■感想など■

2010年01月18日

[GTS]サーラとグランド「君が描く2人の明日」〜設定編〜

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★巨大美少女物語★

サーラ & グランド

が描く 2人の明日』

◆ TO THE END of The Wonderful World ◆
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■サーラは巨人族タナトール随一の戦士「黄昏の黒岩(ガグバ・バルヂューヤ)」の娘「常夜の雷女(ビッシュ・コルディア)」。
 故郷を後にし、グランドの旅に強引について行く、いわば押しかけ奴隷。
 役に立つところを見せようとするものの、どうにもハリキリ過ぎてドジばかり。部落にいた時は優秀な戦士だったのに、グランドの前では調子が出ない。

 それでも彼女は自らを奉げた彼についてゆく。
 彼を救えるのは私だけなのだと、その大きな胸に想いを込めて。

■タナトール達の名前の付け方は、こちらで言えばネイティブ・アメリカンのそれに似ている。
 「サーラ」というのは、グランドが付けた名前。「常夜の雷女」の由来は、雷撃系の魔法回路を生まれながらにして展開出来る事から付いた、部族内での呼び名で、他部族にも同じ名が存在する場合がある。その場合は、名前の前に部族名を付けて呼称される。

■この世界では、人間族(ダ・ナン)と巨人族(コ・ルン)は平和的かつ文化的に共存しているが、それは支配関係がカッチリと決まっているため。
 悠久の時代より、コ・ルンはダ・ナンの所有物であり使役獣であり、奴隷であり財産だった。それは今も変わっていず、強大な力(その体躯が生み出す力と魔法力は、一人で人間の村1つを無に出来る)を持ちながら、コ・ルンは己の運命を修養として受け入れている(「ダ・ナン」の語源は「支配」。「コ・ルン」の語源は「服従」と言われている…としている)。
 だからといって人間族が巨人族を従属として虐げているかというと、あながちそうとばかりは言えない。巨人族は別名「神々の手斧」と呼称されていることからもわかるように、神々が人間に与えた特別な種族なのだ。この伝承は何も人間だけではなく、巨人族自体にも伝わっている。人間族は「神々の落とし児」と言われているのだ。
 彼等は人間族にとって、大切にすべき貴重なものであり、巨人族を従えているという事は、すなわちそれだけでステイタスとなるのである。

■宮廷魔術師だったクランドが、若返りの秘法で若返ったのは、彼がサーラと出会う1年ほど前の事。若返りのついでに宮廷魔術師だった記憶と経験を無くしてしまったのも、彼がサーラと出会う1年ほど前の事。
 記憶の泉に沈んでしまった過去の自分を取り戻すために、グランドは王国を出た。手がかりは、若返りの秘法が巨人族の古代文献(太古では巨人族は文字を持っていた)を元に構成されたものだという、彼自身が記した著書だけ。
 だが、彼の生来の気性がそうだったのか、秘法の副作用の一つかは解らないが、グランドは宮廷魔術師だった頃とは似ても似つかないヘラヘラとした軽い男になってしまっていた。「自分を探す」とは言いながらも、一方で「なるようにしかならない」と楽観的である。

■記憶の泉から、知識の断片が水面に浮かび上がる水泡のように蘇る事がある。胎蛆「キリカ」の退治法も、そういう知識の一つ。

■胎蛆「キリカ」は、巨人族の女の胎内(子宮)に寄生する寄生虫の一種。
 寄生された女は、蛆の分泌するホルモンによって発情し、性フェロモンを分泌し始める。異性との性交を促し、性交によって男の陰茎に幼生体を産みつけるためだ(この世界にコンドームなど無い)。
 単性生殖によって、宿主の胎内で卵を抱えた親蛆は、宿主の第一回目の性交によって流し込まれた精液、もしくは宿主のホルモン分泌によって時期を知り、卵を体の中で幼生体に孵化させる。
 そして次の性交を子宮口で待ち構え、侵入してきた陰茎に幼生体を産み付けるのだ。
 親蛆によって、1度に30〜50個体も産み付けられた幼生体は、尿管を通って精巣に辿り着き、そこで生殖細胞(精子)をエサとして成長する。
 幼生体を産みつけられた男は、陰嚢が通常の1,5倍まで膨れ上がるが、痛みを伴う事は無い。紐状の幼生体は、20cm〜30cm程に育った頃、やがて時期をずらしながら、尿と一緒に体外に排出される。
 そして水源に辿り着くと、主に池や河などで残りの幼生期を過ごす。
 女の胎内に侵入するのは、女が池や河の中やその水で水浴びをした時である。
 胎内に入り込み成体となった蛆は、女の体から分泌される全てのものを食べて過ごす。全てのものとは卵子も含まれ、そのため、その間女は妊娠する事が出来ない。
 蛆の寿命は2ヶ月〜半年。その間、ほぼ常時宿主を発情させておくために、宿主の体力は著しく消耗される事になる。
 寿命を終える時に、蛆は毒素を出し、それが卵巣に影響して卵細胞を死滅させてしまうため、巨人族では、キリカは忌むべき存在とされている。…が、巨人族に蛆を取り出す技術は無く、水は煮沸するなどして予防するしか対抗策は無い。

■人間族には、その方法−キリカの除去法が確立している。
 胎蛆「キリカ」は珍味であり、滋養強壮に良いために、わざわざ巨人族を使って養殖さえしているのだ。
 子宮内に巣食うキリカを取り出すには、腹を割くか、もしくは人間族が特殊な薬草から練り上げた軟膏を、子宮口に塗りつけてキリカ自身が這い出るようにするしかない。またその時には、膣内を傷つけないように、棒などではなく人間が腕を差込み、直に塗り付けなければ意味は無い。

■サーラの場合、蛆が成体となって日が浅く、発情状態も長くなかったために、比較的容易に除去出来たようだ。

■「蛆」と呼称しているが、腔腸生物の仲間に近い。
 蛆は普通、その内臓を取り出し、毒腺を捨てて乾燥させ、干物にして料理に使うが、そのまま焼いて食べても美味い。火が通ると、半透明だった肉がピンク色に染まって、牛肉とイカを混ぜたような味になる。これに塩を振って食べる訳だ。

■グランドにはサーラを助けようという意思があったわけではない。ただ、蛆を酒の肴にしたかっただけ。

■部族一の戦士の血を守った(このまま蛆を巣食わせておけば、いづれサーラは一生子供を産めない体となった)という事で、彼女の父親のガグバは、サーラをグランドに捧げると言い出す。
 つまり「主人(夫ではなく、仕えるべき御主人様)」にしようというのだ。

■ここでサーラの気持ちはというと…。
 蛆が胎内にいる間、女はほぼ慢性的に発情している。その状態で、秘部を見られた上、腕を差し込まれた彼女は、彼の姿をその心の奥底に焼き付けてしまった。
 つまり、「恋してしまった」訳である。
 巨人族と人間族が恋に落ちる事は、過去全く無かったわけではないが、そのどれもが悲劇的な結末に終わっている。体のサイズが違う上に、遺伝子的にも異なる生物だからだ。おまけに、巨人族は人間族に仕える事を、遺伝子レヴェルで刷り込まれているため、「恋」という対等な立場でものを考える事など無い…はずなのだ。
 サーラの「想い」が「恋」なのかどうかは判別しづらいが「いつでもどこでもいつまでも一緒にいたい」と思っている事は確かである。

■余談だが、巨人族の性器は、人間族と大差は無い。女性器も、人間の女性の物と何ら変わる所は無い。
 その性器に躊躇いなく腕を突っ込むグランドを「羨ましい」と思うだろうか?
 同じ状況でも、正直オススメできない。
 なぜなら「臭い」からだ。
 巨人族の女性の愛液は、比喩ではなく甘い香りがする。これは膣内で発酵が起こる際に、特殊な細菌が関与しているからだが、問題はそこにはなく、むしろあと2つの排泄器官に方にある。つまり、尿道口と肛門である。
 さすがに間近に肛門を見ながら(今回のような体勢では、肛門部か会陰部に顔を密着させる事になる)の作業では、たまったものではないだろう。
 相手がいくら可愛くても、美人でも…だ。
 それでも躊躇無くやってのけてしまうあたり、グランドも食い意地が張っているのか、単に無頓着なのか…(膣口から引きずり出したものを喰う…というのも、それはそれですげーよな)。

■サーラとグランドはこうして出会った。
 サーラはグランドになつき、どこまでも服従を誓っている。
 グランドはサーラを厄介者扱いし、離れたがっている。
 今の目的は、若返りの秘法を記した巨人族の子孫を探して、大陸の南に向かう事だ。まだ、先は長い。

(初出:1998/11/07-土-)
この記事へのコメント
海老天堂だっけか?
Posted by bit at 2010年01月21日 22:06
惜しい!(笑)
読みは合ってます。
蛯天堂でした。
Posted by 推力 at 2010年01月22日 16:26
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