■感想など■

2011年05月09日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■ Scene.05 ■「クラウド&ティファ」■■
=クラウド・=ティファとして読んで下さい)

 彼は再び律動を再開し、ティファの素晴らしく長く、きゅ……と引き締まった両脚を揺らす事に、没頭し始めた。
 ぶちゅ……と粘液質の水音が響くほどに根元まで差し入れ、下腹と彼女の太股の帰結点が密着するまで押し込んでいる。そうしておいて今度は、今にも外れてしまいそうなくらい浅くまで抜き出すのだ。
 それは、ティファの膝の裏に両手を当て、彼女の体を二つ折りにしての行為だった。そのために彼女の両脚は天を指し、彼が突き入れる度にゆらゆらと揺れるのだ。
「あう……うーー……うーーー……」
 必死に歯を食いしばり、涙がいっぱいに溜まった両目で、一生懸命彼の姿を探しているティファの意識は、嵐の前に消えてしまいそうな蝋燭の炎にも似て、今にも暗闇に呑まれてしまいそうだ。
 その時、不意に彼は律動を緩慢にし、彼女の両脚をシーツに下ろした。そうして、両脚から手を離すと、汗でしっとりと濡れた彼女の赤い頬を両手で包み、ねっとりと濃厚な口付けをする。
「あ……は……んむ……む……」
 彼女は夢中になって彼の舌を迎え入れ、彼が送り込む唾液を鼻を鳴らして飲み下した。

 彼女の滑らかな舌を、ねろ……と自分の舌に絡め、ちゅるちゅると吸う。
 それだけでティファは甘えた吐息を漏らし、もっともっと……と貪欲に激しく、俺の唇を求めてくる。
『かわいいなぁ……』
 そんなティファを、俺はいつもそう思う。
 奇麗で、利発で、気が強くて、けれど俺の前では「弱さ」をさらけ出し、とろとろにとろけてしまうティファ。
 そんな姿を見る度に、
 もっとえっちにしたい。
 もっととろとろにしたい。
 ……そう思うのだ。

「あっ……いやん…………もうっ…………」
 長いキスを終えると、彼は奥深くに差し込まれていたモノをぬるっ……と抜き出して、彼女をうつ伏せにした。
 今まで、口で彼のモノを含み、互いに性器を貪って、彼女が上になり彼を「征服」した後、後から激しく責め苛(さいな)まされて、互いに違いの身体を抱き合った。そのまま抱き合いながら彼の上に向かい合って座り、そしてまた、横になってあられもなく両脚を広げて、彼を迎え入れた……。
 そんな長い愛交を経て、そして再び、攻められるかのような体位である。それぞれにたっぷりと愛し愛され、今度こそ彼は『膣内(なか)』にイッてくれると思っていたティファは、激しい波に翻弄されながら不満の声を上げた。
 長時間愛されるのは嫌いではない(むしろ好きと言っていい)し、体位を変えるのも、それはそれで結構好きな方だ。それでも、一度くらいはイッてくれてもいい頃ではないか?……そう、彼女は思う。もちろん、射精そのものが愛の帰結ではない……と彼女は思っている。けれど、それを確かに待ち望んでいる部分が、彼女の心の奥底に潜んでいるのもまた、事実なのだ。
「ふ……うう……」
 既に彼女の両腕に力は入らず、ただシーツを握り締めたまま両乳房がひしゃげるのに任せていた。彼が両手でしっかりと固定したまま、ぐいっと腰を持ち上げるのに合わせて、両膝でお尻が落ちないように支えるのが精一杯であった。

ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……

 2人の接点……熱く張り詰めたモノの先端−今はてらてらと彼女の『蜜』に濡れているモノと、彼女の『花』の間から、キスでも交わすかのような軽妙な、粘液質の、湿った音が響いていた。にちにちと、ねっとり白濁した彼女の『蜜』が、糸を引いて彼のモノと「繋がって」いる。
 それは彼が、挿入する前に決まって繰り返し繰り返しする「いぢわる」だった。
 「あっ……いやっ……んっ……あ、いやっ……いやっ……」
 それに対してワンテンポ遅れるように、彼女の甘く請う声が、切なげに流れている。
 彼がぐぐっと、両手で彼女のヴォリューム豊かなお尻を掴み、その動きを彼女の自由にさせないようにコントロールしているために、彼女は彼のモノをその胎内に迎える事ができないでいるのだ。
 ぐっとお尻を突き出せば、彼は腰を引いて逃げる。
 もうすでに言葉を発する事も出来ない。口を付いて出るのは、反射的に放ってしまう艶声だけなのだ。
 そして……

ぶぷぷぷぷっ……

「っは……く……う……ん…………」
 再び、何の前置きも無く一気に刺し貫かれて、彼女は軽くイッてしまっていた。真っ白な爆発が頭の中で湧き起こり、一瞬だけ意識が途切れたのだ。

『いぢわるっ!!』
 一部分だけ妙に冴えている白濁した意識の片隅で、私は彼に聞こえない抗議の声を上げていた。
 彼の「いぢわる」は、今に始まった事じゃない。今では彼のそのちょっとした「いぢわる」を、待ち望んでいる気さえしている。彼に「いぢわる」されると、もっともっとキモチイイから……。
 「いぢめられたい」って、本気で願っているわけじゃない…………と思いたい。マゾヒスティックな性癖なんだとは、思いたくなかった。
 それでも彼の「いぢわる」には、私への愛が溢れている事がわかるから、だから、それを否定出来ずにいるのもまた、事実。
 「彼」の「いぢわる」は、「好き」。
 「彼」の「いぢわる」ならば、「好き」。
 そう思うしか、ない。


ちゅるんっ……

「あっ……」
 声を上げる間もなく、彼のモノは呆気ないほど簡単に彼女の『花』から逃れた。
 そしてすぐさま、ぬるぬると、熟れた水蜜桃のようにたっぷりと『蜜』を含み滴らせたティファの『花』に、浅くモノを埋め込む。
「んっ……う……」
 それだけで彼女は、ぴくくっ……と背中の筋肉を緊張させて震えた。
 熱く滾った激情の、その先端の広がった部分までをゆっくりと挿入して、そのでっぱりを『蜜口』にひっかけるのだ。そして、彼は侵入をそこで止める。
 すっかり動く事をやめていた。
「あっ……うんっ……やっ……いやっ……」
 ティファは啼きながら尻を振り、もっともっと……と、請うように声を上げた。

ちぷっ……ちゅくっ…………

 けれど、くにくにと断続的に蠢く『蜜口』を刺激しながら、彼のモノは、決してそれ以上侵入しようとはしない。

ぢゅぷ……ぢゅ……ちゅ……ちゅっ……

 そして、ようやく彼がしたのは、じれったいくらいに緩慢な動きでの再開。
「あうん! ……あっ……はー……あっ…………」
 彼のモノは浅いところの肉壁を小刻みに擦り上げ、時折『花芯』をも薙ぐように刺激する。
 たまらなかった。
 耐えられるはずも無かった。
 今夜はもう何度イッたか知れない。何度イかされたか、覚えている事も出来なかった。
 素早く差込み、そして、すぐに抜き出す。
 憎らしい事に、彼はそれを、何度も何度も繰り返した。

ぷちゅ……ぷぷっ……


 彼に組み敷かれ、貫かれ、身体の全てを貪られるのを、至上の幸福として受け止めている自分がいる……。
 私はベッドに右頬をつけ、目を閉じて彼の動きだけに集中する。
 ぬるぬると差し込まれ、上の方……膣内の、お尻の方の粘膜をこそぎ取るようにして往復する彼のおちんちんに、くらくらと目眩がしていたから。そしてその目眩にも似た「うねり」が、私の理性を……根こそぎ奪っていく。

「……ク……クラ…………や…………ねえ…………やぁ…………」
「ん?」
「……かおぉ……見たい……のぉ……」
「顔?」
「だから…………あうんっ…………ね……だから……」
 きゅううぅ……と彼を締め付け、ぐすぐすと泣きながら、ティファは無理に体をよじって、彼を振り仰いだ。潤んで虚ろな瞳からは、ぽろぽろと大粒の涙があふれて零れている。
 彼女は、彼の顔を見ていたいと思ったのだ。

 私は、彼のイク時の顔が好き。
 私の『胎内(なか)』に出してくれる時の顔が、好き。
 大好き。
 ううん……ちがう。
 私の『胎内(なか)』に出してくれる時は、私に顔を見せてくれてなきゃ、イヤ。
 だって、あなたの『命』をもらうんだもん。それが世界中でただ一人、私だけの特権だって、思いたいから……。

 ぐったりとして息も絶え絶えの彼女を、もう一度仰向けに転がして、彼はぶるっ……と揺れる乳房を、目を細めて見つめた。
 彼女の肌は健康的に焼けて、その伸びやかな肢体を一層美しく見せている。だがその色は、はっきりとした境目を示しているのではなかった。
 どんな風に焼けばそうなるのか……。
 健康的に焼けた肌から、太陽の愛撫を受けていない、透き通るような肌との境は、ぼんやりと滲むように、徐々に色を薄くしているのだ。
 豊かな乳房はまさしく白い宝玉のようで、その頂上にひっそりと息づく赤い果実は、艶やかに映えてクラウドの目を楽しませた。
「あ……クラ……うぅ……」
 彼女の可愛らしい唇からは、意味を成す言葉はほとんど聞き取る事が出来なくなっている。
 だが彼の視界には、普段意思を伝えるために開かれる唇よりも、もっと雄弁に彼女の願いを訴えているものがあるのだ。
 それはもちろん、涙をいっぱいに溜め、もう何も見てはいないのではないか?と思わせるほどうっとりと恍惚の色に満ちた瞳でも、「だらしない」と謗(そし)られても仕方の無いほど、ぐったりと投げ出されながら、時折ぴくん!と震える四肢でも無かった。
 それは、もどかしさに打ち震え、真っ赤な恥色に染まりながらも楚々とした形を失わないままに咲き誇った、彼女の『花』であった。
 彼女の『花』は、再び一刻も早く彼をその深みに迎い入れたいと願い、待ち望むあまりに、たっぷりと愛に満ちた『蜜』を溢れさせている。ぱくぱくと物言うように、その深みを時折見せ付けながら、その肉色の大輪は彼を誘っているのだ。

ぬ……ぬぬぬぬ……

 今度は「いぢわる」は無い。
 彼の中には、一刻も早く彼女の『膣内(なか)』に放ちたいという欲求だけがあったからだ。

 全身の肉がとろけ出してしまいそうだった。
 「彼」が出入りするその場所に、すぐにまた全部の神経が集中する。体中の全てを、どこか遠い別の場所に、別の次元に、持って行かれそうで、私は知らず、歯を食いしばって荒々しい奔流に耐えていた。


ぷっ……たぷっ……たぷっ……たぷっ……

 激しい腰の接合によって、ティファの胸は、それ自体が別の生き物でもあるかのように、彼女の体躯の上で激しく、そして自在に形を変えた。
「うっ……あ……」
 その動きは、ティファに鈍い痛みを走らせる。
 だが、今の彼女にはその痛みさえ、甘い刺激に感じる事が出来た。
「ふあっ……やっ……」
 きゅうう……と自分で自分の乳房を掴み、その激しい動きを抑える。そうしながら、夢中で、大きくぷっくりと膨れた乳輪を撫でさすり、固く起立してしこった乳首を捻った。
「きゃう……う……うぅ……」
 こんな時だ。
 乳首と『花』は、何か太い線で「繋がっている」のだと思うのは。
 直接流れ込む、迸るような鮮やかな銀の火花は、彼女の頭の全てを焼き焦がすのだ。

「あっ……ああっ……ああっ……あっ……うぅーーー……」
 ティファは荒い吐息の中で、俺を一心に見上げてくる。
 そうして、俺の首を求め、両手を伸ばす。しっかりと捕まえていて欲しい……と、泣いているのだ。
 涙のいっぱいにたまった、濡れた瞳で一生懸命に俺に姿を求めながら。
「う……う……ひ……う……」
 こうして強く抱き合い、柔らかな乳房を胸に感じながら、耳元で囁くように……絞り出されるように呟かれるティファの啼き声は、俺の血管を流れる熱い血に、さらなる「熱」を与えている。可愛らしくも淫靡な声に、俺の肉体全てが反応しているのだ。

 ---------流し込みたい。
 俺の全てを。



 ---------たっぷりと注いで。
 私の『膣内(なか)』に……。

 私は、この時の、クラウドの顔が好き。
 私が、この人を、気持ち良くさせてる。
 私が、クラウドを、たまらない気持ちにさせてる。
 何よりもその想いが、彼を迎い入れている私の「部分」をとろとろにしていく……。
 ソコだけじゃない。
 本当は、身体の全てをとろとろに、甘く、甘くねっとりとしたハチミツに変えて、彼を包み込んでしまいたい……って、思う。
 彼の全てを包み込んで、とろとろの私の中で、彼をもっともっともっと、気持ち良くさせたい……。

 身体の奥深くに埋め込まれた彼の激情は、ティファのお腹の中で荒れ狂い、理性を根こそぎ奪っていきそうな「熱さ」を放っていた。
 込み上げてくる切なさは、訳も無く涙を滲ませる……。
「あう……う……う……」
 お腹の中が……子宮が、きゅううう……と縮み上がるようだった。
「イクよ」
 彼が、粘膜に覆われた、そのこりこりとした壁面を擦るようにしてノックすると、ティファは声を出すのにも努力が必要なのだといった様子で、ただ、こくこくと肯いた。

 そして俺は、自分を開放した。

 びくびくと震えるティファの『胎内(なか)』に、俺は長い時間をかけて、思いきり放った。
 モノの中……尿道の狭い管の中を、大量の精が塊のようになって送り出されていく。それは物凄い開放感と快感を俺にもたらしていた。
 精の放出は、どくどくと絶え間無く続き、一体俺の体のどこにあったのか?と思わずにいられないほど大量に迸る。
「ああ……いっぱい……いっぱい……」
 びくん……と体を震わせ、うわ言のように繰り返すティファのその『胎内』に、最後の一滴まで絞り出すと、俺は自分を彼女の身体の中に残したまま、彼女の唇を求めた。

「んああ…………あふっ……熱い……わ……」
 彼から迸り、注がれるものが、私の身体の深いところを激しく叩く。それを確かに感じながら、同時にそのあまりの「熱さ」に泣き出しそうだった。
 「熱さ」。
 「命の熱さ」。
 彼は私の中に、「命」をくれたのだ……。

この記事へのコメント
>ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅっ……

推力san!クラウドがイケメンスケベすぎて許せません!!
なんたるいじめプレイ…浦山し杉る
Posted by じん at 2011年05月14日 22:42
 イケメンスケベ……(笑)。
 初めて聞きましたが、なんだかしっくりきました(笑)。
Posted by 推力 at 2011年05月18日 21:06
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