■感想など■

2010年11月15日

◆◆ Act.08 ◆◆「女神」◆◆

■■【1】■■

 『ラヴ・ドリップ』を放出した男根を、サティの膣口が扱くようにして“きゅきゅ”と締め付ける。
 肉幹が奥へ奥へと吸い込まれるような感覚は錯覚ではなく、実際にサティの子宮がポンプのように尿道の中の『ラヴ・ドリップ』の残滓を断続的に残らず吸い上げてようとしている感覚であった。この辺りは、さすがに現実の人間の女性と「ギガンテス愛合用アニマ」とでは異なるところだ。
 だがそれは、愛する人の“感触”を、名残惜しさを堪えながら愛しげに確かめているようにも見えた。
「んふ……」
 うっとりと満足そうに微笑んだサティが、間近から幸一の顔を“ふんわり”と見上げ、彼の背中に回した両手で“ぎゅっ”と抱き締めた。まだ、膣内に男根がありながらのこの仕草である。言外に『だれにもあげない。この人は私のもの』という意味が込められているのだと考えるのが普通に思えた。
「いっぱい……出た……ね」
 熱のこもった火照る吐息が、幸一の耳たぶを撫でる。
 はしたなくも大きく目一杯に広げた両脚を幸一の腰に絡めながら、サティは本当に嬉しそうに尻を揺すった。
 ベンチの周囲を歩く『自立性仮想人格体(AIプログラム)』からは、サティが広げた両脚の間に耕一が下半身裸で覆い被さり、赤く充血して濡れ光る彼女の広がった女性器に彼の逞しい男根が根元まで挿し込まれている様や、黒くて艶やかな茂みが愛蜜でよれて絡まりあう様など、ぬるぬるに濡れた二人の股間にあるものなどが全て、すっかり見えてしまっているのだが、今となっては、サティと幸一もそんな事にはすっかり構わなくなっていた。時々サティの楚々とした後の蕾が“きゅ”と締まり、それと共にまだ硬さや太さを失っていない幸一の肉幹を咥え込んだ膣口から、白濁した愛蜜が泡立ちながら“じゅくっ”と染み出して会陰を垂れ落ちてゆく。それはひどく淫猥で淫靡な様子であった。
「はあっ……」
 サティの甘くて芳しくてあたたかい吐息が、幸一の首筋や耳を撫でると、それだけで幸一は再び下半身に力が滾(たぎ)ってしまうのを感じた。
「あ……元気……んっ」
 胎内で“びくびく”と震える男根を感じて幸せそうな微笑のサティに口付け、彼女の甘い唾液や滑らかな舌を味わいながら、幸一は“ぬぬぬっ”と肉幹を引き抜いてゆく。
「んぅんっ」
 美しい眉が潜められ、幸一の腰に絡んだサティの両脚に力が込められた。だが彼女が「まだだめ」と言いたいのを承知で、幸一はキスしたまま硬さを保っている男根を“にゅるん”と抜き去ってしまう。
 “ぱくっ”と開いた膣口と、白っぽくねっとりとした愛蜜の絡んだ亀頭との間に、陽光を反射してきらめく粘液の糸が繋がっていた。その膣口も、“ひくひく”としゃくりあげるように上下する白い下腹に連動するように、徐々にその狭間を狭くしていく。サティはそれが寂しいとばかりに、右手でぬるぬると濡れた幸一の男根を捕まえ、その根元を“きゅ”と握り締めた。
「うっ」
「もうっ……抜いちゃうの、早いです」
「今日はもうおしまい」
「ケチぃ」
 そう言いながらも、サティは両脚をほどいて彼を解放する。その目は満足気に細められ、まるで御飯を食べてこれからお昼寝しようかという猫のようにも見えた。
「幸一さん……今日もすごかった……私幸せ……」
 うっとりと目を潤ませながら、サティが彼の頬にキスしながら囁く。その言葉と微笑みと優しいキスは、幸一の男としての自尊心を大いに満足させる。
 些細なことかもしれないが、男は女のこんな言葉一つで容易く相手を「可愛い」と思うものなのだ。
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