■感想など■

2010年05月25日

◆◆ Act.01 ◆◆「出撃」◆◆

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★巨大美女物語★

ギガンテス13[サーティーン]

闘う巨人愛の歌

◆ TO THE END of The Wonderful World ◆
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人を喰う<MUG>と呼ばれる巨大生物群と、
彼等と闘う巨大美女を書いた、
オリジナルの「巨大美女物語」。

全身を覆うスーツを身に着け『銀色の巨人』となって闘うサティと、
彼女と共に闘う『ただの人』日向野 幸一との闘いと愛に満ちた日々。



◆◆ プロローグ ◆◆



 蒼い、蒼い空だった。


 深く心に染み入るような、泣きたくなるような群青。
 その群青を切り取るように高く立ち上る積乱雲の白い山。
 群青と白のコントラストは、『彼女』のシルエットを彼の胸に深く深く刻み付ける。
◆◆ Act.01 ◆◆「出撃」◆◆


■■【1】■■

 その、光の加減で青味がかってさえ見える雨に濡れたような艶やかな黒髪は、今は邪魔にならないよう、頭の後ろにまとめて結い上げてあった。
 黒髪を結い上げたその襟足。
 光に透ける後れ毛が天井のライトの光にキラキラとして、すごく、綺麗だ。
 また、切れ長で涼やかな眦(まなじり)を彩る睫(まつげ)は、細く、長く、優雅にかろやかにカーブを描いていて、鼻筋はすっきりと通り、攻撃的にならない程度に高い。そして“ぷっくり”“ふっくら”とした柔らかそうな唇は、リップを塗ったかのようにツヤツヤと濡れたように赤かった。
 年の頃は20代後半の、『彼女』はまさしく匂い立つような、脂ののりきった美しい妙齢の女性だった。

 しかも、めちゃくちゃな美人だった。

 でたらめと言って良い。
 アジア系黄色人種……特に2012年の現代日本的な美人像と、北欧ヨーロッパ的(北欧系コーカソイド)な美人像、それに中央アジア系のエキゾチックな色が混じり合っている。例えるなら「当代一の凄腕の彫刻家が世界中の美人像を渾然一体と混じり合わせ、その上で日本人が描く『ものすごいビジン』を立体的に再構成した」ような、そんなでたらめさだった。顔の「彫り」も、違和感を感じるほど深いわけではないが、日本人よりは深かった。
 そのため印象としては日本的な顔立ちにも見え、ヨーロッパ的にも見え、角度によっては中央アジア系にも見える美人……という、まさにでたらめな感じだ。
 その上、『彼女』の体は、よほど特殊な趣味で無い限り、人間の男であれば大抵の者が「抱きたい」と渇望するような、豊満でありながらバランスの取れた妖艶な肉体を持っていた。顔と同様に、その肉体もまるで地球人類の様々な種族の美的要素を混ぜ合わせ、最もセックスアピールが得られる形に作り直したかのようだった。脂肪の付き方などの肉体的特徴はアジアよりアングロサクソンやコーカソイドのような白人的である。乳房は大きく高く、ヒップの位置も引き締まって高い。ただしモデル的ではなく、どちらかと言えばプレイメイトのような、セックスアピール満点な美しさであった。
 その女性が、愛情のたっぷりこもった、今にもとろけそうな笑みを自分に向けてだけ浮かべてくれているというのは、男としては感無量かもしれない。
 横たわった状態で見せる『彼女』のその姿は、まるでベッドの上で、抱いて欲しくて欲しくてたまらないと全身で訴えている発情したオンナのそれであった。
 芳しい吐息は甘く香り、期待がこもって夢見るように潤んだ瞳と、熱を帯びて火照ったバラ色の頬。少しだけ憂いを含んだ、完璧な女神の微笑み。その微笑みを浮かべた、でたらめな美女。
 美しく清楚でたおやかで何でも許してくれそうなほど優しげな表情に、それでいて体は男好きするド迫力な豊満ボディ。
 その姿を見せられては普通の人間の男としては平伏するしか無く、なのにその『女神』が全幅の信頼と無限の愛情を惜し気もなく寄せてくるというのは、どうにも身に余る気がして、それでも男なら、それが嬉しくないはずがない。
 複雑でありながら、確かな幸福を感じも、する。

 ただしその美女の身長が、30メートルを軽く超えている場合は別だった。
この記事へのコメント
祝!新シリーズ開始!
サーラとグラントとはまた違ったGTSと人間の関係がどう書かれていくのか楽しみです。
Posted by 通りすがり at 2010年05月25日 09:58
>通りすがりさん
 私が書くGTSは、巨大美少女がマスターの事が大好きで大好きでたまんない!というお話ばかりなので、今回もそんな感じです。
 強くてでっかいのに、自分より遥かに小さい人間には好き過ぎて逆らえない…というのがツボなのですよ。
Posted by 推力 at 2010年05月25日 21:44
また30とは大きいなあw前作が10mくらいと思ってよんでただけに・・・
Posted by ???? at 2010年05月25日 23:23
>????さん
 「サーラとグランド」の元ネタ……というか感化元は『雷の娘シェクティ』でした(巨人娘「ファリィ」と風の「レマ」との関係がすごくツボだったので)。
 巨人族「トゥーリア」というのを設定して、巨人族の村の巫女「キャシィ」と異星人の主人公が神託によって共に旅をする……というお話を作ったのが、もうかれこれ●●年前の話。
 そこから派生した「巨大雌型戦闘兵器」ネタを、さらに進めたのが今回の「ギガンテス13」です。
 30mという設定は、170cmの成人男性と「あるもの」との比率を元に出した高さです(たぶん、すぐにわかるかと)。
Posted by 推力 at 2010年05月27日 16:03
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