■感想など■

2009年11月24日

[TS]「彼氏彼女の情事の事情」〜俺達の初体験〜

■■【7】■■
 なんだかもう、色々なものを「奪われてしまった」気分でいっぱいだった。
 背が高くて、可愛くて、スタイル良いのにおっぱいがスゴくでかくて、エロいけど自分以外には簡単に気を許さない女。
 だけど自分には文字通り身体も心もあらん限り尽くしてくれる女。
 最高じゃないか。

 でもそいつは、ついこの間まで「男」だった女だ。

 小さい頃からの幼馴染みで、地元の少年サッカーチームでペアを組む前からの付き合いだ。
 ちょっとした視線や呼吸で相手が何を考えているか、何を求めているか、手に取るようにわかる。
 世の恋人同士でもこうは行かない。
 野球では長年連れ添ったバッテリーのキャッチャーを「女房役」などと言うが、篤志にとっては智樹がまさしく女房役だった。
 他のチームメイトでは困難な状況でも智樹と一緒なら切り抜けられた。智樹は篤志の呼吸を読み、篤志が望む最高の位置にパスを通す。篤志は智樹が自分の最も受けやすい位置にパスを通すと信じて疑わず、なんとしてもルートを確保し、その地点を目指す。二人で入れた得点は数えきれず、また二人が演じるストライカーとハードワーカーは状況によってめまぐるしく入れ替わった。そしてまた、篤志はパワーと度胸でチームを引っ張り、智樹は緻密な計算とテクニックで篤志をフォローした。
 それを最高のコンビと言わずなんとしよう。
 そんな関係だったのだ。

 それが「女になりました」「はいそうですか」と切り替えられるものか。

 ……なのに。

 つまるところ恋というのは、思考と記憶と快楽中枢との回路の連結に他ならない。
 「好ましい」と感じる相手に対して、過去に出会った人間と照らし合わせ、対象が自分にとって気持良い相手かを知った時、その快楽を与えてくれる対象に執着するようになる。
 それが恋だ。
 智樹は恋をしている。
 それはどうも事実のようだった。
 しかも生半可の恋じゃない。
 身も心も溺れ、全てを捧げ全てを受け入れるイキオイで篤志を求めるような、そんな恋だった。

「アッくん?」
 ぼんやりとしていた篤志は、自分の股間の前に跪き、射精して若干しんなりとした分身をまだ嘗めている智樹を見下ろした。
 その光景は、凄まじくエロい。
 正直、射精したばかりの分身はひどく敏感になっているから、出来るだけ触らないでいてくれると助かるのだが、そんな想いすら吹き飛びそうなエロさだった。
 射精したばかりだというのに、再び下半身への血流を感じてしまう。
 智樹を見下ろしている事で、三角布を外したセーラー服の胸元が彼から奈落に落ち込むような深いクレヴァスを形成していた。
 そこにはチラリと、スカイブルーのブラが可憐なフリルが覗いている。
『こんな、可愛い……ちくしょう……』
 何に対しての憤りなのか。
 それも自覚出来ないまま、篤志は智樹の胸元に手を伸ばした。
「……ぁ……」
 智樹が、篤志の意図を不意に理解して小さく声を上げ、頬を赤らめた。
 自分から積極的にアプローチするのは平気なのに、立場が逆転した途端、激しい羞恥を感じてしまった。
 篤志には、そうとしか思えない。
 そうしてそれが篤志の目には、たまらない可愛らしさとして映ってしまったのだった。

 ――そうか、積極的になれば、こういう可愛らしいところをもっと見せてくれるのか。

 言葉にすればたぶんそんな感じの想いが、篤志の胸を苦しいほどに満たした。

 やばい。

 理性の片隅で別の自分が声を上げる。

 やめろ。
 戻れなくなるぞ。

 そうも聞こえた。
「アッくん……んっ……」
 ゆっくりと篤志の手が伸び、人差し指がセーラー服の胸元に忍び込む。
 彼が“そうしやすい”ように、智樹が身を起こして精一杯胸を逸らし、彼に“捧げ”ると、汗ばんだ左乳房とブラの間に、男の子の太くて骨ばった人差し指がするりと、滑り込んだ。
「……ッ……」
 篤志の荒れた指先の皮膚が、ぷくっとパンケーキみたいに膨らんだ乳暈を擦る。
 指先はすぐに硬くなった“ピンクの先っちょ”に到達して“くりっ”と転がした。
「ぅんっ……」
 智樹は反射的に“きゅんっ”と首を竦め、手の中のものを“ぎゅっ”と握り締めた。
「いだだだだだだだだっ!!!」
「あっ!ご、ごめんっ!!」
 思わず、手にしていた篤志の分身を開放し、それからすぐに再びやわらかく握り直す。
「ちょ……おまっ……」
 智樹の中では、分身から手を離すという選択肢は無いらしい。
「だってア、アッくんが急にするから……」
 折れるかと思った。
 篤志は海綿体も無理な力が加わると「骨折」してしまうことを知っている。
 これは医学的にも呼称されていることだ。
 もう、どうでもいいことだけど。
「俺のせいかよ」
「そうだよ」
「さよけ」
 拗ねたような……いや、思い切り拗ねた感じに唇を突き出し、上目遣いに睨んでくる智樹の目が、ひどく甘く濡れていることに篤志は気付いていた。
「……っ……んんっ……アッく……ん……」
 “ふにょふにょ”と悪魔的なやわらかさの乳房を感じながら、硬く尖った乳首を“くりゅくりゅ”と転がすと、智樹はその感覚を余すところ無く捉えようとでもするかのように目を瞑り、篤志のするままに身を委ねる。

『それに体だってスゴイよ? おっぱいなんか手に余るし、白いしやーらかいし先っちょピンクだし。嘗めたり吸ったりしたらチョーキモチイイと思う』

 智樹の言った通りだった。
 視覚的なヴォリューム感は、学校の女子なんかメじゃない。
 なんだこの巨大感は。
 それに肌は白いし、やーらかいし、先っちょはピンクだし。
 きっと、嘗めたり吸ったりしたら「チョーキモチイイ」のは、事実で確実で真実なのだろう。
 うっとりととろけた顔で身を任せている智樹は、唇がうっすらと開いてまるでキスを請うているようで、むちゃくちゃエロい。
 鼻腔が少し膨らんで「んふ……んふっ……」とひそやかな鼻息が聞こえているのも、扇情的だった。
「……ぁ……」
 篤志は“ぐいっ”と強引に手の平を左のおっぱいとブラの間に深く挿し入れ、掬い上げるようにしてたっぷりとした重量感の柔肉を引っ張り出した。
 智樹が少しだけ痛そうに眉を顰めたが、構わなかった。
 ずしりとした重みと、もったりとしたやわらかさ、それに手に吸い付くようなしっとりとした質感に手が震えた。
 汗ばんで“ぶりゅん”とまろび出た乳肉が、工事現場の片隅の、うず高く積まれた資材の影で「揉んで」「ぺろぺろして」「ちゅーちゅーして」「ぺちゃぺちゃして」と訴えている。
「智樹……」
 眼下の少女の顔は汗ばんで赤らみ、浅く早い呼吸を繰り返している。
 智樹は気付いている。
 篤志が、自分の乳房を「いま」「ここで」「すぐにでも」「嘗め」「しゃぶり」「吸い付き」「味わいつくしたい」と願っていることに。
「僕はアッくんのモノだよ? アッくんの女なんだよ? アッくんがいつでもどこでも好きな時に好きなようにして、いいんだよ?」
 プールの更衣室で言った言葉を唇にのせ、智樹は篤志の理性をとろかしてゆく。
 左の乳房を掴んだ手に、智樹の鼓動の高鳴りや早さがダイレクトに伝わってくる。
 智樹も興奮している。
 俺を求めて体を熱くしている。
 篤志はそう思った途端、愚直なほど正直な分身が、再び硬く張り詰めて立ち上がり、そして自分がもう“どうしようもないところ”まで来てしまったことを知った。
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