■感想など■

2012年08月25日

【ボクキミ】ユウ10

■■【10】■■

 11月12日、土曜日。

 モデル姿で呼び出された学校のクラブハウスには、「彼」を含めて7人の男達がいた。
 「彼」以外は、あの日、10月31日に同じこの部屋にいた5人と同じく、覆面プロレスラーが着けるようなマスクを着用している。6人の覆面男だ。その中に、あの時の5人が含まれているとしても、今日は1人増えている。これが「彼」によって集められた者達だとしたら、彼らはどれほどの“真実”を「彼」に吹き込まれているのだろうか。
 真っ赤なチョーカーを付けられ、声が出ないようにされた後、ユウは裸に剥かれてマットレスに転がされた。形ばかりの抵抗もしてみたが、すぐに意味が無いと思い、させたいようにさせた。
 汗と埃と、何かわからないような匂いが混じりあった不快な布地は、肌にべとつくような感じがしてゾッとした。
 何度も使われているのだろうか。
 ひょっとしたら女子生徒を連れ込んで、ラブホテル代わりに使っていたのかもしれない。

 ──今日はこの7人を相手にするのだろうか。

 ぼんやりと見上げたユウの前で、男達が服を脱いだ。
 背格好も筋肉の付き方も肌の日焼け具合も様々な、6人の男の裸が眼前に並ぶと、ユウは無意識に男達の股間にぶら下がるものを見比べていた。太いもの、細いもの。長いもの、短いもの。剥けているもの、被っているもの。血色の良いもの、悪いもの。それらが、目の前にしたユウの裸に反応してムクムクと起き上がっていく。そして輪になってじゃんけんを始めた。
 誰が最初にユウを抱くのか、じゃんけんで決めようというのだろう。
 皆、顔には一様にマスクを被っているものだから、その光景はひどくシュールで、滑稽でさえあった。
 だが「彼」は裸にならず、部屋の隅の机の前で椅子に座って脚を組んでいた。高見の見物を決め込もうというのだろうか。
 男達は、すぐにはユウを抱こうとはしなかった。
 「彼」は言った。

「今日は、こいつらを順番に相手にして、一度も欲しがらなかったら勝ちにしてやってもいいよ」

 欲しがる?

 何を?

 どういう意味だろうか?
 訝しげに眉を顰めたユウへ向かって、「彼」はにやにやと笑い、
「ユウが勝ったら、今日で終わりにしてやるって言ってんの」
 と、言った。

 終わり?

 終わりって、何が?

 混乱して立ち上がろうとしたユウの唇を男の一人が奪い、そのままマットに押し倒される。口内を蹂躙され、体中を撫で回され、おっぱいをめちゃくちゃに揉みしだかれて、問い掛けは「彼」に届けられる事無く、あっという間に霧散した。
 「欲しがる」とはどういう意味か。
 自分が「彼」に、男達に、自分から求めた事などあっただろうか?
 無いはずだ。
 そんな事はただの一度も無かったはずだ。
 粉々に千切れ、乱れる意識の中で自問を繰り返すが、答えは出なかった。
「俺達もさ、大好きなウィッチを不本意なまま好きに抱くのも、ちょっとアレかな〜とか思い始めてんだよね。いわゆる罪悪感? やっぱ、セックスはお互いが気持ち良くないと」
 「彼」はそんな風に言いながら、ユウがおっぱいを吸われるところを、膣に指を挿し込まれ“ぶちゅぶちゅ”と掻き回されるところを、手にしたカメラでつぶさに撮影していた。

 本当に嫌なら、もうこんな事はしない。

 一度も「欲しい」と言わなかったら、俺達は完全に手を引く。

 朦朧としたユウの思考の中で、「彼」の言葉がじんわりと染み渡った。
 視線を向け「ほんとう?」と聞けば「ほんとう」と答える。
 口の動きで「ぜったい?」と問えば「信じろよ」と応える。
 涙がこぼれ、大きく開いた口から涎が垂れる。
 心が悲鳴を上げる。

 うそつき。

 うそつき。

 うそつき。

 最初から手を引くつもりなんか無いくせに。
 終わりにするつもりなんか全然無いくせに。
 6人も用意しておいて耐えられるなんて思ってないくせに。
「〜〜〜〜ッ!!」
 “ぬるんっ”と男の陰茎が、濡れて緩んで開いた陰唇を、本当は開きたくなんかない体を簡単に割り開いて、膣の奥深くまで一気に入ってくる。一瞬、生のままで入れられたのかと思い戦慄したが、抽送する時の感じから、避妊具はしっかり装着済みのようだと知れた。
 慣れた動き。
 慣れた刺激。
 確かに快感はある。
 だが、哉汰の精液で打ち込まれた「楔」が、その快美感を今までとは違うレベルに貶めている。
 哉汰の方が何倍も気持ち良い。
 哉汰との方が何十倍もスゴい。
 これなら、耐えられるかもれない。
 どうでもいいものとして捨ておけるかもしれない。
 そうだ。
 自分から欲しがるなんて馬鹿なこと、しないでいられるかも。

 そう思った矢先だった。

 今までゆっくっりだった男のストロークが、一気にスピードと深度を増した。
 たっぷりと染み出したユウの膣液が、ペニス全体に行き渡ったのを確かめたかのようだった。
『あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! 』
 “どちゅっどちゅっどちゅっ”と、音がしそうなほど野卑で暴力的で、まるで「お前は俺のものだ」というオスの征服欲を体現したかのような腰の動きで責められた。
『あひっ! ひいっ! ひいぃぃぃっ!!!!」』
 子宮が揺らされる。
 内臓が押し上げられ、体の中身が全部翻弄される。めちゃめちゃに、される。
『ああっ! だめぇっ!! だめぇえぇっ!!』
 たちまち胎内の圧力が増し、オルガスムスの兆しがユウの快楽中枢を直撃した。

 ──イク。

 体が硬直し、足の指が反り返り、歯を食い縛って体内を荒れ狂う嵐のような奔流に備え、耐えようとする。
 だが──
『……え? ……なに?』
 男は、快楽のあまり“ぎゅうっ”としがみつくユウを無理矢理振り払って、いとも簡単に陰茎を“ぬるっ”と抜き去り、立ち上がって離れていったのだ。
 何の躊躇いも無かった。
 惜しい素振りも無かった。
 まるで興味を無くした人形に対する子供のような態度だった。
 ユウは両脚を大きく広げたまま、涙で滲む視界から、呆然としてその様子を見ていた。
『あ……』
 絶頂に達しかけた興奮が、徐々に鎮まっていってしまう。
 ぽっかりと開いた膣孔を、ひどく空虚に感じた。
 ゆるゆると両脚を閉じ、膣に残った「陰茎の感覚」を名残惜しそうに確かめた。
『もう少しで……』
 目尻に溜まった涙が“つうっ”とこめかみに流れてゆく。
 あとちょっとだった。
 あとほんの2・3突きで、めくるめくオルガスムスを甘受したのに。
 だが、
『あっ…』
 ぐったりとマットレスに仰臥し、天井の照明をぼんやりと見上げたユウの両膝を両手で押し開き、身体を割り入れ、すぐに別の男が覆い被さってくる。そして男は、たっぷりと濡れて“とろとろ”に膣液を垂れる穴へと、避妊具を装着した陰茎を当たり前のように“ぬるっ”と挿入した。
『あっ』
 ユウの頤(おとがい)が反り返り、天を向く。笑みの形に歪んだ唇から涎が垂れた。
 空虚に開いた膣孔が、たちまち充足した肉で満ちる。
『あっ! あっ! あっ! あっ!』
 男はユウのおっぱいを嘗めしゃぶりながら、小刻みなストロークで膣壁を擦り上げる。
 すぐにユウの性感が先ほどのレベルまで押し上げられ、期待感に震えるように括約筋が“きゅううう”と男恨を締め付けた。
 ペニスを絞りあげるように収縮を繰り返し、内部で“ぐにゅぐにゅ”と脈動する。

 ──あ……イ、

 だが、またしてもあとほんの少し、というところで、男は簡単に陰茎を抜いて、離れていった。
 “はっ…はっ…はっ……”と短く荒い吐息の下で、離れて行く男の背中を潤んだ瞳で見詰めた。
『どうして……』
 男の体温が失われ、体の全面を“すうっ”と薄ら寒い風が撫でる。
「20秒ってとこかな?」
「いや、もうちょっといくんじゃね?」
「30秒だと長いよな」
「コイツのマンコってすげーからな、こっちがイッちまう」
「じゃあ15秒ずつにしとくか?」
 何の話をしているのか。
 涙のいっぱいに溜まった瞳で「彼」を見上げるが、「彼」はただニヤニヤと笑っているだけだった。

§         §         §


 もう、何回“そうされた”のかわからなくなっていた。

 15秒だ。

 男達は、ユウの膣に根本までしっかり男恨を挿入して、じれったいほどの速度で抽送を始めると、たった15秒で離れていった。両腕で懸命にしがみついても、両脚を男達の腰に絡めてホールドしても、他の男によって無理矢理解かれて抜かれた。どんなに情熱的にキスしていても、どんなに偏執的におっぱいを嘗めしゃぶっていても、決して15秒以上はユウの中には留まっていなかった。
 舌を絡ませ、唾液を交換しあう濃厚なベロチューをし、重々しく揺れる乳房をしゃぶらせ、揉ませて、乳首を吸わせても。
 ついには自分から積極的にそうしてやっても、

 ──きっかり15秒で男は離れた。

 壁に手をついたままバックで尻を抱かれた。
 舌を啜られながら正常位でめちゃくちゃに突かれた。
 四つん這いで尻を高く差し出して好きにさせた。
 それでも。

 15秒だ。

 15秒だけしか、胎内にいてくれなかった。

 気が狂いそうだった。

 イキそうになると15秒より前でも抜かれた。

 イク事を許されなかった。

 もう、ユウは立つことも出来なくなり、今はただ、仰向けにひっくり返ったカエルのように両足を大きく開いていた。
 陰唇は充血して赤く濡れ、すっかり花開いている。
 膣孔も口を開け、その奥の奥までもが覗けた。
 男が指で押し広げると、膣孔の奥の子宮の入り口さえ覗けるようだった。
 肉はもう“とろっとろ”の“ぐっちゃぐちゃ”だった。
 思考もそうだ。
 頭の中は、

 どうすればイクことが出来るか。

 どうすれば最後までしてくれるのか。

 その事ばかりになっていた。
 答えは最初から出ていた。
 簡単なことだ。
 自分から言えばいいのだ。
 請えばいいのだ。
 言葉は音にならなくても、「彼」に向かって「ください」と口を動かすだけでいい。
 最初から無理だったのだ。
 「彼」に逆らうことなど出来はしない。
 逆らってどうなる?
 最初から答えの出ている問題に、別の回答を求める必要がどこにある?
 揺さぶられ、押し上げられ、叩きつけられ、そして放っておかれる。
 その繰り返しが、いつまで続くのか。

 涙がこぼれた。

 声を上げずに泣いた。

 顔をくしゃくしゃにしながら、ユウはずっと泣いていた。
 それでも6人の男達は入れ替わり立ち替わり、ローテーションを組んで短いタイムスパンでユウの膣を楽しんだ。
 濡れが足りないと思えばローションを使われた。
 指でしつこいくらいにクリトリスや乳首を弄られた。

 このままでは狂ってしまう。

 本当に頭がおかしくなってしまう。

 たっぷりと充血して濡れた膣はバルーン現象を起こして膨らみ、子宮口は「早く飲ませて」とでも言うように降りてきていた。それは、オンナの体が起こす、受精準備完了の普通の反応だった。ユウに卵子があるのか、受精が可能なのかどうかに関わらず、オンナの体が求めるままに変化した結果だった。
 その“子袋”の入り口をノックするように、何度も何度も男達の肉茎がキスをする。
 唇でのキスと、子宮口でのキスは同時だった。
 唇を“にゅるにゅる”と嘗められながらおっぱいを揉まれ、“どちゅっどちゅっ”と長いストロークで叩きつけられるような抽送を続けられる。
 両足を広げて汗でぬめる男の体を抱き締め、降り懸かる熱い汗に震えながら目尻から涙をこぼした。
 だが全員が15秒で、泣きじゃくりながらしがみつくユウを無慈悲に引き剥がし、名残惜しそうにぱっくりと口を開けた膣孔を見て嘲笑した。
『イカせて……』
 音として発せられない言葉が“するり”と唇を割ったのは、何度目の男恨に“逃げられた”後だったか。
 後はもう、狂ったように叫んだ。
『イカせて! イキたいの! もっとして! 行かないで! 最後までして!』
 音が空気を震わさないということは、つまり誰にも聞かれていないということだ。
 無意識にそれを心に留めていたのだろう。
 自分に架していたものを、ユウは自分で外したのだった。

 ぐちゃぐちゃに濡れた顔。

 ぱんぱんに張りつめた乳。

 綺麗に紅潮した白い太股。

 どろどろに濡れたあそこ。

 手足は力が入らず、緩慢に繰り返す呼吸に、椰子の実みたいに巨大な、超重量級Lカップおっぱいが“ゆらゆら”と揺れる。
 白濁した頭の中は、熱くて固くてたくましくて憎たらしい、男達の濡れ光るペニスのことだけになっていた。涙をぼろぼろとこぼしながら、15秒の断続的な男恨の感触を、拾い集めるようにして必死に感じようとした。
「ユウちゃ〜ん」
 気が付くと「彼」が甘ったるい猫撫で声で自分を呼んでいた。
 首を巡らせ、ぼんやりと見やる。
「好きなの選びなよ」
 何を言っているのだろう?
 そう思いながらのろのろと身を起こすと、「彼」の前で6人の男達が横一列に並んで座していた。

 全員、胡座を組んでいる。

 しかも全員素っ裸だった。

 そしてその股間では、さっきまでユウの膣をたっぷりと好き勝手に蹂躙していた陰茎が、許されないまま堪えられない射精に憤るかのように、怒張して天を突くようにそそり立っていた。
 赤黒く充血して膨らんだ先端からは先走りの粘液が垂れて、実に“美味しそう”だった。
 コンドームは無い。
 全て、生のままの陰茎だった。
 いつもフェラチオで慣れ親しみ、口内で味わい慣れた剥き出しの男恨だった。
『あううぅ……』
 ユウの口内に唾液があっと言う間に溜まり、唇の端から“たらたら”と垂れ滴った。
 太いもの、細いもの。
 長いもの、短いもの。
 剥けているもの、被っているもの。
 血色の良いもの、悪いもの。
 だが、全て一度は“味わった”ものだ。
 ゴム越しではあるが、確かに膣で“味わった”ものだ。
『ちんぽ……』
 ユウは涎を垂らしながら体を腕で支え、喘ぐようにして口を“ぱくぱく”と動かした。
「約束、覚えてる?」

 約束?

 なんだっけ?

 とろけた頭に「彼」の言葉がじんわりと染み込むが、それが何を指しているのかさっぱり思い出せなかった。
 頭にあるのは、今目の前にあるこの6本の陰茎を、味わっていいのかどうか、それだけだった。
 ユウは「彼」の顔と目の前に並ぶ陰茎を何度も何度も見比べた。
 四つん這いになり、垂れ下がった巨大なおっぱいを揺らし、膣液が垂れ落ちる尻を揺らし、口からは涎をたらたらと垂らしている。
 その姿はまるで、お預けを食らっている犬のようだった。
「あっ、やべっ」
 右から2番目の男が呻いて、男恨を握った。
 その途端、赤黒く張り詰めた亀頭から白濁したゼリー状の粘液が“びゅうっ”と勢い良く噴き出して床に“ぱたたっ”と落ちた。
『ああっ!!』
 目の前に落ちた“美味しそうな”精液を、驚愕のあまりユウは思わず目を見開いて凝視してしまった。
 なぜ、イクのか。
 自分に飲ませるつもりではないのか。
 射精したら、陰茎は勃起を維持出来ないではないか。
 我慢出来なかったのは、まあ、いい。
 でも自分に飲ませないのはどういうことか。
 どうしてそんな“もったいない”ことをするのか。
 そんな、疑問と憤りと悔しい気持ちがないまぜになって、ユウは下唇を噛みしめた。
「なにイッてんだよお前」
「わりぃ」
「あ、でもそろそろ俺もやべぇな」
「なあ、イッてもいいか?」
 男の一人が「彼」に問う。
 ハッとして、ユウも「彼」を見た。
「あ〜……いいんじゃね? もうナマだし。ナマでするのはなぁ、さすがになぁ。ダメだろうしなぁ」
「じゃあ、いいか」
「いいだろ」
 男達が自分のペニスを握り、ゆっくりと扱き始める。
 射精しようと、している。

 だめ。

 そんな“もったいない”の、だめ。

 唇をわなわなと震わせながら「彼」を見るユウを、男達がニヤニヤと笑いながら見ている。「彼」はそれを知りながら、ユウを甘ったるく優しげな眼差しで見やった。
 そして……

「欲しい?」

 何を?

「わかってんだろ?」

 でも。

「どれでもいいよ。好きにしなよ」

 いいの?

「欲しい?」

 欲しい。

「欲しいの?」

 欲しいです。

「じゃああげる」

 いいの?

「いいよ」

 ほんとうにいいの?

「ナマでいいなら」

 いい。

「ナマだよ?」

 いい。

 それでいい。

「じゃあ、どうぞ」
 「彼」の“許し”に対して、ユウは嬉しそうに、そして淫靡に微笑み、一番気持ち良かったと記憶している男の元へ、おっぱいを“ゆらゆら”と重たげに揺らしながら這っていくと、男が仰臥するのに合わせて四つん這いのまま覆い被さっていった。そして垂れ下がった巨大なおっぱいを“もにゅもにゅ”と男の胸板に擦り付け、自分から甘えるように男の唇に吸い付くと、右手で屹立した男の陰茎を指で挟んで、自分の股間へと導いていった。
『あ……』
 大きくてつるんとして、そして空気に触れていたため表面が少しひんやりとした亀頭が、充血した陰唇を割って、開いた膣口にキスをする。すぐに“ぬるん”と入り口をくぐり、亀頭が中へと潜り込むと、ユウは“ぶるるっ”と体を震わせて至福を噛みしめた。
『あはぁあ〜〜……』
 ゆっくりと腰を落として、根本まで膣内に陰茎を納める。たっぷりと豊かな尻がクッションになって男の太股でつぶれ、形を変えた。
 みっちりと、詰まっている。
 一分の隙も無い。
 膣が男の肉の形に変化している。
 その、全てが満たされた充足感に、ユウの口が完全に笑みの形を作った。

 ナマの男恨だった。

 避妊具の被ったのとはまるで違う。

 男恨の凹凸の感触や体温が、ダイレクトに体内に染み渡るようだった。
 尻を上げ、落とす。
 陰茎の皮の引きつれが、膣壁を刺激する。
 それだけで軽くイッた。
『すごぉいぃ……』
 避妊具を、ゴムを装着した陰茎ではこうはいかない。
 なぜ今までそうしなかったのか。
『あっあっあっあっあっあっあっあっ』
 馬上の騎手のように、リズミカルに体を揺する。
 男もそれを助けるように、跳ね回る超重量級の特大おっぱいを鷲掴みにしながら、下から突き上げる。
 騎乗位はユウも好きな体位だった。自分で動けるから。自分でコントロール出来るから。
 だから、好きだった。
 相手が哉汰でなくても。
『あっすごっ……すごっ……いっ……イクッ……イクッ!』
 頭が真っ白になる。

 ──その瞬間。

 下から突き上げていた男がユウの太股を押さえて動けないようにした。
 今度こそイケると期待感に胸膨らませていたユウは、男の情け容赦の無い所行に本気で泣いた。
『やだっ! やだやだやだやだやだやだッ!! イカせてッ! イカせてぇ!!』
 だが、男の手に力が入り、自分の股間にユウのあそこを“ぐっ”と押し付けるようにしたその時、
「〜〜〜〜〜〜〜ッ!! 〜〜〜ッッッッッッッ!!!!」
 ユウは自分の体の中心──あそこから頭の天辺までを貫くように走り抜けた、電気のような光の奔流を感じ、全身を“ガクガク”と痙攣させた。
 膣奥を、子宮の入り口を、激しく叩くものがある。
 何度も何度も陰茎が跳ね、何かを吐き出している。噴出している。
 本来であれば、膣の奥の感覚は鈍く、“それ”を感じる事は無い。
 だがユウは確かに感じていた。
 男の陰茎が膣内で“爆発”し、その精液を“孕め”とばかりに子宮へと何度も叩きつけたことを。

 それは、膣内射精。

 それは、ナカ出し。

 体内に見知らぬ男達の精液を受け入れ、胎内を解放し、体の全部を好きにさせた証(あかし)。
 とうとうこの日、この瞬間、ついにユウは、


 ──膣(ナカ)にたっぷりと精液を注入されたのだった。


この記事へのコメント
こんな事思いついて実行しちゃう男の人って……
Posted by 青玉 at 2012年08月25日 12:16
ユウはもう重症ですね……
頭も体も
Posted by 青玉 at 2012年08月25日 12:38
 いや〜照れますね(褒めてない)。

 思いついて書いてしまう私の頭は、もう重症を通り越してます。
Posted by 推力 at 2012年08月27日 10:18
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