■感想など■

2011年07月05日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【4】■■

「ベッドの端に座っていいよ。そのまま少し下がって……そう」
 とすん……とベッドに座り、彼女は両腕を体の横でシーツに付けた。
「んぅ……ん……ん……んふ……ん……」
 キスは続く。
 何度も嘗め、咥え、啜り、しゃぶる。
 唇の裏も、真珠のような歯の裏も、舌の裏表全てを味わう。
「あぁ……あ……」
 唇を離すと、彼女は上半身をふらふらさせながら喉を鳴らした。
 俺は、彼女の唇の端から垂れた涎を優しく拭いながら、左手の指で彼女の右乳首を“きゅむっ”と摘んで捏ねる。
「くぁん……あん……あ……」
 乳房を掬い上げ、たぷん……と落とす。
 ゆったりと捏ねながら、親指で乳首を転がした。
「おっぱい……きもちいいの……いいの……」
 甘えて、全てを俺に委(ゆだ)ね切った声だ。
「下着、脱ごうか」
 俺の声に、嬉しそうにこくりと頷く。
 俺は彼女の前に膝を付いて、ショーツの端に指をかけた。
「ほら、お尻上げて」
「……うん……」
 するり……とショーツは太股まで一気に引き下ろされる。
「ああ……もうこんなだ……」
 ショーツの股間の部分がぬるぬると濡れて、電灯の光をねっとりと弾(はじ)いていた。
「いやっ……」
 彼女はそう言いながら、俺から逃げるように顔を背けた。
 艶やかな黒髪から覗く耳たぶまでが真っ赤に染まり、唇はふるふると震えている。
「イヤ? 本当に?」
「いや……恥ずかしい……」
 するするとショーツを足首まで引き下ろす。
 そうしておきながらねっとりと熱い口付けを与え、意固地な両足が緩むまで待って、右手を膝の間に割り入れて開かせた。
「あっ……やぅ……」
「開いて」
「……だって……」
「開くんだ。ティファ」
 俺の少し強めの口調に、彼女はおずおずと脚を開く。
 ショーツがまだ足首を一つにまとめているのだ。
 自然、脚は菱形に開かれてゆく事になる。
「もっとだよ」
 そう言っても、ある程度開いた後は申し訳程度に脚が動くだけだ。
 黒々とした茂みが露になり、それに埋もれるように粘液の絡んだ薄肉がてらてらと光を纏わりつかせているのが見える。
「聞こえない?」
 俺の冷たい口調に彼女は息を呑み、ゆっくりと開いていった。
 ぎゅっとシーツを握り締め、羞恥に絶えながら俺の視線を受け止めている。
 いっぱいにまで開かれた白い内腿には腱が浮かび、淫らな肉の赤を見せていた。
「全部見えるよ。濡れてるね……すごいよ」
「だって……クラウドがいぢめるから……」
「ベッドに染みが出来ちゃうなぁ」
「いや……」
「そう?ここは……」
 右手の中指を滑らせる。
「ひんっ……」
 触れただけで彼女は身を震わせて啼いた。
 ぬるぬると、指に粘液を纏いつかせるようにして動かし、親指でクリトリスの包皮を軽く叩くようにして押した。
「ひっいっ……うぅ……ん……」
 びくびくびくっ……と面白いように体が跳ね、大きな乳房がたぷたぷと揺れ動いた。
「目隠しして……おっぱいとあそこを目一杯見せびらかしてる。いやらしいなぁ」
「恥ずかしいよぅ……」
「見てるよ。じっと見てる」
「見ちゃ……やだ……」
「手で隠しちゃダメだよ。ダメだってば!」
 俺は、股間を隠そうとした彼女の左手を払い除けた。
「やっ!」
「やめるよ? もう俺行くよ?」
「やだ……」
 ふるふると首を振り、下唇を噛む彼女に、俺は“にっ”と笑った。
「ご・め・ん・な・さ・い」
 一言一言区切るようにして彼女の耳元に囁いてやる。
 彼女は答えない。
「ごめんなさいは?」
 答えない。
 しかも、あまつさえ顔をふいっと反らして拗ねたように唇を尖らせた。
 大人の女性にはあるまじき幼稚な態度だ。
 わかっているのだ。
 彼女にも。
 これが、私と彼女の間だけで取り交わされる“遊び”なのだと。
 俺は大袈裟に溜息をついて、立ち上がった。
「行くよ」
「や、やだ! やだぁ!」
 ひとたまりもなくうろたえて、彼女は必死の懇願で俺を引き止めた。
「もうやめる?」
「……やだ……」
「俺はまだ服着てるし」
「……ごめんなさい……」
 彼女はうう……と小さく唸るようにして俯くと、ぽちょっとそう口にした。
「うん。いい子」
 御褒美に、彼女の唇にちゅう……と心のこもったキスをする。
「いぢめる……」
 彼女が何かを言う前に、ぷにぷにとやわらかい上唇をねろっと嘗めた。
 そしてまたちゅう……とキスをする。
「……んぅ……」
 下唇をちょっと咥えて、舌でちるちると嘗めた。
 そしてまたキス。
「くすぐったい? 気持ち良い?」
「きもちいい……」
 彼女の肩から緊張が抜けて、すっかり俺に体を預けたがっているように見えた。
この記事へのコメント
『これが、私と彼女の間だけで取り交わされる“遊び”なのだと』
 クラウドTSフラグですね分かります
Posted by 青玉 at 2011年07月05日 08:17
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