■感想など■

2011年06月01日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【2】■■

 ティファが愛娘アーシェスを産んでから、既に2ヶ月が過ぎようとしている。
 腰の辺りまであった艶やかな黒髪は、今は背中の中ほどで切り揃えられ、三つ編みにまとめられていた。
 もともと化粧を好む性質(たち)ではなかったが、シエラに言われ、現在では自然モノの化粧水をつけるだけとしている。唇にもリップクリームを時折付けるだけで、出掛ける時以外は、口紅を付ける事も無い。
 イヤリングは、愛娘が間違って呑み込まないように、家では決して付けなかったし、衣服も、金属類の無い、綿や絹などの天然繊維だけと、徹底している。
 たとえ外見が地味になろうとも、それを躊躇する「弱さ」は、今のティファには無い。
 全ては、愛しい我が子のためなのだ。


「あ……あふっ……やぁん……」
 ティファの乳房は、どこまでもふにふにと柔らかく、彼の指を迎えてくれていた。さすがにバストラインは出産前よりも下がってはいるが、それでもその張りと瑞々しさは失っていない。
 アーシェスを産んで、その柔らかさと大きさを増したのではないだろうか?と、彼は想う。それが、バストラインの下垂を招いた原因だという事は否定出来ないだろう。
 ……が、それは彼にとって、決して不快な感覚ではない。
 今のティファの体は、オンナとしての美しさだけではなく、「母」と「妻」としての「まろやかさ」と「優しさ」を感じさせるのだ。
 クラウドはそれを、心地良い……と感じる。
 また、「美しい」とも感じているのだ。

「ふ……ん……」
 吐息をつくように鼻を鳴らして、ティファは背後の彼に体を寄せた。うっとりと目を瞑り、彼の手の動きを瞼の裏に夢想する……。
 少し過敏になっている乳首を、ブラの上から、人差し指と中指で、優しく撫でさすっている。ちょっとぴりぴりとした刺激が走るが、今はそれすらも心地良い。
 授乳用のブラはパットが入っているために、普段の彼女ならちょっと触られた程度にしか感じないだろう。だが、ひどく敏感な今の乳首には、そんな愛撫にも、きちんと反応してしまうのである。
「は……うん……」
「まだ、痛いか?」
「……うん…………あんまり、飲んでくれなかったから……」
 ティファの肌に頬を寄せると、ほのかに甘い匂いがする。どこか懐かしい……心安らぐ匂いだ。出産直後の病院で、それが「母親」の匂いなのだと気付くのに、さほど時間はかからなかった。
「また、間違って食べないでね?」
「はいはい。わかってるよ」
 冷蔵庫の冷凍室には、乳首のついていない哺乳瓶に、ティファの残乳が凍らせてある。以前には、普通のコップに絞ってあったのだが、同じように凍らせてあったアイスミルクキャンディと間違えて彼が食べてしまってから、哺乳瓶に入れるようにしたのだ。

プチ……

 背中の、ブラの止め具を外すと、ゆさっ……と重そうに乳房が零れ出る。クラウドはそれを、両手で支えるように包み込んだ。
「俺が飲んでやろうか?」
「……ふふ……うちには、赤ちゃんが二人いるのね?」
「もう1人……欲しいか?」
「……うん……でも、もうちょっと後がいいな」
「大丈夫、今から準備を進めとけば、丁度いいぜ」
「今から? ……あっ! きゃんっ!!」
 クラウドは、彼女の言葉が終わる前に、彼女の綿パンツをずるっ……とずり下げた。いつ、前のボタンを外したのだろう?
「だめよぉ……ね? ご飯、すぐ作っちゃうから……そしたら、ね? ちゃんとあっちで……」
「やだ」
「そんなぁ……ね? やめよ? こんなところで……あっ……きゃ……」
 今日は『夜の日』ではない。
 だから、今日は飾り気の無い、普通のベージュの綿ショーツを身につけていたのだ。彼女の悲鳴は、クラウドの右手が、綿パンツに続いてそのショーツを、実に手際良くするり……と引き降ろしたために起こったものだった。
「クラウドぉ……」
 女らしく成熟した尻には、出産後の「垂れ」が見られない。艶めかしいほどに白いティファの尻は、しっかりと引き締まって、光の元で艶やかに光っていた。そしてまた、きゅっ……と引き締まっていながら、ぷっくりとしたオンナの柔らかさは失っていないのだ。
 その造形は「美麗」の一言に尽きた。
「ひゃ……う……うっ……うっ……」
 左手の人差し指と中指と薬指。
 彼はその三本を、半ば強引にティファの尻へと割り入れ、くくっ……と押し広げたまま中指を伸ばした。その中指は、『蜜口』と後の『蕾』の狭間を、既にたっぷりと染み出した「ぬめり」に任せて、ぬるぬると撫でさするのだ。
「あっ……あっあっ……あっ……」
 消え入るような密やかな声は、熱い吐息と共に赤く濡れた唇から漏れる。彼が愛撫するその「狭間」は、熱を持ったように熱く、とろとろに濡れて、溶け出していた。
「だ……め…………アーシェが……起きちゃう……う……」
「大丈夫、ぐっすり寝てるよ」
「……でも……あっ……う……うんっ……」

つぷっ……

 今ではすっかり馴染み、安らぎすら感じる彼の指……。その指が今、たっぷりとぬめった粘液をからめ、さしたる抵抗も無く第一関節まで、浅く、胎内(なか)に潜り込む。
「あっ……ああっ……」

 もどかしい……。

 ティファは思わず、自分から尻を揺すって、彼の指をもっと迎え入れようとした。
 ……が、彼は決してそれ以上中には入れようとしない。ききゅ……と締め付ける、彼女の『蜜口』を楽しむように、そのままでくにくにと動かすだけにとどめたのだ。
「ああっ……いやぁ……」
 ティファは幼子のようにいやいやをして、彼の嗜虐に濡れた瞳を見上げた。

くにっ……くにくに……

「あ……う……うう……うあぁー…………」
 ティファの両脚はがくがくと震え、今にも崩れ落ちそうに見える。ぱくぱくと空気を求めて喘ぐような口に、クラウドは右手の指を差し入れた。
「あむ……む……むう……」
 途端、差し込まれた人差し指と中指の二本を、ティファは夢中になってしゃぶり始めた。
 ちゅるる……と吸い付き、口の中で舌を絡ませる。舌先でちろちろと指先をくすぐった後は、ねっとりと纏いつくようになぶる。その舌の動きと、陶酔したティファの表情は、彼女が自らの行為を何に例えているか日を見るよりも明らかだろう。
 ティファは、愛しい男の指を口に含みながら、彼の逞しいモノを口で愛する事を夢想しているのだ。
 それが、どんなにいやらしく恥かしい事かは、忘れたわけではない。
 だが、何もかも許しあった関係では、恥じ入り、拒否する事よりも、積極的に相手を、そして自分を「悦ばせる」努力こそが求められるのだ。
 それがわかるから、ティファはどんな恥知らずにもなれる気がしている。彼が求めるのなら、どんな破廉恥な行為でもする事が出来るだろうという想いだ。
「んん……む……」
 夢中になってクラウドの指をしゃぶる口に、まるで呼応するかのように、ティファの『蜜口』が収縮を繰り返す。断続的に締め付けられる『蜜口』に、彼は、口と『花』は、繋がっているのではないか?と感じていた。
「あむっ……んむーー……んむーー……」
 甘い唸りは、抗議のサインだった。
 眉根を寄せ、訴えるようにクラウドを上目遣いで見上げている。
「ぷふっ……ん……」
 ちゅるっ……と抜き出されたクラウドの右手の指は、ティファの唾液でべとべとに塗れ光っている。

ちゅ……ちゅるっ……

 クラウドはそれを、丁寧に嘗め、吸った。その仕種は、まるで指についたハチミツを嘗め取る、幼児のそれだ。
 「ティファのものならば、それが何であれ愛しいのだ」とでも思っているのだろう。

 愛しいから。
 愛しているから。

 今のクラウドは、変態的行為とさえ思える事でも、やってみせる事が出来た。
 ティファもそれがわかるから、紅い頬を尚一層紅く染めて、くうん……と甘えるように鼻を鳴らすのだ。
「……ね……」
 彼女は彼の胸に頭を凭せ掛けると、こくん……と喉を鳴らした。クラウドの左手は、今だティファの『花』をなぶり続けているのだ。ティファはうっとりと目を細めると、彼の、少しだけ髭の剃り跡の残る顎を、首を伸ばしてぺろっ……と嘗めた。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44656045

この記事へのトラックバック

★足跡代わりにポチッとしてってくださいな★