■感想など■

2011年01月09日

[PAIN]『Piece.00』『秘密』〜SECRET OF MY HEART〜

■■ Scene.08 ■「空蝉」■■

 禿頭(とくとう)の巨漢ルードは、眼前で繰り広げられるティファの痴態に、何の感慨も抱かなかった。
 いや、抱かないようにしていた。

 「モノ」なのだと。

 そう思うようにしたのだ。

 この「オンナ」は、「モノ」だ。
 無理にでもそう思う事で、自分の中のティファが汚れ、堕ちるのを防いでいる。
 彼の中のティファ=ロックハートという娘は、自分に、自分の生き方に誇りを持ち、どんな困難にも、どんな危機にも立ち向かい、己の力で道を切り開く、「強い女」である筈なのだ。
 自制に優れ、自分をコントロールする術を持ち、それでいて他者の弱さを認め、護り、慈しむ事さえ出来る「優しい女」でもある筈なのだ。

 眼前で、床に伏し、自ら剥き出しの裸の尻を両手で分けて、男を求めるような女ではない。

 だから、このオンナはティファではない。

 モノだ。

 ルードは、さらに意識を「シフト」させ、感情をその体内から、捨てた。

         §         §         §

 ルードはファスナーからモノを覗かせたまま、タバコを取り出し、火を付けた。
 水蜜桃のように瑞々しい尻を懸命に開き、その『蜜口』をあらわにして媚びるティファを無視したのだ。
「ああ……あ……あ……ああ……」
 つう……と『花』から溢れた『蜜』は、『茂み』を伝い落ちて、床に粘液の水溜まりを作っている。
 ひくひくと収縮を繰り返す『蕾』は、くすんだココア色の肌地に、ぬめりをたっぷりと纏わりつかせていた。
 ……と、

ぶ……ぶう……

 ティファの胎内に入り込んでいた空気が、今更のように音を立てる。

ぶぶっ……ぶりゅ……

「あ〜〜〜〜〜……」
 それは、女であるなら、男の眼前で立ててしまうには恥かしすぎる音だったろう。それでもティファは尻肉を分け、その狭間の全てを男の目に晒す行為を、止めようとはしなかった。
 涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃに汚れた顔を、床にこすり付けながら、懸命に、ルードが再び「入って」来る事を待っているのだ。
「……………………」
 オンナの匂いが一層強く匂う気がするのは、気のせいだろうか。むっ……とする、むせ返るような「発情したメス」の匂いだった。
 ルードはくるりと踵を返すと、ティファの小水で汚れていないソファに身を沈めた。
「…………」
 皮張りの調度品が彼の体重に軋み、悲鳴を上げる。
 それに気付くと、ティファはのろのろと体を起こしてぺたんと尻を床につけ、泣きながら、恨めしそうにルードを見た。張り詰めた豊かな乳房がゆらっ……と揺れ、その重さを伝える。
 今の彼女は、この部屋に連れてこられた時から、さほど変わらない姿をしていた。タンクトップもサスペンダーも、ミニスカートもソックスも靴も、全てそのままなのだ。ただ一つ、下着だけが、ティファ自身の尿にまみれてテーブルの側の床に、あった。
「……う…………」
 両目からぽろぽろと涙をこぼし、ティファはルードを見た。
 拭っても拭っても、涙は溢れた。
 乳房の上に引っかけられたタンクトップで顔を拭こうとして、一瞬ためらったが、結局そのまま、涎と鼻水と涙に濡れた顔中を、布地で丁寧に拭った。
「……どうして?」
 思考は停滞したままだ。
 自分がここにいる意味も、どうしてここにいるのかも、頭には無い。ただ、『どうして抱いてくれないのだろう』という想いだけが、ある。
 その想いが、こんなセリフを吐かせたのだ。
 ティファはふらっ……と立ち上がりかけ、よろけてソファに手を付いた。つんとした尿の臭いが鼻孔を突くが、それが何なのか解らなかった。ほんの少しだけ顔をしかめ、まだ湿ったままのソファを見た。
「…………」
 ……が、すぐに興味を無くしたように、視線はルードに向いた。
 自分が失禁してしまった記憶すら、今の彼女には無い。ふらふらと足取りもおぼつかないが、やがて、ティファはルードの左横に立ち、ぼんやりと彼の顔を見た。
 一瞬も定まる事の無い彼女の体と頭の動きは、ゆらゆらと揺れるサーチャクラウンのようだ。そして、ルードの股間にあるものを目にとめると、ピンクの舌で、ちろっ……と唇を嘗めた。
 口を薄く開け、こくん……と唾を飲み込む。うっとりとした瞳は、赤黒い彼のモノを凝視して動かない。
 彼女が望む事が、ルードにはわかっていた。
 だが、彼は動かない。
 もじもじと太股を擦りあわせ、剥き出しの乳首を自分の指で摘まみ、ひねり始めたティファを見て、薄く笑うだけだ。
「……欲しいのか」
 問いかけとも、独白とも取れる言葉に、ティファはお預けを食らった犬のように、ぱくぱくと口を開いて喘ぐように息をした。
「欲しいのか?」
 今度ははっきりと問いかけの形で出された言葉に、ティファはこくこくこく……と懸命に首を振り、うっすらと、しかし嬉しそうに、笑った。

 ここにいるのは、ティファではない。
 ティファの……抜け殻なのだ。
 魂を失った、人形でしか……無い。

 ルードは、今ここで、ティファの命を絶ってやりたい衝動と、必死に闘っていた。彼女の末路は、所詮、精神崩壊を起こすまでおもちゃにされ、その後は、肉体改造か魔晄研究のモルモットとして利用される事になる。
 そしてその後は男性社員の、「公衆便所」と呼ばれる慰安用奴隷……というのが、神羅に逆らった女性の、お決まりのコースなのだ。

 しかし、彼は彼女が、必ずここから脱出するだろうと信じている。
 それは確信に近いものだ。
 だからこそ彼は……。

「んん……ん……ん……ん……ん〜……」
 ティファはルードの前に跪いて、彼のモノを嬉しそうに咥え、その汁をすすった。纏わりついた自分の白濁した『蜜』ごと、すすり、飲み込む。唇は、何かに急き立てられるかのように、激しくしごいた。
 彼女は脚を広げたルードの膝の間に、床に膝をついて、主人に仕える奴隷のように奉仕している。両手は、ズボンの上から彼の太股を撫でさすり、時にはシャツの上から下腹をさぐった。
「あはぁ……」
 ぷはっ……と離れた唇は、すぐに貪るようにモノにまといつき、舌がねっとりと丁寧に嘗め回す。舌と唇をモノへと這わせながら顔にかかる艶やかな黒髪を掻き揚げる彼女の姿が、オンナの色気をたっぷりと発散し、ルードの心に暗い炎を灯す。
 嬉しそうに、美味しそうにモノを咥えるその顎の向こうには、ティファの豊かな乳房が揺れ、その情景を尚一層淫猥に見せているのだ。
「ふうん……」
 ティファの「技」は、街の娼婦のそれだった。
 何人もの男を咥え、磨かれた「オンナの技」だ。彼女の体に染み付いた、男を喜ばせるためだけに磨かれた「技」でもある。
 山間の純朴な田舎娘の舌技ではなかった。
 実際、ミッドガルのスラムで、ティファは何十人の男に抱かれたか知れない。望むと望まざるとを問わず、毎日複数の男をその体に向かい入れ、男のモノを咥えて汁をすすっていたのだ。
 アバランチに入ってから久しく忘れていた感覚に、ティファは狂っていた。それは、クラウドやバレット、そして仲間達が決して知る事の無い、ティファの暗い過去の残照であった。
 彼女はふんふんと鼻を鳴らし、嬉しそうにモノを口一杯にほおばりつつ、手は激しく、それでいて丁寧にしごいた。
「ぷふ……」
 一旦離された唇は、柔らかい舌を伸ばして、モノの裏側を根元から先端まで、丁寧にすべっていった。先端に到達した舌は、そのまま頭を取り込むような、巻き付くような感じに変わった。ねろ……と纏(まと)いつき、その先端にかすかに開いた口へ、舌はくりくりと入り込むような動きをする。
「う……」
 ルードは、ティファの「技」にうめき声を上げてしまった。
 彼女は、その声に上目遣いに彼を見、勝ち誇ったような光を浮かべる。
『もう入れたくてたまらないでしょう?』
 そう言いたげな、情欲に濡れた目で見上げながら、唇はモノを横様に咥え、唾液をたっぷりとまぶして、ちゅるちゅるとすべった。唇の端が先端の笠にかかると、そのまま殊更に唇ではじくようにしながら、横様に咥え込む。そしてそもまま、舌は口の中でちろちろと笠のくびれを突つき、なぞった。
 やがてティファは、両手でルードのモノの根元を押さえると、ぬぬぬ……と彼のモノを呑み込んだ。驚くほど深くに向かい入れても、彼女は平気なようだった。それどころか「もっと深く」とでも言うように、呑み込んでゆく。やがて長い振幅で頭ごと前後させ、上顎のこりこりした部分や、横の頬の裏側の柔らかい所を駆使しながら、ルードに快楽を与えた。

ちゅるっ……

 不意に唇は離れ、ティファは彼を見上げた。

くすくすくす……

 いたずらっぽく笑いながら、ふらっ……と立ち上がり、テーブルの上に座る。
「ちょうだい……ねえ……いいでしょう?」
 そうして、くすくすと淫らな笑いを浮かべながら、自分からテーブルの上に、仰向けになった。
 ライトの光の下で、ティファの乳房が重く揺れた。
 豊かな乳房は、その重みでわずかに外側に流れていたが、今だ、その形を美しく保っている。捲り上げられたスカートもそのままに、ティファは膝を立て、脚をテーブルの端にかけて、いっぱいに股間を広げた。
 全身をしっとりと汗で湿らせ、気だるげに身をくねらせる。『蜜』はとろとろと流れ、内腿も、尻も、ぬるぬるに濡らしていた。
「………………」
 明るい光の下で見る愛しい女の痴態にも、ルードの心は動じなかった。
「はあ……ん……」
 喘ぎ声を漏らし、体を震わせてティファは啼いた。
 男の前で、体の全部を晒すという行為に伴う被虐的な快感を、彼女は楽しんでいるのだ。
 つやつやとサーモンピンクに塗れ光る『蜜唇』は、充血して、肉厚のその姿をすっかり開ききっている。それは剥き出しの「内臓」の色だ。
「ああ……ん……ん……」
 ティファはちゅぷ……と右手の指を咥えて、唾液をたっぷりと付けると、股間の『花』に添えて、それを押し開いた。
 彼女はもう、自分の情欲を隠そうとはしなかった。目の前の男が誰であろうと構わなかった。ただ、快感を与えてくれる……この狂おしい「渇き」を癒してくれる存在でさえあれば、誰でも良かったのだ。
「ちょうだい……あなたの……ちょうだい……」
 積極的に快楽を貪ろうとする姿に、愛しい男の行方に思い悩んだ、たった数時間前のティファ=ロックハートの面影は、無い。
 ルードはゆっくりと立ち上がり、ティファの『花弁』に己を浅くくぐり込ませた。
「ふうう……」
 ゆったりとうねるようにティファの腰がくねり、ルードのものを自ら向かい入れようとしている。彼女の瞳には、甘い期待感に満ちた光が、快楽を求める貪欲さを孕んで、濡れるように輝いていた。

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