■感想など■

2009年11月17日

[二次] うる星やつら 「受胎」〜忌む子の母なりしは〜

■■【6】■■
 キャビンには沈黙が満ちていた。面堂は青ざめ、しのぶは自らの体を両手で抱いて、涙のいっぱいに溜まった瞳で床を睨み付けている。テーブルの上の受信機からは、今もラムの艶声が漏れ、それは三人の心を冷やし、苦しめているのだ。
「繰り返し……」
 つばを飲み込み、しゃくりあげるのを我慢して、しのぶはようやくそれだけを呟いた。生物兵器の繁殖の苗床になるために何匹もの“それ”に犯され、孕まされる。そしてそれはただ一度ではなく、何度も何度も繰り返し行われるのだ。
 もしそれが彼女だったなら、もし正気であったなら、きっと狂ってしまうかもしれない。
 いや、狂ってしまう。
「じゃ…じゃあ…やがて死……」
「死にはせん。いや、死ねん。さっきの生命ビーコン見たやろ?生かさず殺さず…寝床にした女からは…幼生体のエサをとらなあかんからな…舌を噛む事も毒を飲む事も…出来んやろな」
「エサ…?」
 エサとは何だ?
 まさか、身体の一部を少しづつ食うとでも……………?!
 終太郎は自分の考えに身震いした。生きながら食われる。それは、生物の最も迎えたくない死に方ではないか?
 だが、テンは「生かさず殺さず」と言った。
 だとしたら…?
 次にテンが口にしたのは、終太郎には予想もつかない答えだった。
「……排泄物や…」
「排泄物!?」
「もともと『ディパ』は鬼族の屎尿処理用の生物なんや」


 ラムの尿道口に、より細い管が差し込まれた。それは柔軟性に富み、内壁を傷つける事無く膀胱まで到達する。そこで管は小刻みに震え、ラムは涙を流して悦びに震えた。
 そこを、今度は別の管が陰核を強く撫でる。
 そしてそれと同時に、尿管の中の管が、勢い良く引き抜かれた。
「ふあああああ……」
 気の抜けた声を上げ、痴呆のように涎を垂らして、ラムはしゃあああああーーーーーと勢い良く失禁した。

ヂィッ!ヂィッ!ヂィッ!

 幼虫達が一斉に半身をもたげ、びちびちと床で刎ねて降り注ぐ尿を、歓喜するかのように鳴きながら浴びた。
「ひあっ…?………あひぃっ……」
 幼虫達の鳴き声に喚起されたかのように、群れの中からもう一匹のディパが歩み寄る。彼の腹腔から伸びた触手は、ラムの尻を探った。そうして、そこにもう一つの穴を見つけると、その周りを撫で擦り始める。
「ふあっ…ふあぁぁ…」
 知性の欠如した表情は、ラムをただの阿呆に見せる。気持ち良さそうに笑みを浮かべ、涎と鼻水と涙を垂れ流しているのが、かつて大学で全生徒の憧れの的だった女性だと、誰が思うだろう。

つぷっ…

 触手はいとも容易く肛門に潜り込んだ。そのままずるずると直腸中に入り込み、やがて不意に、今までの数倍の太さに膨れ上がる。ラムの括約筋はその膨張に抗しきれずに、彼女は尻の穴をいっぱいに押し広げられて首を振りたくって啼いた。
 その管の中を、じゅるじゅると液化した茶色いものが吸い上げられて行く。
「あ…はぁ…あっ…あっ…あっ…あっ…」
 彼女の顔には、ただ、快美感に身を委ねるオンナの姿だけがある。
 ラムは、ディパに直腸内の大便を吸い上げられながら、確かに感じていたのだ。


「ひどい……」
「三時間に一度……」
「明日の正午まであと十五時間…多くて…五回…やな」
 ぎり…と握り締めたテンの手から、血がしたたる。爪が皮膚を破ってしまったのだろう。
 だが、痛みは麻痺し、ただそこには怒りだけがあった。
「何て事……」
 しのぶはただ震え、口元を覆って鳴咽した。その彼女の肩を抱き、引き寄せて、終太郎は怒りを押し殺した声で呟く。
「明日は……盛大な害虫駆除になりそうだな…」
 その目は、かつて無いほどの凶悪な光が宿っている。そしてそれは、扉の向こうの暗闇で、一部始終を聞いていたもう一つの影も同じであった。
「……ラム……」
 あたるは声に出す事無く、唇で彼女の名を呼び、そして…………………。


 陵辱は続く。
 助けはまだ来ない。
 遠い記憶は薄れゆき、時の感覚さえ無かった。
「あああああああ…!!!」
 ラムは、涙と涎でぐちゃぐちゃに濡れた顔に、歓喜の表情を浮かべ、暗闇で一人悦びに身を震わせている…。

 ■ 『受胎』 終 ■


■1999/11/19 12:21 校了
■2009/11/12 推力全開アップ開始
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