声は、今では芳しい花の香りを連想させるほど甘ったるい愛の調べを奏でている。
 そして、数ヶ月前までは喉元までぴっちりと召使い服に覆われていた彼女の豊満な体は、今ではいつもいつでも彼を迎えられるように露出の高い開放的な姿へと変わっているのだった。
「……ぁあ〜〜……おっぱい……おっぱいきもちいいの……いいの……きもちいぃ……」
 けれどそれは、愛を知り、性を知って奔放な性愛に埋没したからではない。
 ただひたすらに、愛しい義弟のためだけに、彼女自身が自ら意識しないまま行っていることなのだ。
「シグ……ぁあぁ〜……シグ……愛してるわ……愛してる……シグ……愛してるのぉ……』
 彼女の目は彼の姿を見つめるだけに開かれ、彼女は彼の声を聞くためだけに耳を澄ます。
 彼女の紅唇は彼への甘い愛の唄だけを紡ぎ、彼女の両腕は彼を抱締めるために存在する。
 彼女の豊満な乳房も、今では幼体を宿して大きく張り出してはいるが、かつては絞り上げたように細かったウエストも、豊かに張りながら“きゅんっ”と引き締まった尻も、白く伸びやかな四肢も、日に透かした蜂蜜のようにきらめく金色の髪も、全てが彼のためだけに存在していた。
 シグフィスには、それがたまらなく嬉しい。
 だからその実、彼女がゆっくりと“壊れて”いっているのだということに、彼は気付かなかったし、また気付こうともしなかったのだ。
【“欲しい”んだね?そんなに切ないの?】
 シグフィスの言葉に、ティファニアはとろけたキャンディのような、甘ったるい……それでいてひどく淫蕩な笑みを浮かべ、無言のまま“こくこく”と何度も何度も頷いた。
 お腹の中の幼体(芋虫)に負担を掛けないように、ティファニアは椅子からゆっくりと下りて膝立ちになり、そしてそのまま椅子に両手をついて軽く両足を開く。むっちりとした太腿の奥、尻肉の狭間で、赤く充血して“ぱっくり”と口を開けた秘部は、とろとろと『蜜』を滴らせながら、『花』のように陰唇を花弁として濃密なオンナの香りを立ち昇らせている。
 シグフィスは彼女の尻の後に屈み込むと長いローブの前をはだけ、後肢を肩幅に開き、長く伸びた下腹を前へと折り曲げた。
 そして彼の、黒く光を弾く外皮に覆われた長い腹は、獲物に毒針を突き刺す蜂の腹部さながらにゆっくりと弧を描いて、下からティファニアの、淡い翳りが茂った股間を目指す。
「……っ……あっ……ぁあ〜〜……」
 甘い期待感に震え、胸を高鳴らせていたティファニアは、不意に子宮内で“ぐりぐり”と幼体が身じろぎし、それが……その胎動が与える激しい痛みに、背中を丸めて椅子へと突っ伏した。
 椅子の上には、自分があそこから“とろとろ”と垂らした蜜液が水溜りのように溜まっている。それが、“ゆさゆさ”“ぶるぶる”と揺れる豊満なKカップの乳房に垂れて、そして朝日を受けてきらめきながら糸を引いて落ちてゆく。
【もう少し我慢して。今、あげるから】
 金色に輝く美しい髪を撫で、伏せた体からどうしようもなく重たい自重によって吊り下がった重々しい巨大な乳房を揉み上げながら、シグフィスは愛しい義姉に囁く。マニピュレーターの指の間からやわらかな乳肉が溢れて、白い背中に金髪を散らせた義姉は、彼に答えるかのように身を捩りながら甘い吐息を吐いた。
 そうして彼は、黒く硬い腹の先端から黒光りした鞘を突き出すと、麻痺毒の注入管が変化したピンク色の管を剥き出しにして、時折“きゅっ”とすぼまりを見せる彼女の可愛らしい肛門にぴたりと狙いを定めた。
 彼女のそこは、既に塗り広げる必要が無いほど彼女自身の『蜜』でぬるぬるに濡れている。
【いくよ】
 ソープとは明らかに違うぬめりを纏わり付かせると、シグフィスはその肉筒を、“ぬるんっ”と可愛らしい後の蕾へと挿し込んでいった。
 ほとんど、何の抵抗感も無かった。
「ふあっ……おしり……おしりがぁ…………」
 もっともっと……と、義姉の尻が“くねくね”とくねり、“ひくひく”と収縮を繰り返す窄(すぼ)まりが、“きゅ”“きゅ”“きゅ”と断続的に肉筒を締め付ける。
 そのキツイ締め付けに構わず、シグフィスが“ずぶずぶ”と直腸の奥へと肉筒を押し込むと、
「……ああっ!!……あああぁあぁっ!!……ああぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 彼女の美しい造形の顔から頬を伝って涙がこぼれ、鼻水が漏れ、涎が顎を伝い糸を引いて床に垂れ落ちた。
【義姉さん……キモチイイ?】
「ぁうあ……ぁううぉおお……」
 “ずにゅっ……にゅっ……ずにゅっ……”と、細かな蠕動運動を繰り返しながら直腸を進み、抜き出され、そしてまた奥まで侵入してゆく。
 ただ挿し込めばいいものではないということを、シグフィスはこの3ヶ月に学んでいた。
 ゆっくりとした小刻みなピストン運動を加える事で蕾の入り口を刺激し、愛しく可愛いこの義姉が、ひときわ喜びに涙する事を知ったからである。
「…………んっあっ!……ぁいやっ……いやっ……いやぁっ……あ〜〜〜……」
 人として、女として、決して愛しい人には見せたくないような無様に呆けた快楽の顔のまま、ティファニアは“いやいや”と首を振りたくって啼いた。
 ひしりあげ、泣きむせぶように、搾り出すように、ティファニアは啼いた。
 こればかりは、何度味わっても慣れるという事が無かった。
 むしろ、彼女には身体が“馴染んだ”がために、より的確に快美感を拾い上げて脳へと送り込んでいる気が、した。
「っ〜〜……あ゛っあ゛っあ゛っあ〜〜〜……いっいぐっ……いぐのっいぐっいぐのっ……いぐぅ……いぐうぅ……」
 お尻を嬲られただけで、あっという間に高みに押し上げられ、いつ果てるとも無い絶頂へと達してしまう。
【いいよ?イッていいよ。そうすれば痛くなんかないだろう?】
 頭を優しく撫でられながら乳を弄ばれ、それと同時に直腸内へと肉筒を差し込まれて、そのバイヴのような蠕動運動に身も心も翻弄された時間は、あっという間の出来事のようにも、果てしなく続く煉獄の責め苦のようにも彼女には感じられた。
 やがて、胎内で身じろぎしたことを詫びるかのような、幼体(芋虫)からの精製物の分泌の効果が現れ、激しく揺さぶる快感と押し寄せる幸福感に声も無く身を震わせるティファニアの直腸へ、今度は溢れるほどたっぷりの「シロップ」が、お腹の子の父親(シグフィス)から注がれる。

 子とその父に、同時に犯され、愛され、癒され、そして狂わされているみたいだった。

 二人とも、自分の子供でも、自分の夫でもないのが不思議なくらいだった。
 白濁し、真っ白に焼き付いた意識の中で、ティファニアは滂沱した。
 どうしてシグフィスを「夫」と呼べず、お腹の子を「わが子」と呼べないのか。

 ―――わかっている。

 それは自分が『セグネット』ではなく「人間」であり、“仮母”だからだ。
 シグフィスは昆虫型地球外知的生命体であり、お腹の子は人間の子とは似ても似つかない芋虫の形をした幼体だからだ。

 けれどそれは他ならぬ自分自身が望んだこと。

 それでもいいからと、自分自身が望んだこと。

 愛しい人の愛が欲しかった。
 愛の結晶である赤ちゃんが欲しかった。
 でも、彼と自分では種族が違う。生物としての有りようが違う。
 なぜ神様はこんな気持ちを自分に与えたのか、彼女は神を呪った事もある。
 でも、彼女は自分で選んだのだ。
 愛しい人の愛が手に入れられないのなら、愛しい人との間に赤ちゃんが得られないのなら、せめてお腹を痛めて産んであげることだけが、自分に出来るたった一つの『愛の形』なのだと、そう信じたから。
 そしてそうすることで、愛する人が『愛されて産まれてきた』のだと教えてあげられると、そう信じたから。
 だから。
 快楽の波に翻弄され、呑み込まれ、自分という存在さえも見失いそうになりながら、それでも彼女は。

 幸せだったのだ。

         −おわり−
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