■感想など■

2011年07月10日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【5】■■

「もっと……」
 切なそうな彼女の哀願に、舌を歯の間に少し入れる。
 けれど、すぐに出す。
 彼女が応える前に。
「いや……」
 それが不服なのか、彼女は俺の舌を追うように顔を上げる。
 ちゅう……とキスする。
「もっと……」
 互いに口を大きく開け、上唇の裏も、下唇の裏も、まんべんなく嘗めてやる。
 にゅるにゅると、唾液のぬめりで遊ぶ。
「あ……あ……」
 唇を離すと、彼女は口を少し開けたまま、紅い舌をちろりと出した。
「舌が出てるよ。どうしたの? もっと遊びたいの?」
「くぅうん……」
 まるで雨に濡れた子犬のような、憐憫を誘う声で彼女は甘える。
 再び俺も舌を出して、彼女の舌を迎える。
 ぴちゃぴちゃと水音がする。

 からまる。

「……きもち……いいの……」
「いっしょうけんめいだね?」
「んぅ……」
 俺はちゅっ……ちゅっと彼女のほっぺたにキスをしながら、ショーツから右足だけ解放して左足の膝まで引き上げた。
「あ……どうして……?……」
 俺は彼女の言葉を無視し、両手を開いたままの膝小僧にあてて固定した。
「いやんっ」
「力を抜いて」
「ん……」
「そう。抜いて」
 俺は床に膝を付いたまま、彼女の脚をいっぱいまで開いて固定する。
 再び、透き通るような白い内腿に腱が浮く。
 その白い内腿に、紅く印がつくまで口付けた。
「んぁっ……」
「……全部見えるよ」
「恥ずかしい……」
「ぬるぬる光ってる……」
「やん……」
「ベッドの端までお尻をずらして」
「ん……」
 俺の言葉に彼女は素直に従い、お尻を浮かせた。
 快楽に馴らされ、心が服従し、疑問を浮かべる事も無い。
 だが
「もっとよく見るから」
「いやっ!」
 俺の言葉に、咄嗟に脚を閉じようとする。
 間近で性器をじっくりと見つめられるのだという羞恥が、白い内腿をさっと紅く染めた。
「脚、閉じるの? いいの? 止めるよ?」
「いや……やめないで……」
「力を抜いて。そう……」
「ん……」
 閉じかけた脚を再び開かせて、俺はその間の床に膝をつき、彼女の秘めた場所をまじまじと見つめた。
「うわぁ……ぬるぬるだ……」
「やだあ……」
「いっぱい濡れてるねぇ……」
「いっぱい……?」
「いっぱい。とろとろになってる」
 息がかかるくらい彼女のあそこに顔を寄せ、至近距離からぬるぬると蠢くさまを見る。
 右手の指でなぞれば、それだけで湿った淫らな水音が立った。
「聞こえる?」
「んん……」
「くちくち言ってるよ」

ちゅぷっ……

「あっ!」
 指が吸い込まれるようにして入った。
 そのまま、つぷつぷと出し入れする。
「ぬるぬる……」
「んっ……」
 クリトリスの包皮の上から、くりくりと円を描く感じで触る。
 全てが“円”だ。
 直線よりも、繰り返しの動きが快楽の反復と増幅を生み出す……。
この記事へのコメント
この静かな感じがなんとも・・・
Posted by 青玉 at 2011年07月10日 21:09
この激暑いのにイチャイチャと…
最高です(゙∀゙*)
Posted by hh at 2011年07月12日 21:12
>青玉さん
 こういう時は変に盛り上げるより、淡々と進めたほうがよりエロいと思うのですよ。

>hhさん
 ありがとうございます!
 体温が0.5度くらい上がる感じで進めてまっす!
Posted by 推力 at 2011年07月13日 00:59
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