■感想など■

2009年10月25日

[TS]「閉じた世界で生きる意味」〜交配と繁殖〜

■■【3】■■
「んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!んっ!」
 口元を手で覆い、艶声が漏れないように顔を背けているユウを、レッカは面白半分に嬲り、揺らし、そして“いぢめる”。
 無理矢理四つん這いにされたことで、そのどうしようもなく重たい自重によって体の下で砲弾状に垂れ下がった“椰子の実おっぱい”を、レッカに片手で野卑に弄ばれながら、同時に彼に、右手で後から尻肉を分けて股間のモノを好き勝手に弄くられた。
 尻の穴に親指を浅く潜らせたまま、膣内に…火傷しそうなほど熱く火照った身体の胎内に、彼の節くれ立った太い指が二本も侵入し、粘膜に覆われたデリケートな内壁を、何度も何度も擦り上げる。
「ひっ…いっ…ひんっ…」
 “じゅぶじゅぶ”と「男には無い器官」から、まるで愛液を掻き出すかのようにして軽く曲げられ、ゆっくりと出入りを繰り返すレッカの指が、泣き出しそうな声でひしりあげるユウを翻弄した。
「ぐちゃぐちゃに濡れてるじゃねーか。指がふやけちまうぜ」
「…くふぅんっ…ひっ…くぅ…」
 滑らかな額からふっくらと上気した頬へ滲んだ汗が伝い、木目の細かい背中の白い肌がうねる。
 太腿の内側は綺麗なピンク色に染まり、その狭間からは濡れて捩れた陰毛を伝ってポタポタと熱い愛液がベッドへと滴っていた。
「んっ!あっ!…んっ!…んっ…!あっ!んっ!…」
 充血して熱を持ち、硬く勃起した乳首を捻り上げられて、ユウはついに身体を支えていられず両肘を付いてしまう。
 が、ベッドに突っ伏す事は許されなかった。
 “ゆさゆさ”“ぶるぶる”と揺れて、震えて、跳ねて踊る熟れ切った椰子の実おっぱいを掬い上げるようにして、レッカが彼女の身体を支えたからだ。肩も、首も、手首も足首も腰も折れそうに細いのに、こうして彼の大きな手からも零れ落ちてしまいそうになっている豊満な乳房は、ユウの身体の横からすごいヴォリュームではみ出し、汗ばんだ肌でキラキラと光を弾いている。
 そのずっしりとした乳房をレッカは逞しい手で包み込み、女性らしさの象徴のような珠肉のやわらかさ、あたたかさ、まろやかな丸みを心から楽しんだ。
「…んぅぁひっ!…」
 彼の指が、ユウの一番感じる部分を優しく優しく何度も撫でるようにして擦り上げる。
 決して乱暴にはしない。
 時に強くはしても痛くはしない。
 それがレッカの指使いだった。
 膣口から程近い、恥骨の裏側、コリコリとした膣壁の筋肉のうねりを、彼は乳を嬲りながらゆっくりとゆっくりと指で刺激し続けた。
「あっ!っそ…そこだ…めぅあ…」
 自覚も無く腰がうねり、揺れる。
 それは彼の指を拒んでいるのか、それとも“もっともっと”とねだっているのか。

『ああ、こういうことなのか』

 レッカに身体を嬲られながら、ユウは熱く鈍くぼんやりとした意識の片隅で、唐突にそう思った。
 あの、とてもとても美しい北欧系の女性が言った言葉を思い出したのだ。
 彼女は言った。

 ――身体がね、馴染むんだ。

 馴染む。
 溶け合うように、混じり合うように、相手の男の息遣いや、愛撫のタイミングや、声さえもが、身体の様々な部分を刺激し、撫で、嬲って、染み込んでくる。
「よいしょっ…っと」
 掛け声と共にひどく簡単に身を起こされ、ユウはレッカにだっこされるようにベッドへと身を起こした。身を任せたくなんかないのに、身体に力が全く入らず、彼女は彼のするがままに重く揺れ動く熟れた乳房を与え、綺麗なピンク色に染まった太腿を大きく広げてしまう。
 レッカの右手が右乳を揉み立て、“じんじん”と硬く尖った乳首を捻り上げ、そしてするりと太腿に間に滑り込んだ左手が、前からとろとろに濡れた陰核と膣口を“くちゅくちゅ”と粘液性のいやらしい音を立てて弄んだ。それと同時に後から首筋を“べろり”と野卑に嘗め上げられ、軽く甘噛みされ赤く歯跡を付けられる。
 脚の間に男の手がある。
 自分のものではない男の手がある。
 そしてその手が自分の、今まで有ったものが無く、無かったものが存在している部分を丹念に弄られる。
 その感覚に、ユウは涙した。
「ぁ…ああっ!…ああっ〜ぁあ〜〜ぁ〜〜ぁ〜…!…」
 消え行くような、泣き咽ぶような声でユウは“いやいや”と首を振った。
 悦んでいる。
 身体が、悦びの声を上げている。
 悦びの涙を流している。
 相手は“自分と同じ”男なのに。
 自分は今、男に抱かれているというのに。
 “女の悦び”に、熱く火照った全身が涙を流して悦んでいる…。
「あっ…あっ…あっ…あひっ…あっ…ぅあっ…」
 コンドームの中に粘性の高いジェルをたっぷり詰めたような質感と、やわらかくずしりとした量感を感じさせる椰子の実のようなおっぱいが、レッカの思うままに自由に姿を変える。
 そして彼にはそれをひどく面白がっている節があった。
「ユウ、オマエ、孕むのは何度目だっけ?」
「…ぁっ…んっ…な、なに…?…」
「妊娠するの、何度目だって聞いたんだ」
「ばっ…ばか…まだ…一度も……きの…いった…だろ?…んぅううううううっ〜〜〜っ!!」
 “ぶじゅるっ”と、二本の指が根元まで蜜液にぬかるんだ膣内に挿し込まれ、“ぐちゅぐちゅ”と湿った音を盛大に立ててバタ足のように交互に動かされると、ユウは押し寄せる激しい快楽と羞恥に、頭が真っ白になった気がした。
 本当に意識が一瞬“跳んだ”のだ。
 “びくびく”と全身が震え、ほっそりとした足首に繋がる、長く美しい形の両脚が跳ねた。
「へぇ…初モノかよ」
「…ちょ…せぇい…はぁ…うけぇ…たぁ…」
「“調整”?…“調教”だろう?」
 レッカの口調は、明らかに面白がっていた。

 “男性”から“女性”へと変態させられた者は、凍結解除される数日前から変態処理と同時に“管理者”の設定に添って脳に手が加えられる。
 特殊性癖で無い限り、本来ならば同性である男性に対して当然抱くであろう“性的接触する事に対する精神抵抗”を減らし、そして受胎への生理的嫌悪を封じて妊娠・出産をよりスムーズに行う事が出来るようにするのである。
 また、子供を出産するまで、“彼女”達はパートナーとなった特定男性からの接触に対し過敏に反応し、性的快感を過剰に受けるようにも“調整”される。その感度は男性との接触を重ねる度に飛躍的に増してゆき、性交の必要の無くなった妊娠中でさえ、パートナーからの口付けや軽い愛撫――乳房や性器を撫でられたり、吸われたり、嘗められたりは言うに及ばず、髪を軽く撫でられるだけでもゆるやかなエクスタシーを感じるようになり、やがてはパートナーの声や体臭、視線を感じるだけで脳内麻薬が大量分泌されオルガスムス(orgasumus)に達するようになるのである。
 しかもその進行は、あの“薬”によって急速に進んでゆく。
 いかに元男であっても、やがてほとんどの女性が“役目”たる3日間の最終日には、自分から相手を求め、悦んで腰を振るようになるのが通例だった。
 それはきっと、ユウでさえ例外ではないに違いない。
 そして、やがて妊娠し3ヶ月を過ぎる頃には、いつでもどこでも、フェラチオや、パートナーの肛門を嘗めるエイナリンガス(analingus)なども何の抵抗もなく…むしろ深い満足感や充足感を伴った喜悦を持って行えるようになり、彼から与えられるものであればそれが何であろうとも陶酔の中で甘受し、簡単にオルガスムスへと登りつめるようになるのだ。
 彼の唾液や精液を口に含み舌に感じるだけで身体が震え、彼の愛撫だけで絶頂を迎える…。
 それは、遺伝的に優良とされたパートナーとの間に、より多くの子供を自然状態で自発的に、積極的に、ストレス無く作る事が出来るように施される“生体改造”であった。

 “管理者”はそれを“調整”と呼ぶのだが、一部の人類はそれを“調教”という言葉を自嘲気味に使用する。
 人類という、“第63島銀河の知的生命原種保護法”によって種族管理統治される種を、適正文明を築けるくらいにまで増やすために創り出された“システムのための一環”という題目はあるが、要約すれば“優良血統の『繁殖』のための交配に必要な調教”というのとなんら変わりはしないからだ。
 レッカが口にしたのは、そういう意味なのである。
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