■感想など■

2011年08月05日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【11】■■

 体を起こすと、右手の指でクリトリスをいじりながら、彼女の様をじっくりと眺めた。
 腰を打ち付けるたびに、彼女のたっぷりとした豊乳がたぷったぷったぷっと踊るように揺れ動く。
 白い乳房の上で、紅い乳首が軌跡を描いていた。
 そして二つの肉珠の間には汗がうっすらと浮かび、電灯の光を艶かしく弾いている。
「ああっ……好きっ……すきぃ……すきなのぉ……」
 彼女の体全体が、「あなたがほしい」と泣き叫んでいるように思えた。

ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……

ぬっ……ぬっ……

ぬっ……

ぬっ……ぬっ……

 抽送の早さをわざと不規則にする。
 彼女の体内から溢れ出る、ぬるぬるとした淫汁が立てる水音がはっきりと耳に届いていた。
「洪水じゃないか」
 再び彼女を二つ折りにして、耳元で囁いてやる。
「やん……ぅ……」
「気持ち良い……」
「きもちいい?」
「あったかくって、ぬるぬるしてて……」
 ちゅう……と口付けた。
「締まる……」
「もっと……締めて、あげる……よ?」
「もっと?」
「きゅっ……て……」
 言葉通り、彼女のあそこがきゅきゅきゅ……とキツく締めつける。
 鍛え上げられた彼女の体躯が、こんな時にもその魅惑を発揮するのだ。
「お……で、出ちゃうよ……」
「だして……いいよ……」
「……中に? それとも胸に?」
「なか……なか……にぃ……」
「いっぱい出るよ」
「うん……いっぱい……ほしいの……いっぱい……なかに……」
 彼女の甘えた声が耳をくすぐる。
 切に俺の全てを……命の滴(しずく)を欲しがっている声だった。

ぬっ……

ぬっ……ぬっ……

ぬっ……

ぬっ……

ぬっ……

 抽送がその速度を増す。
 馬鹿みたいに腰を振る自分がいる。
 泣きそうな、
 ひきつれた、
 悲鳴のような、
 すすり泣きのような、
 耳にこびりついて「さあ出せいま出せすぐ出せ」と催促する甘露な蜜毒のような甘い啼き声を聞きながら、不意に、ぴたぴたと彼女の尻を叩いていた玉袋がきゅうう……と縮み上がるような感覚に襲われる。

 近い。

 腰は止まらない。
「んっいっ……ひっ……う……」
 重そうな乳房が面白いように跳ねまわる。
 右手で左の乳房を掴んで乳首を捻り上げた。
「いっひ……ひぃ……いく……いっちゃう……いっちゃう……い……ひ……」
 歯を食いしばり、シーツを握り締め、彼女はそれでも膣口を健気に締め続ける。

ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……

ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……

「ああ……イク……」
 声が漏れた。
 誰の声だ? と一瞬思った。
 誰何(すいか)する必要も無い。
 自分の声だった。

 たまらない。

 きもちいい。

 いとおしい。

 全ての彼女に向ける感情が一点に向って収束していく。
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