■感想など■

2010年11月10日

◆◆ Act.07 ◆◆「歓喜」◆◆

■■【4】■■

 身体の中に彼が入っていると思うだけで、幸せで幸せで幸せで、サティはもうどうにかなってしまいそうだった。
 だが、現実世界でも『融合(エントリー)』(「イグニッション・シリンダー(ignition-cylinder)」によるマスターの直接『搭乗』で成される『リンクシステム』)で彼の全身を膣内に迎え入れるのだから、何を今更……と人は言うかもしれない。確かに『エントリー』はギガンテスに最上の快楽と最上の充実感を与えてくれるものだが、その最中はパートナーと自我融合する以上、そこにパートナーとの意思の疎通は無いのだ。それでは、互いに自己を保持したまま、お互いを心行くまで求め合うことは出来ない。『完全同調(シンクロニティ)』による『融合(エントリー)』は愛の究極の形としては理想かもしれないが、ギガンテスとパートナーが心行くまで愛し合うことの出来る最上のカタチではないのである。
 だからこその『V−room』であり、愛合であった。
「……あんっ……あんっ……あっ……あっ……あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ……」
 ゆったりと、膣壁の凹凸や襞の微細を味わうような緩慢な動きが、徐々に速度を増してヒートアップしていく。
「あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!」
 彼が、指を差し入れるのもキツいほど彼の太股とお尻を密着して“ぐぐっ”と膣の奥の奥まで押し込み、そうしながら小刻みに膣奥を“とんとんとん”と何度も何度もノックして子宮を揺らして体を揺らしておっぱいを揺らして、尻肉に指のあとが付いてしまうほど“ぐぐっ”と掴んだまま、責めて責めて責めて責めて責めて責めて責めて責めて責めて、責め立てられてゆく!
「あ〜〜〜〜〜っ!!!! あぁはひぃ〜〜〜〜…………」
 “ぶちゅぶちゅ”と湿った音が辺りに響き、泡立って白濁した蜜液が太股を垂れ落ちる頃には、高らかに上がっていた嬌声が、濡れてくぐもった呼吸に代わった。
「……はひっ……う……うぅ〜〜……ぁあうぅ〜〜……」
 荒い吐息とむずがるような唸り声が、サティの伏せた顔から漏れ聞こえる。やがてガニ股気味に広げたサティの脚がふらふらとおぼつかなくなり崩れ落ちそうになるに至り、幸一は“ぶぼっ”と一旦男根を引き抜いて、彼女をベンチに優しく横たわらせた。
「……はひっ……んぅ……」
 まるで、湯にのぼせたか酒に酔ったかのように、胸元まで綺麗なピンク色に染めたサティの、涙に潤んだ両目の焦点が合っていない。

はぁー……はぁー……

 吐息荒く、ぐったりとした両手はしゃくりあげるようなお腹に置かれて、口元からは“つう……”とヨダレが垂れ落ちていた。そんなサティの、素晴らしく長く美しい形の白い両脚を掴んで肩に担ぐようにすると、幸一は右膝をベンチに乗せて、再び彼女の“とろとろ”で“ぐちゃぐちゃ”な膣に男根を“ぬるんっ”と挿入した。熱くねっとりと潤んで“むちゃむちゃ”と湿った音を立てる胎内に、ほとんど抵抗らしい抵抗も無く一気に根元まで挿入出来てしまい、幸一は一瞬、膣口そのものがすっかりゆるく広がってしまったのかと思ったが、彼が、“たゆたゆ”と重そうに揺れ動くたっぷりとしたおっぱいを両手で鷲掴みにすると“きゅきゅきゅ”と断続的に締め付けるものだから、その心配はすぐに杞憂と知れた。
「あっ! イクッ!」
 だがそれは、挿入して往復運動(ピストン運動)を再開してすぐの事だった。サティがそう口走ったきり、全身を引き攣らせるようにして硬直して、口を半開きにしたまま忘我してしまったのだ。
 もっとも、彼女が愛合の最中にこんな状態になるのは初めてではないし、こういう状態を他ならぬ彼女自身も望んでいるのだと幸一は知っているので別段驚きはしなかったから、彼はそのまま汗でしっとりと濡れる彼女のおっぱいや脇、下腹や太股などを優しく撫でて回復を待った。
「あ……」
 “ひくん”と体を震わせてサティが目を開くと、幸一はそれを待っていたかのように再び摩擦運動を再開する。
「……あ……だめ……また……あっあっあっあっあっ……イクッ! イッちゃうっ! イクのっ! イクイクッ!」
 一度深くイッたサティはイキ癖が付いてしまうのか、それ以後、立て続けにイクようになる。
 今までもそうだった。だから、幸一はそう認識していた。
「あひっ!」
 案の定、またすぐに、全身を引き攣らせるようにしてサティが硬直する。
 だが幸一は、今度は腰を止めることなく、往復運動を繰り返しながら親指で“くにくに”とクリトリスを捏ね上げていた。
「……あ〜〜〜〜…………あぁ〜〜〜〜…………」
 語尾にピンクのハートマークがいくつもついているような、そんな甘ったるい声がサティの唇から漏れ、果汁のように甘い唾液が“とろり”と唇の端から垂れた。
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