■感想など■

2009年11月27日

[TS]「彼氏彼女の情事の事情」〜俺達の初体験〜

■■【10】■■
「前にアッくん、知りたがってたでしょ?」
 頭がくらくらした。
 智樹が何を言いたいのかさっぱりわからなかった。
「……な……何、を?」
「必要最大限の誘惑」

 これか。

 これがそうか。

 篤志はまるで乙女のように翻弄され、感情の高ぶりが目尻に涙を宿らせたのを知った。
 唇を奪われ舌を嬲られ吐息を堪能されて、まるで女の子のように身を震わせている。
「あっ……トモッばかおまえ」
 智樹の右手がするすると蛇のように篤志の体を滑っていき、すっかり固く屹立してしまった元気過ぎる分身に到達して、短パンの上から愛おしそうに撫でた。
「熱い……」
「熱いじゃねぇ!さわっさわるなっ」
 智樹に、「犯される」。
 勘弁してくれ。
 どういうことだよコレは。
「ト、トモ……ちょ……」
「アッくんが好き……好き……好き……好き好きアッくん好き好き……アッくんすぅきぃ……」
 語尾にピンク色のハートマークがバッチリついてきているような、そんな甘ったるい声だった。
 「好き」を繰り返しながら“ちゅっちゅっちゅっちゅっ”と、頬と言わず額と言わず顎と言わず、所構わず智樹がキスの雨を降らせる。
 顎を過ぎると首筋、耳元を遊ぶ。
 “んふっ”“はふっ”“はぁん”と、熱くて甘くて“むずむず”するような、濃密なオンナの吐息が耳に吹き掛けられた。
 そうしながら“なでなで”“やわやわ”と分身を撫でて揉むのだ。
「ちょっ……ちょっと待てっ」
「待たない」
「待て!」
「まーたーなーいー」
 くねくねと体の上でくねる豊満な熱いカラダ。
 甘ったるい匂い。
 とろとろにとろけた眼差しと声。
 布地越しに“なでなで”“すりすり”と動き回る細い指。
 これで反応するなという方が無理だった。
「まっ……待てっ!!待て待て待て待て待て待てーーーっ……あっ……」

 ――限界だった。

 どうしようもなかった。
 健康で敏感で繊細な高校生男子には、あまりにも刺激が強過ぎた。
 こればっかりは、何人女の子を関係を持とうが、どうしようもない。
 篤志の股間で“びくっびくっびくっ”と分身が跳ねる。
 パンツの中で放出された精が、下腹部にとろとろと溜まる感触がした。
「ぅあ……」
「アッくん………………出ちゃった、の?」

 答えられなかった。

 穢された気がした。

 侵された気がした。

 心の奥の、何か大事なものを失くしてしまった気がした。
 ここが寒風吹きすさぶ日本海なら「ばっかやろー!」と涙ながらに叫んでいるところだ。
 実際、心は折れかけていた。
 キスされて触られただけでイッてしまうなんて、正直、篤志は自分の体が信じられなかった。
 他の女にされたって、一度としてそんな事なかったのに。
「大丈夫。大丈夫だよ?」
「何がだいじょう」
 再び唇が奪われ、口内が蹂躙される。
 唾液が啜られ、唾液を流し込まれる。
 歯茎も歯の裏も舌先も、たっぷりと智樹の舌が嬲っていく。
 頭の芯が“ぼうっ”として、起き上がりかけた篤志が再び“くたぁ”と床に押し倒される。
 その間に智樹の右手が短パンとパンツの中へと魔法のように“するっ”と入り込み、射精して半分“しんなり”とした“べとべと”に濡れる分身に躊躇いも無く触れた。
「ぬるぬる……」
 ぼんやりとした篤志に、智樹がものすごく嬉しそうな顔で“にんまり”と笑った。
 右手を引き抜き、手にべっとりと付着した精液を“ぺろぺろ”と嘗める。
 それは、前脚に付いた獲物の血を嘗める猫科肉食獣そのものに見えた。
「きれいにしてあげる」
 「何を?」と聞く前に、両手でパンツを下ろされていた。
 短パンごとだ。
 「やめろ」と言う間も無かった。
 射精してもなお半立ちに頭をもたげている分身が、パンツの端に引っかかって「ぶるん」と飛び出した。
「ぅはん……すごい……匂い……」
 もあっと立ち昇るすえた匂いを、まるで熟成されたチーズの香りを堪能するかのようにうっとりと嬉しそうに嗅ぐ美少女は、間違いなく変態だ。
 そう篤志は思った。
 智樹は工事現場でそうしたように、篤志の分身に顔を近付けるとまずは“すんすん”と匂いを嗅ぎ、すぐに今度は“すううぅぅぅ…”と胸一杯にその匂いを吸い込んだ。その顔に浮かぶのは満面の笑みだ。心から幸せそうで恍惚感に溢れている。それは、見ている者まで幸せにしそうなくらいの笑みだった。
「たまらない……おいしそう……涎が出てくるよぉ……」

 ――お、おいしそう!?

 食うのか?
 食われるのか俺は?
 篤志が思わず“ぎょっ”として目を剥いてしまうほど、篤志の声が“じゅるじゅる”と湿っていた。
 涎が垂れそうになるほど口の中に唾液が溢れているのは、本当のようだった。
「あぁん……もったいない……」
 “ぺちゃぺちゃ”と、分身や下腹、陰毛の茂みに垂れ落ちた精液を、智樹が嘗め取っていく。
 それはまさに皿からこぼれた御馳走のミルクを嘗め取る猫の所作だった。
 分身をソフトクリームに見立てたかのように、根元から亀頭まで舌を大きく出して嘗めていく。
 生温かい湿った舌が分身に絡まり、ねっとりと唾液が塗り付けられていく。
 下腹の茂みに付着した“ぷるぷる”とまるでゼリーみたいなカタマリの精液を、智樹は舌で掬うようにして嘗め取る。
 そうして噛めば“ぷちぷち”と音がしそうな精液ゼリーを口内で“くちゅくちゅ”と転がし、その味覚と触覚をたっぷりと堪能してから“ごくり”と嚥下した。
「んふっ……すっごく……濃い……」
 その表情の、なんとエロいことか。顔が紅潮し汗ばんで、目が薄い膜が張ったように潤んで揺れている。コスプレチャイナの内側から“どかん”とブチ破って飛び出しそうな爆弾おっぱいの先端では、こりこりとした乳首が硬く勃起して篤志の剥き出しの太腿を刺激していた。智樹の四つん這いの尻がゆらゆらと揺れているのは、太腿を擦り合わせているからか。今の智樹のあそこは、それはもう“ものすごいこと”になっているに違いなかった。きっと“ぬるぬる”で“とろとろ”で“くちゅくちゅ”だ。
 そんな尻を玄関のドアに向けて、智樹は篤志にのしかかって彼の分身を嘗めしゃぶっているのだ。
 今、もし玄関を開けて母親が帰ってきたら、全てが終わってしまう気がする。
 篤志はそう考えて、背筋を冷たい汗が伝うのを感じる。
 いや、まだ母親ならいい。
 さっき自分はドアの鍵をロックしたか? チェーンをかけたか?
 そう思いながら篤志がドアを見れば、案の定、施錠もしてなければチェーンもかけていなかった。

 ――やばい。

 もし何かの拍子でN○Kの集金とか新聞屋とか、近所のオバサンがやってきたら――。
「ト、トモ、わかったから! な? な? 俺の部屋に行こうぜ? な?」
 “ぺちゃぺちゃ”“ちゅるちゅる”“くぽくぽ”と、分身を一心に嘗めたり吸ったり咥えたりしている智樹に、篤志は理性を総動員して声を掛けた。
 それも、一度射精して少し頭のモヤが晴れたから出来た事だ。
 さっきまで、まるで出来なかった。
「やーだ」
 だが、そう言って智樹は再び「ぱくっ」と分身を咥え、口内で“ちゅくちゅく”と舌を絡ませた。
「ちょっ――うひ」

 やばい。

 マジでやばい。

 声が出た。

 半立ちだった分身が“ムクムク”と身をもたげ、硬度を増すのがわかった。
『なんでこいつ、こんなに上手いんだ!?』
 今まで付き合って肉体関係になった女達でも、ここまで上手くはなかった。
 弱いところを的確についてくるのは、智樹が元は男だったからだろうか?
「わ、わかった!! わかったからっ!!!」
 まさしく耽溺といった風に自分の分身を愛おしそうに嘗めしゃぶる幼馴染みへ、篤志は悲鳴じみた声を上げた。
「何がわかったの?」
 “ちゅるん”と哀れな篤志の分身を開放し、唾液やらなんやらで“ぬらぬら”“てらてら”と濡れ光るそれを右手で“やわやわ”と揉みながら、智樹は面白そうに微笑んだ。
 ……が、目が笑っていない。
“僕の楽しい時間を誤魔化して奪おうなんてしたら、ただじゃおかないから”
 そう言ってる気がした。
「ね。何がわかったの?」
「ぅおひ」
 なおも言いながら智樹は“にゅるにゅる”と分身を扱き始める。
「待てっつってんだ!!」
「きゃひんっ」
 篤志は頭にきて、コスプレチャイナを主張激しく内側から押し上げるおっぱいの先端を、親指と人差し指で“きゅむっ”と摘み、捻り上げた。
「待て。トモ。な?」
 “くにくに”と乳首を捻りながら噛んで含めるように忍耐強く言うと、智樹はようやく分身から手を離した。
「んひぅ……ぅ……ぁあんっ……」
 そうして目を瞑って首を竦めながら、笑み歪めた口から艶っぽくてひどく熱い吐息を吐き出す。

 ――いかん。逆効果だ。

 “とろん”とした瞳が「もっとして」と訴えていた。
 こうなったら仕方ない。
 いやもう本当に甚だ不本意ではあるが仕方が無い。
 篤志はそう自分を納得させ、のしかかっていた智樹を体からなかば強引に“ころん”と転がして、今度は自分が上になった。
 そうして智樹の両脚を開かせて間に割って入り、前垂れのようなチャイナを“ぺろん”と捲り上げる。
「いやん」
「いやん、じゃねぇ」
 案の定、智樹はノーパンだった。
『うわ……』
 思わず心の中で嘆息する。

 ――すごい状態だ。

 “ぬるぬる”で“とろとろ”で“くちゅくちゅ”で、とにかくものすごい大洪水だった。
 大陰唇も小陰唇もすっかり充血して“くぱあっ”と開いていたし、キレイに処理された茂みも蜜を吸って下腹にしっとりと張り付いている。クリトリスが包皮からちょこんと顔を出している時点で、どこをどう見ても『準備万端いつでもOKカモンベイベ』な感じだ。そんな智樹の開かれた股間から“むんっ”としたオンナの“性臭”が立ち昇り、篤志の頭が一瞬“くらっ”とする。それは濃密な、質量さえ感じさせる暴力的なフェロモンのカタマリだと思えた。
 白い太腿の内側にまで幾筋も垂れ落ちた跡がある事に気付き、下を見れば、玄関先の廊下にはポツポツとあちこちに水滴が散在していた。
「犬のヨダレみてーだな……」
「いやん」
「だから“いやん”じゃねぇ」
 その溢れかえったフェロモン洪水大災害の中心に、篤志はナマの分身をあてがって“ぬるぬる”“ぬちょぬちょ”と濡れそぼった陰唇を捏ねてみせた。
「あぁんっ……あっ…あっ…あっ…あっ……あぁ〜〜〜……入れてぇ……入れてアッくぅん……」
 それを敏感に感じ取り、即座に智樹が“くねくね”と腰をくねらせる。
 陰唇の内側が“ぬらり”とし、その下の楚々とした慎ましいエイナス(アヌス)までもが“きゅきゅ”とすぼまった。
 パッツンパッツンなチャイナの胸元では迫力ある超重量級の特大椰子の実爆弾おっぱいが、体をくねらせた拍子に“たっぷんたっぷん”と面白いように踊り跳ねている。
 男としては、眩暈するほどのエロティックな光景だ。
 しかも“くちゃくちゃ”とした陰唇と、“こりこり”としたクリトリスが犯罪的にキモチイイ。
 思わず喉が鳴り、篤志はそれを誤魔化すため、ことさらにしかめつらしい顔で智樹を見下ろした。
「入れて欲しいか?」
「入れて欲しいっ! 入れて欲しいよぉっ!! アッくんのちんちん欲しいっ……中に入れて! ずぼずぼって入れて! アッくんのおっきくてかたぁいちんちん」
「や、やかましいわっ!!」
 問いに対して、はしたなく破廉恥に卑猥な言葉を大きな声で訴える智樹の口を、篤志は慌てて塞いだ。
 こんな所で大声出されて、外にまで漏れ聞こえてしまっては、いくらなんでも全く意味が無い。
「い、入れるのは俺の部屋で、だ。ここじゃダメだ。わかるな?」
 その言葉に、智樹は両手で篤志の手を掴んで引き剥がし、「ふええぇ」と世にも情けない声を上げた。
「どうしてぇ? なんでダメなのぉ? ここでしてよぅ……今すぐ……ねぇアッくぅん……」

 ――うわ泣き出したよ。

 大粒の涙をポロポロとこぼしながら鼻をぐずぐずいわせ始めた幼馴染みに、篤志は慌てて、そして自分から初めて、キスをした。
 もうどうにでもなれ。
 そんな気分だ。
 さっきまで自分の分身を嘗めしゃぶっていた口ではあったが、それももう、どうでも良かった。
 今までフェラした後の女とキスなどした事は無い。
 自分の精液の味を初めて知った篤志だった。
「泣くな馬鹿。俺もな……その……」
 組み敷いた智樹から体を離して、篤志は廊下に胡坐をかいて腰を下ろした。股間では、血流が集まって“ビキビキ”になった分身がものすごいイキオイで天を突いている。智樹は“ぽや〜ん”とした顔でのろのろと身を起こすと、篤志がしてくれたキスの余韻を反芻するかのように唇に指を当て、涙のいっぱいに溜まった目でぼんやりと篤志を見た。膝を崩してしなだれた横座りのその格好は、もうすっかりオンナの仕草だった。
「……ええいちくしょう! 俺もお前ん中に入れてぇよ。お前、すげぇいい匂いするし、すげぇイイ体、だし。それに……」
 篤志はそこで口をつぐみ、唇を舌で湿らせてから小さく息を吐いた。
 その先を言葉にするのは勇気がいった。これを言うと、もう絶対に後戻り出来ない。それがわかっているから、少しだけ躊躇した。
 智樹はその様子を、びっくりしたように見ている。
 そして、篤志が次に何を言うのか、口を挟まないようにじっと息を潜めて待っていた。
「……お前をさ……その……」
 かなり長いこと逡巡していた篤志は、じっと自分を見つめている色気過剰の爆乳超絶美少女(元男)の、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔を見て一度吹き出すと、その薄茶色のサラサラとした髪を“くしゃっ”と撫でて、
「……俺のオンナにして、いいか?」
 そう言った。

 智樹は破顔し、そしてすぐに夏の日差しの下で大輪を咲かせるひまわりのような満面の笑顔でポツリと
「うれしい」
 と、それだけを呟いた。
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