■感想など■

2010年12月16日

[LIPS]『Piece.00』「夜明け」〜決戦前夜〜

■■ Scene.04 ■「歓喜」■■

 ずり上げられたタンクトップが、豊かな乳房の上方をひしゃげさせて、その丸い造型をより一層豊かに見せているのを、彼は眩しいものでも見るように目を細めて見つめた。
「あ……」
 彼女は、彼の視線が熱く注がれているのに気付いて、微かに唇を尖らせた。
 ……が、両手で隠そうとするのを、彼の手がとどめ、そして捕らえて離さない。
 彼女は、身を捩って彼の視線から逃げようとしたが、そうする事で、素晴らしく豊かで美しい形の乳房が、より一層艶めかしく揺れ動くのには気付いていなかった。
 乳首が、紅の軌跡を描いて、ゆらっ……と揺れるのは、そのたっぷりとした量感を着実に伝えているのだ。
「ん……」
 彼が、両手を捕まえたまま彼女に熱く口付ける。
 自分自身の精がまだ残っていたが、今の彼には、そんな事は些細な問題に過ぎなかった。
 自分の精だ。
 彼女と分かつのに、何の問題があろうか。
「あ……ん……」
 何度も彼女の唇を啄ばみ、舐め、吸う。
 彼の舌は、容易に彼女へ陶酔を与え、まるで彼女の四肢から力を奪う、特別な魔力でも持っているかのようだった。
「ふぁあ……」
 とろん……として両手を体の両脇にだらりと下げ、小首を傾げたままうっとりと彼を見る。
 彼は、力の抜けた彼女の両手から手を離し、両方の乳房を下から掬い上げるようにして持ち上げた。
 そのまま、たっぷんたっぷんと重さを量るようにして「遊ぶ」。
「……」
『私……おもちゃ……?』
 彼女は、彼が自分の乳房を弄ぶのをぼんやりと見ていたが、そう思った途端、涙が溢れた。
 彼女は自分が、とんでもなく弱く、感傷的で被害妄想に陥っている事に気が付いていない。
 彼に自由にされ、遊ばれた事で、自分を力のない、小さな女の子のように錯覚しているのだ。
 それは、普段の彼女ならば決して思わない事だったろう。
 だが、意識の混濁した今は、そう思う事そのものを疑問に感じる正常な思考を無くしていたのだ。
「ひいん……」
 急に泣き出した彼女に、彼は戸惑って、意識を厚く覆っていた霧が、一気に晴れるのを感じた。
 慌てて乳房から手を離してしまう。
「ティ?」
 剥き出しの豊乳に構わず、ぐしぐしと目をこすっている彼女は、なぜか「あの頃」の少女を思い出させた。
「う〜…………」
 両目に涙を溜めたまま、彼女が恨めし気に彼を睨む。
 その仕草が可愛くて、彼は自然と笑みが浮かぶのを抑えられなかった。
「……ばか……やだ……もっと……もっと優しくしてよ……」
 ぷう……と頬を膨らませ、両手を伸ばして彼の首にしがみつく。
 あらわな乳房が、裸の胸に心地いい。
 たっぷりとした美乳がひしゃげるのにもかまわず、彼女は彼に体を密着させ、首筋に頬をすりすりと摺り寄せた。
「優しくしてるだろう……?」
「だって……クラウド……胸ばっかり……」
「……ティの胸……好きだよ……」
「私……あたし……髪も……唇も……胸も……あ……あそこだって……全部あなたにあげたいの。全部あげたいの。全部あなたのものにして欲しいの」
「全部?」
「私はあなたのものなの……」
「……光栄だな」
「茶化さないで」
 彼女は彼の言葉に、首に手を回したまま彼の目をじっと見つめた。
 しかし、彼の瞳に嘘は無い。
「クラウド……」
 両手を彼の首に回したままの彼女の、その乳房を、再び彼の両手が包み込む。
「再会した時の事……覚えてるか?」
「忘れるはず……ん……ない……わ……はっ……」
「俺は……あの時からずっとこの胸に触りたかった。温かさを感じたかった」
 左右を上下別々に動かし、大きく開いたり、逆にぎゅうっと寄せたりする。
 その度に彼女の形のいい眉が顰められたが、決して痛がっているわけではないのは、吐息と共に吐き出される甘い泣き声が物語っていた。
「何一つ確かなモノの無い世界で、ティの胸だけが、俺を温かく迎えてくれるんじゃないか。……そう、思っていたんだ」
「はっ……あっ……うそ……興味無いって……顔……してたくせに……」
 ううん……と唸って、彼女は首を傾げるようにして堅く俯く。
 彼女の両手は彼の首の後ろをまさぐり、髪の中に指を差し入れてさ迷っていた。
「ティが、わざと押し付けたりするからだろ?」
「………………だって……はあん……あん……冷めた顔……んっ……しちゃってさ……」
「…………」
「ずっと……はんっ……ずっと……待ってたんだから……なのに……なのに……」
「…………………………」
「私の事なんて……うんっ……んっ……ふあああんっ!……」
 親指と中指で乳輪ごと摘み、人差し指でくりくりと乳首を転がすと、彼女はあられもなく声を上げてびくびくと体を震わせた。
「ふう……ん……」
 うっとりとした彼女の目を覗き込むと、彼女ははっとして彼の目から逃げた。
「い……いやっ…………胸だけで……」
 かあっ……と首筋を真っ赤に染めて恥じ入る姿が、この上なく可愛らしい。
 『混乱』してドルフィンブロウを叩き込まれた事のある彼は、複雑な表情で彼女の唇を塞いだ。
 たった一撃で大の男の首をへし折るようなモンスター相手に、果敢に拳を叩き込むのも彼女なら、愛しい男に身を任せ、開いて、あられもなく声を上げるのもまた、彼女なのだ。
 普段決して見せる事のない姿を、無防備に見せてくれる彼女が、彼は、心の底から「愛しい」と思った。

「あっ……だめっ……」
 彼は、頬を真っ赤に染めて彼の手を押さえた彼女を、驚いたように見た。
「……やっぱり……いやだ……?」
「ちがう……ちがうの……だって……」
 彼の両手は、下ろしかけた彼女のショーツを摘んだまま、彼女の手によって押さえられていた。
 弱々しく、ためらいがちな力で押さえる彼女は、ぎゅ……と目を瞑ると、しゃくりあげるようにして息を吸い込んだ。
「私……多いの……」
「何が?」
「だから……」
「俺は何も気にしないよ。ティの事なら、何でも受け入れられる」
「そ……そんなんじゃ……だめだったら!……あんっ!!」
 するり……と膝小僧の所まで引き降ろされたショーツの、その股間に当たる部分で何かが光る。
「……?」
 それが銀色に光る糸だと知ったのは、彼女が両手で顔を覆うのと、ほぼ同時であった。
『……糸?……』
 しかし、それは彼が思い描いたようなものではなく、彼女の『花』から引いた、粘液の糸だった。
「やあん……」
 彼女の両脚から抜き取って、しげしげとショーツを見てしまう。
 よく見れば、内側が、べっとりと濡れて、すっかり透けてしまっている。
 ショーツがこれでは、彼女の『花』そのものは、驚くほど大量の蜜を滴らせているに違いなかった。
「すご……」
 言いかけて、慌てて口をつぐむ。
 彼女が、ものすごく恐い顔で睨んだからだ。
「笑えば?」
 ぷう……とふくれて、そっぽを向く。
 その仕草がおかしくて、彼は彼女をきゅ……と抱きしめた。
「クラウド……?」
「嬉しいよ」
「……え?」
「だってそうじゃないか。ティは俺に感じてくれたんだろ?」
「あ……うん……」
 改めて言われると、ひどく恥ずかしい。
 あんなにいっぱい啼いたのは、彼が初めてかもしれないのだ。
「見せて……くれる?……」
 彼の言葉に、彼女の瞳が、ためらうように宙をさ迷う。
 少しして、不意に俯いた彼女は、こっくりと肯くと、まだミニスカートを履いたままで、おずおずと膝を立てて、その素晴らしい脚を開いた。
 スカートが光を遮り、薄暗い中うっすらと見える彼女の股間の『花』は、恥ずかしい程すっかり開き、露に濡れるように、大量の蜜を滴らせながら楚々として、あった。
 その妖しく、魅惑的で淫猥な情景に、彼の頭の芯がくらくらと揺さぶられる。
『クラウドに見られている……』
 熱く湿って、はしたなく蜜を垂れ流す所を……!!
 しかし、彼女は、そう思ってしまう事で、『花』がひくひくと蠢いてしまう事を自覚していない。
 ますます透明にぬめる蜜が、その奥から溢れるようにして滲み、そして滴るのだ。
 彼女は、嗜虐的で恥辱的な、痺れるような快感が湧き起こるのを止められなかった。
『見られてる……恥ずかしい所を……』
 彼が息をのみ、こくん……と喉を鳴らすのを聞いた時、彼女はがくがくと膝が震え、さらに蜜が溢れるのを知った。
『私……いやらしい…………』
 彼に恥ずかしい所を見られるのを、喜んでいる……。
 唇を捧げ、乳房を捧げ、そしてとうとう、全てを捧げるという事の、痺れるほどの幸福感と期待感に酔っているのだ。
 早く触わって欲しかった。
 見てるだけなんて……辛すぎる……。
「…………」
 彼は感動をもって、ティファの恥態を見ていた。
 この、わななくような『花』の震えは、彼が与えているのだ。
 歓喜に泣きむせび、果て無く流す蜜は、彼が流させているのだ。
 彼女の、震えに呼応するようにゆらゆらと揺れる乳房の、その先端で自己の存在を痛いほどに主張している蕾は、張り詰めて、触れれば弾けてしまいそうだ。
「んうっ……」
 再び唇を重ねあわせる。
 こうしてやると、彼女は安心したように吐息を漏らし、その身を任せてくれる。
「ふう……ん……」
 甘えた声で、ねだるように彼にしがみつく。
 彼は、ようやく右手をスカートの中に差し入れていった。
この記事へのコメント
クラウドGJ!
Posted by 青玉 at 2010年12月16日 08:07
 FF7SSで一番最初に書いたものだった気がします。
 とにかくティファが大好きで、ティファを好きなクラウドが大好きで、「愛」を込めようと腐心していました。
Posted by 推力 at 2010年12月18日 11:39
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/41930158

この記事へのトラックバック

★足跡代わりにポチッとしてってくださいな★