■感想など■

2010年10月20日

◆◆ Act.06 ◆◆「愛合」◆◆

■■【4】■■

 とろとろに濡れたあそこを、幸一の指がショーツの上からそのカタチを確かめるかのように滑り、優しく“くにくに”と弄ぶ。
 熱く火照り、とろけ、口を開けて、彼の肉体の一部を迎え入れたくてうずうずしている部分を、まるで焦らすかのように。
「ぅあん……ぅ…う〜……ぁあ〜〜〜……」
 “くちゃくちゃ”と濡れた音がする。
 泣いているような、苦しんでいるような、または辛くて悲しくて慟哭しているかのような、そんな声がサティの瑞々しい唇から漏れる。長く長く尾を引いて、高く低く幸一の耳朶をくすぐった。
「はんっ……いぅ……はぁ……」
 外気に触れ“ゆらゆら”と揺れ動く両乳房は、今も彼の唇と舌のおもちゃだった。ぺろぺろと嘗められ、ちゅうちゅうと吸われる。彼の「愛の波動」がおっぱいとあそこから“じわりじわり”と染みこんで来るようだった。
 サティはぼんやりとした意識の中でひっそりとそう思う。

 体が熱い。

 溶けそうだった。

 涙が溢れてとまらない。
 ぽろぽろとこぼれて、頬を伝う。
 彼がその涙を嘗め取り、そのまま唇を捕まえて舌を挿入させてくるのを、サティはまるで母親の乳首を無心に吸う赤ん坊のように“ちゅっちゅっちゅっ”と音を立てて吸った。
『あぁ〜……』
 彼の唾液が甘い。たまらない甘露だった。嘗めるだけで体が震え、口に含むと体の芯が濡れた。嚥下すると実際には無いはずの胃の腑が“ぽっ”と熱を持ち、そのまま子宮があるべき下腹部にも飛び火して“カッカッ”と熱くなった。仮想現実ではテラ……いや、ペタ単位のデータの集合体でしかないのだが、サティにとっては紛う事無き現実だった。
 やがて幸一はサティとねっとりと舌を絡め、可憐な唇に口付けして、耳や首筋にたっぷりと舌を這わせて舐めまわした。そうしながら露出したおっぱいを揉み、嘗めたくり、乳首を摘んだりクリクリと捻ったり、舌先で転がしたり“ちゅばっ”と音を立てて吸ったりして、彼女の反応を楽しんでいた。ショーツの上からふっくらと充血した陰唇を指でなぞり、尖って浮き上がった陰核を指先で“カリカリカリ”と引っかくようにして転がすと、サティの腰がうねるようにして震え、彼女は自分の乳を吸い立てる幸一の頭を抱くようにして“いやいや”をするように頭を振った。

 切なかった。

 苦しかった。

 辛かった。

 でもそれらを遥かに凌駕する巨大で膨大で莫大な多幸感がサティの胸を満たしていた。
「あっ」「はんっ…」「うぅっ」「はぁっ…」「やぁん」「はひっ」
 幸一の頭上にサティの荒い息遣いが途切れ途切れに降り注ぐ。そのたび彼女の体が、甘受する快楽に翻弄されるように“びくっびくっ”と震える。
 やがて愛しい彼の“いぢわるな”薬指がショーツのクロッチ部分を指で巧みに横にずらし、そうして今度は中指が“ぬるん”と“侵入”を果たすと、サティは「あぁああぁぁ〜〜〜……」とひときわ高く声を上げ、それからはもう、幸一の指が出たり入ったりする間中、ずっと荒い息使いで艶声を上げ続けることしか出来なかった。
 挿入は驚くほどスムーズであった。たっぷりと濡れて潤滑油の代わりをして余りある蜜液が、指の出し入れで“ちゅぷちゅぷ”と溢れ出してくる。それは会陰を伝い後の蕾にまで垂れ落ちて、ショーツにしっとりと染み込んでゆく。
 幸一はサティの膣口が“馴染んで”ゆったりとした柔軟さを見せ始めると、中指の根元まで“ぬるるる……”と差し入れた。膣内(なか)は驚くほど熱く、そして“ぬちゃぬちゃ”に潤みきっていた。そうしてサティの膣内を探るようにして微細な襞が折り重なるような“ざらざら”とした内壁を擦り、その下に潜むしなやかな筋肉組織の柔軟を確かめるようにして圧迫を加える。
 ひくくっ……とサティの体が一瞬の間を置いて硬直し、すぐに濡れた艶声が可憐な唇を割って、晴れ渡る青空へと高らかに放たれた。
「あっ……あっ…………あっあっ……あっ……あっ……あぁ〜〜〜……あぁ〜〜〜〜〜〜……」
 サティの膣奥の、指が届く最奥部分が不意に脈動し、少しゆるくなったように感じた。サティが何度目かの激しいオルガスムスを迎え、膣収縮とバルーン現象が起こっているのだろう。<L.o.Ve(ラヴ)>はギガンテスの「愛合用アニマ」に対して、こんな部分まで女性としての反射、生体反応を再現しているのだ。
 幸一はそれを特に意識したことは無いが、実はものすごいことなのだと知識だけでは理解していた。
「舌を出して」
 幸一の言葉に、サティは夢中になって口を開け、懸命に舌を伸ばす。
 人間離れして整い過ぎた美しい顔を歪ませてまで、浅ましく舌を伸ばしてキスをねだる姿は、幸一の中の嗜虐芯を刺激してやまない。
「はっ……はっ……はっ……」
 荒い息の下、舌を出し、潤んだ瞳でこちらを見上げてくるサティは、まるで大好きな御主人様を前にした犬のようだった。御主人様のほっぺたを嘗めたい。手を嘗めたい。指を嘗めたい。目に見えるところを全部嘗めたい。そんな声が聞こえて来そうなほどだ。幸一の頬に、顎に、サティの吐息が吹きかかる。だが、その吐息は生温かくはあるが決して不快ではない。むしろ良い香りがしたので幸一は胸いっぱいに吸い込んでみた。芳しく、どこか温めたピーチジュースのような、奇妙な甘ったるさがあった。
 ピンク色の舌は唾液で濡れ、ひくひくと微動している。先端から今にも一滴、唾液が垂れ落ちそうだった。熟れた果実の皮を剥いたら果汁が垂れ落ちそうになっている。そんな感じに思えた。
 だから、幸一はおもむろにそれを“ぱくっ”と咥え、そのまま唇で扱き、味わうようにして舌で“にゅるにゅる”と弄んだ。
 サティの唾液が、甘かった。本当に甘いと思えた。だから幸一は、一心に彼女の“ぬるぬる”した舌をなめしゃぶり、味わった。
「んうっ……ふっ……ふうっ……ふんっ……ふっ……うっ……」
 サティが目をぎゅっと瞑り、舌を出したまま体を“びくびく”と震わせる。空気に触れたまま彼の唾液で濡れ光る乳首が、痛いくらいに勃起した。
 彼の指を根元まで迎え入れている膣が“きゅきゅ”と口を締め、胎内で“うねうね”とうねった。

 悦んでいる。

 サティの全身が、体全体が、幸一とのキスを悦んでいた。
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