■感想など■

2009年10月26日

[TS]「閉じた世界で生きる意味」〜交配と繁殖〜

■■【4】■■
 すでに、人類には「人権」というものは存在しない。
 “管理者”によって生殺与奪権は握られ、減れば増やされ、増えれば間引きされる。

 ――かつて、人類が希少な野生動物たちに対してそうしたように。

 数十年前、あの夏の日の『侵略』の際、“管理者”が全世界規模で使用した“ヒトゲノムの性染色体のみに影響を及ぼすウィルス”によって、世界中のXX染色体を持つ個体―つまり「女性」が数百人を残し、悉(ことごと)く命を落とした。
 しかしその結果は“管理者”にとっても誤算であったらしく、“ヤツら”は慌てて残存した人類を隔離された地下に“代謝凍結”し、一部の人類を地球上に点在する10箇所の、コロニーと呼ばれる無菌居住区(人類にとって害となるウィルス類が極限まで減滅された保護ドーム)に集めた。
 そして現在、今度は広域銀河にとって有用な文明を築けるまで『繁殖』させようとしているのである。

 “知的生命原種保護法”という、宇宙規模の『野生動物保護法』によって。

「さて…と、そろそろか」
「…ふぅえ…あ?…」
 再び四つん這いにされ、そのままバックで腰を両手でしっかりと掴まれて、ユウはレッカに身体の奥深くまで一気に…だがゆっくりと男根を挿入された。
 彼女の尻肉の狭間にある濡れた唇が、ゴムのような感触の亀頭を感じてすぐの事だった。
 とろとろにとろけ、たっぷりといやらしい淫蜜を垂れ流した膣穴は、彼の逞しい激情を根元まで“ぬるるるるっ…”と余すところなく呑み込んでゆく。
「ぅっんっ―ぅくぅふぁあ〜〜…」
 淫部に満ちた男根は、熱く、太く、“ビクビク”と脈動して、括約筋の弛緩した膣口の入口をいっぱいに広げていた。
 あっけないほど簡単に男根の全てが尻肉の狭間に消えたものの、柔軟性に富んだ膣壁は、その凶悪な肉棘の表面に浮かんだ血管の凹凸まで克明に捉えている。
「ふうっ……入ったぞ…」
 彼の陰毛がユウの尻肉の狭間を撫で、“ひくひく”と蠢く肛門を撫でる。
 膣内の、充血した壁面を海綿体のカタマリがみっちりと押し広げていた。
「……ぅふぇっ…えぇ…」
 その、気が遠くなるほどのあまりの気持ち良さに、ユウはシミ1つ無い真っ白な背中を強張らせ、そしてすぐに全身を弛緩させた。
「んっうっ…はぁああ〜〜〜…」
 思わず声が漏れ、それが温かいお湯に全身を浸したときのような、非常にリラックスした時の悦びの吐息に似ている事に気付き、ユウは“ぼっ”と一気に可愛らしい耳たぶや汗の滲んだ首筋までを赤く染めた。
「なんだよ…もうチンポ突っ込まれただけでイったのか?」
「ち…ちがっ…」
 慌てて否定しようとするユウを、レッカは腰を揺すりたて膣内を縦横に刺激しながらゲラゲラと笑った。
 そして、手を伸ばしてユウの身体の下にぶら下がり“ゆさゆさ”“たぷたぷ”と揺れ動くずっしりと重たいおっぱいを、まるで酪農の乳牛の乳房にするように“ぴしゃり”と叩き、男根と女陰の接合部を親指でなぞる。
「いいさ。これからもっともっとどんどんオマエのここに“オレ”を覚え込ませてやるよ。自分からオレを求めて泣くくらいな」
 そうニヤニヤと笑いながら“きゅっ”と収縮を繰り返すココア色をした可愛らしい後の窄まりを眺めた。
「そんな…ことぅはっんっ!」
 レッカが“ずにゅっ”と、一旦カリの部分まで引き出した男根を再び根元まで挿し入れると、ユウは美しい稜線を描く顎を反らせ、身を震わせた。言葉では否定していても、彼のモノを咥え込んで“ぐにぐに”と蠕動し、奥へ奥へと誘う込むような動きをする膣穴が、それを全て裏切っている。
「今日もたっぷり注いでやるよ。オマエの膣も子宮も、オレの精液でどろどろにしてやる」
「…あぁ…やだ…やだぁ…」

 ――身体の中を、男の精液が汚す。

 それは身の毛がよだつほどの嫌悪感と、それと相反する、それ以上の甘美感をユウに与えた。
 その全く異なる感情に彼女は混乱し、“いやいや”と首を振りながら腰をくねらせる。
 打ち付ける彼の腰が、豊かでありながら引き締まった柔尻にぶつかり“ぺちぺち”と肉打つ音を立てるのが、たまらなく恥ずかしいのだ。
 身体の中でみっちりと詰まり、膣壁を擦り上げる肉棒を驚くほど鮮明に感じてしまうのが、たまらなく恥ずかしいのだ。
 そして、恥ずかしいと思いながらも“もっと深く、もっと激しく”と請うような腰の動きを止める事が出来ない自分が、一番恥ずかしかった。
 それは男だった頃の記憶から生まれる、男としてのプライドを削ぎ、砕き、少しずつ少しずつ…だが確実に風化させてゆくようだった。
「おら『もっと』って言えよ。言えばもっとしてやる。ちゃんと孕ませてやる」
「ぁあっ!ああっ!!ああぁ〜〜〜…」
 豊満な尻肉の中を“ぬるぬる”と行き来する剛直な肉棒が、凶悪な硬さで今にも熱いシロップを噴出しそうに猛っている。
 それがハッキリとわかるから、ユウはベッドのマットに爪を立てていやいやと首を振った。
 膣内にたっぷりと射精される喜びを、子宮をいっぱいに精子で満たされる悦びを、ユウはいやがうえにも自覚させられてしまったからだ。
「妊娠させてやる。オレの子を。オレの精子で」
「いやっ…いやぁあだぁ〜…」
 悦びながら、悲しみながら、恐れながら、泣きながらレッカに責められ続けるユウの、重力に引かれて下方に垂れる“ずしり”とした重さの椰子の実おっぱいが、後から突かれる度に“ゆっさゆっさ”と面白いほど盛大に揺れる。
 その揺れの与える痛みさえもが、今のユウの全身には甘美な刺激となって走り抜けるのだ。

 ――満たされる。

 レッカの男根で、自分の身体の足りない部分が満たされる。
 それどころか、身体の中全部が彼の男根でいっぱいになってしまったような感じさえした。
 それはなんと魅力的で、そしておぞましい想像だろうか。
「いつも思うけどよ…オマエが前は男だったってこと、忘れちまいそうだぜ」
「あひんっ…ふうっ…ぁあっひっく…」
「もうオレの言うことも聞こえねーか?」
 “ぼぶっ”“ぶりゅっ”“ぶちゅっ”と、濡らした布を詰めた瓶に棒を突っ込んだ時のような、湿った濁音が二人の繋がった部分から聞こえてくる。レッカはユウを貫きながら圧し掛かり、右手で掌にとても収まりきらない“ずしり”と重たくやわらかいおっぱいを揉み立て、左手を前から回して彼女の包皮に包まれたクリトリスを中指で“くにくに”と捏ねた。
「うあ〜…ぁあっ…ぁあ〜〜ぁ〜…」
 強過ぎる刺激は痛みにも似た感覚をユウにもたらしたが、それよりもその刺激によって自分の意思とは無関係に括約筋が収縮し、そのために膣内を進退する太い肉幹の動きを膣口周辺でより鮮明に意識する事が出来た。
 狭い淫口を強引にくぐり、広げ、蹂躙する肉の槍が、身体の奥深くを何度も突き、責め立てる。
 それは今まで感じたことも無いほどの、強く、激しく、たまらない充足感と幸福感をもたらす「女だけの快感」だった。
「ってゆーか、もう本物の女だよな。オマエ」
 乱れ、ベッドを掻き毟り、髪を振り乱しながら白い尻を振りたくるユウを、レッカは満足げに見下ろした。
 首筋から肩甲骨、背骨の凹凸や腰から豊かな尻肉の線まで、全てがユウを極上の「女」だと示している。
 そしてその『極上の女』は、今は『レッカだけの女』でもあるのだ。
『オレの女…か…』
 彼は、“本物の女性”など、もう何年も見ていない。
 生まれてからずっと、一度も実際にお目にかかった事など無い男がいる現在、彼はまだマシな方かもしれないが、それでも代謝凍結される数十年前に数回だけ抱いた事のある「本物の女性」がどうだったか、彼だとてもうハッキリと覚えていなかったから、似たようなものかもしれない。
 それにしても…と、レッカは思う。
 ユウの肉体は、レッカにとって『最高』だった。
 何もかもが自分の好みであり、何もかもが自分のためだけに存在しているように感じた。
 その想いが、昨日よりもずっと強くなっている。
「オマエはオレのモノだ」
 耳元でわざと声を低くして囁いてやると、ユウの膣口は“きゅうううぅ”とレッカの男根をキツく締め付けた。
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