■感想など■

2010年12月26日

[PAIN]『Piece.00』『秘密』〜SECRET OF MY HEART〜

■■ Scene.04 ■「奈落」■■

 頭の芯が、熱く、痺れていた。
 自分が、今、正常な思考が出来ない状態にいるという事だけ、わかった。
 だが、「なぜ」そうなのか?
 「どうして」何も考えられないのか?
 それがわからなかった。
 ぼんやりと意識に上るのは、決して負けてはいけないという事だけ。
 しかし、それすらも危うい。
 「どうして」負けてはいけないのか?
 「何」に負けてはいけないのか?
 ゆらゆらと頼りなく揺れる意識の中で、ティファは心細さに泣き出しそうだった。
『クラウド……クラウド……クラウド……』
 愛しい人の名を呼ぶ。
 けれど、そうして顔を思い浮かべるだけで、身体がどんどん熱くなるのを止められない。
 ソファの上で身を縮め、自らの肩を抱きながら、必死に身体の中を荒れ狂う嵐に、ただ、耐えていた。
 彼を抱きたかった。
 彼に抱かれたかった。
 ずっと。
 けれど、彼を愛した、もう一人の女性の存在に、ティファは言い出す事が出来なかった。
 彼を「愛している」と、告げる事が出来なかったのだ。
 その女性の事も、ティファは好きだったから。
 友人として、仲間として、かけがえの無い人だったから。
 けれどそれが、どんなに辛い事か……!
 ティファの体はすっかり熟し、いつでも彼を迎える準備が出来ていたのに……。
 ずっと。
 ずっとだ。
 この旅が始まり、そして今まで、彼女は男の体臭を間近で感じた事は無い。
 クラウドとでさえ、距離を置いた。
 いっその事、身体だけの関係でも良いから、彼に抱かれようとも、思った。
 でも、出来なかった。
 やっぱり『心』が欲しい。
 私だけを愛して欲しい。
 その思いが、あったのだ。
 「淫らな」オンナだとは思われたくなかった。
 「はしたない」オンナと蔑まれたら……私はきっと生きていられない。
 そう思った。
「はっ……あっ……やっ……やぁっ……」
 ビクビクと体は震え、涎が床に落ちた。
 涙が溢れ、止めど無く流れた。
 隣に座る大柄な男は、ティファの痴態に一瞥をくれるが、冷たく無視し、酒をあおった。
 彼女の、白いタンクトップを豊かに押し上げ、形良く張り出した乳房に、くっきりと勃起した乳首が、ツンッ……と強く自己主張している。襟ぐりの深い胸元と白い首筋は、美しい顔と共に、今ではすっかり赤く染まっていた。上気した肌からは、汗の臭いに混じって、ほんのりと甘酸っぱい匂いが混じっている。
 それは、「オス」を求め、発情した「メス」の匂いだ。
 ティファは脚を擦りあわせ、肩を抱いていた両手が、まるで自分を抱きしめるかのように体に回されたのを、自覚していなかった。そうして、乳房を下から押し上げながら、ゆっくりとこね、刺激を味わっている事にも……。
「くっ……うっ……」
 それでも、歯を食いしばって耐えようとしている。
 どうしても、この男の前で「恥かしい格好」をする事だけは避けたい。
 一滴の理性が、そう叫んでいるのだ。
「い……いや……」
 しかし、『限界』は近かった。
 「何か」を入れたかった。
 身体の奥深くに入れたかった。
 「何か」を向かい入れたかった。
 「何か」が欲しいと思った。

 「男」を……「咥え」たかった。

 指を……。
 指?
 そう、指で触りたかった。
 指なら……。
『指なら……』
 きっと許してくれる。

 誰が?

 答えは、帰っては来なかった。

 答えが浮かぶ前に、脳がとろけてしまったようだった。
 入れて、思い切りこねたい。
 えぐりたい……!!
 その思いが、欲求が、彼女を犯した。
 ぷつ……と、頭の奥の方で、何かが切れたような音がした。
 ……そう感じた。
『………………』
 頭が真っ白になった。
 どうして私は我慢しているんだろう。

 どうして?

 誰かのために?

 誰に?

 誰のために?

 我慢する事なんて……ないじゃない。
「あっ……はあっ! あっ! あーーっ!」
 ティファは、自らの乳房を、掴み、もどかしげにスカートをたくし上げると、左手の指を『花』にあてた。それだけで体の中を、今までとは比較にならないほどの快感が突き抜ける。夢中で布越しに『花』をこすり上げ、はちきれんばかりに張り詰めた乳首を捏ね上げた。
「あうっ……うーーーーっ……」
 ビクビクと体が震える。
 前かがみに体を慰めた彼女は、反り返って、ソファの背もたれに体を投げ出した。
「ひっ……いっ……」
 体が硬直する。
 両脚を突っ張り、胸を反らして頤を天に向けた。涎が口元からしたたり、喉を伝って胸元を汚す。
「はっ……あっ……はあっ!……はあっ!……はああっ!!」
 天井に向かって高く声を上げながら、不意に、ルードが自分を見ているのを知る。無表情に、観察するように、そのサングラスに隠された瞳が見つめているのだ。
 彼女は彼の目から、顔を背けて逃げた。
「み……見ないで……見ないで……」
 ルードのその無言の観察は、どんな卑猥な言葉でなじられるより、ティファの羞恥を刺激する。
「い……いやっ……いやっ……」
 けれど、指は動きを止めない。
 それどころか、『花』と乳房の上で、尚一層執拗に、ねっとりと絡み付くような動きを見せた。

 止まらない。

 止めたい。

 止められない。

「いやっ……いやぁ……」
 抑えようとしても無駄だった。
 快感は、後から後から溢れた。
 閉じようとする意思を無視し、両脚はこれ以上無いという程開かれ、たっぷりと『蜜』を吸い、すっかり透き通った下着を、晧々(こうこう)としたライトの光の下に晒していた。
 黒々とした茂みがのぞき、赤い亀裂がゆるり……と開いて、男を誘う。
 すっかりその形をあらわにした『花』は、湿った、粘液質の音を立てながら、淫猥な香りを辺りに放っていた。

 切なげに眉を顰めたまま、彼女はきつく目を閉じて、『花』の快楽を一心に貪っている。
 ルードはおもむろに手を伸ばし、ティファの白いタンクトップの裾を掴んで、ゆっくりとたくし上げていった。押さえつけられ、形を歪めた乳房は、タンクトップに引かれて“くくく……”と上方に持ち上がったが、やがて“ぶるっ!”と弾けるようにして踊り出し、白く澄んだその姿を、光の元へと晒した。たっぷりとしたボリュームの乳房は、ゆらゆらと揺れながら汗でしっとりと濡れ光り、艶やかに光る乳首は、ぷっくりと張って、その存在をしっかりと主張している。
 美肉であった。
 普段隠されている部分が光のもとに晒されるだけで、こうも魅惑的なモノとして映るのは、それを自分が待ち望んでいたのだと自覚するからだろう。
 ルードは、そう思いながら、ゆっくりと、焦らすようにして、ティファの右の乳房に右手を重ねた。途端、彼女はハッ……として、その手に自分の右手を重ねる。
「いやっ……だめ……」
 長く美しい黒髪を揺らし、ふるふると首を振る。
 しかし、拒否をしながらも、彼女の両手はルードの手を放さないのだ。たっぷりとした重さの豊乳は、彼の無骨で、大きな手に程よく収まっていた。だが、そのために、逆に、普通の男ならば、とても手には収まらない豊かさなのだろうと想像する事が出来る。
 ゆっくりとこね、撫でながら、そのまろみを、彼は楽しんだ。そしてその手の平は、今、ティファの硬くしこった乳首を、こりこりと刺激しているのだ。
「だめっ……だめっ……」
 何が駄目だと言うのだろう? 重い乳を自らこすりつけ、うっとりとした表情で鼻を鳴らしているのは、他ならぬ彼女ではないか。
「あーーー……あーーー……」
 悦びの声が、だらしなく口を割って漏れた。一度漏れてしまえば、後は絶え間無く尾を引いた。
 左手は動きを再開し、『花芯』をつまみ、くりくりといじった。『花弁』はすっかり開ききり、それを、下着のサイドから指をすべり込ませて撫ぜる。
「あうーーうーーーうーーー……」
 啼いていた。
 男が顔を近づけるのがわかった。
 解っていながら、何も出来なかった。
 だから、右乳房を男に揉みしだかれ、『花』を自分でいじったまま、首筋をぺろ……と嘗められては、どうしようもなかったのだ。
「あっ……あっ……あっ……あーーーーーっ……!!」
 激しい快感が、頭頂から尻の下までを貫いて走った。

ぷしゃっ……

 開放感。
 そして暖かな温もり。
 水音。
 ソファの上に、お尻を中心に出来た水溜まりの感触。
 そして、脚を滴る生暖かい感覚と、部屋一杯に広がった、あの、独特の匂いで、ティファは自分が、「失禁」してしまった事を、知った……。
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