■感想など■

2011年07月25日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【8】■■

「どうしたの?」
「そこはやだよう……」
 ぐすぐすとべそをかき、股間を露出したまま彼女は主張した。
 苦笑が、知らず俺の口から漏れる。
「でも、あそこがさっきよりずっととろとろだ。すごいよ」
 中指が、何の苦もなくぬるるる……と奥まで入った。
 握り拳のまま中指だけ立てた形で、その根本まで挿し込む。
 じゅぷっじゅぷっと出し入れを繰り返し、手首をぐりっと捻って内壁を擦り上げた。
「あっ……ああああ……あ……あ〜〜〜〜〜……」
 しゃくりあげるように白い腹が波立ち、膝の裏の両手がぎゅうう……と握り締められる。
 愛する男に体の中を指で掻き回される……というのは、いったいどんな気持ちなのだろう……と、ふと思ったが、女の身でない俺にはわかるはずもなかった。
「もっ……もう……ほしいのぉ……」
「ん? なに?」
「……ゆびじゃ……いや……もう……ほしい……の……」
 彼女の催促に、ぬかるみでふやけそうな指をちゅるりと抜き、無言のままモノをあそこに当てる。
 彼女が期待感に息を呑むのがわかった。

 でも、入れない。

 にゅる……にゅる……とモノの裏側を滑らせるだけだ。
「いや……」
 落胆の声が小さく流れる。
「ん……」

にゅるっ……にゅっ……にゅ……

「ぬるぬるしてるから、よく滑るよ」
「はやく……」
「捏ねてみようか」
 モノを右手でしっかり持って、左手で彼女の太腿を固定した。
 そして、モノを彼女のぬかるみに当て、文字通り粘液や薄肉を亀頭でくちゃくちゃと捏ね回す。
「んあっ……」
 大きく水音が響く。
 びくびくと彼女の腰が震え、密やかな声が上がった。

 生殺しだ。

 それが、ひどく楽しい。
 嗜虐の想いが、俺の胸を黒く塗りつぶしていた。
「あ、先っぽが入っちゃったよ」
「ああ〜〜〜……」
 消え入りそうな、切なそうな声だ。
「ここでやめとこうか」
「ど……うして……」
「奥まで欲しい?」
「うん……」
「じゃあ、ちゃんと口に出して言って」
「え……」
「欲しいって。“ちんちんが欲しいです”って」
「はずかしいよぅ……」
「ティはえっちだから言えるよね?」
 俺がそう言うと、彼女は口をつぐんでぷいっと横を向いてしまった。
 無駄な抵抗だと思う。
 それは、彼女自身が何度も認めている事なのだ。
「言えない?」
「……」
「先っぽだけしか入ってないよ?」
「……」
 無言だ。

 おもしろい。

 どこまで我慢出来るかな。
 少し腰を動かした。
 円を描くみたいに。
「んんっ!」
 彼女の口から声が漏れる。
「揺すってみようか」
 彼女のお尻を両手で持って、ゆさゆさと揺らしてみた。
「んあっ……ん……んぅ……」
 ぬぬ……と少し押し込んでみる。
「ああ……」

ぷぽっ……

 すぐに抜いた。
「いやっ……やぁだぁ……抜かないで……」
 あっさりと彼女は陥落して、甘えた声を上げる。
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