■感想など■

2009年08月29日

第18章「ラヴ・セックス」

■■【5】■■
 身体の奥で、健司のモノが“びくびく”を脈動している。

 ――射精して、いる。

 エロ本とか頭の悪そうなティーンズ向けセックス本とかでよく書かれているような「熱いもの」を感じるかと思ったけれど、それは肉体的なものではなく概念的なものなのだと、桂は今日この日、自分の体で知った。
 実際、アソコだけでなく下半身全部がじんじんとしてぐったりと力が入らず、まるで泥にでもなったようだ。
 お尻に力を込めて“きゅ”と彼のモノを締め付けてみても、膣口周辺は感覚すら希薄だった。
 その中で健司のちんちんの動きを知覚出来たのは、膣口付近の粘膜が思ったより柔軟でしなやかな感覚器官を持っている証拠のようにも思えた。
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2009年08月28日

第18章「ラヴ・セックス」

■■【4】■■
 彼がようやくいきり立ったものを鎮めてバスルームから出ると、桂はうつ伏せのままベッドの上で伸びていた。
 濡れた体を適当に拭いてシーツを引き寄せ、お尻だけ隠しているけれど、しっとりとしてクリームを塗ったように艶やかな背中は剥き出しのままで、天井の照明の下で呼吸に合わせ、ゆっくりと上下している。
 裸の上半身の脇から、大きなおっぱいが“ぷにゅっ”とはみ出て見えているのが、そこはかとなくえっちだ。
「……けーちゃん、胸……つぶれちゃうよ?」
 バスタオルを腰に巻いてベッドに腰掛けた健司は、再び熱くなる男根の根元を意識しながら、桂のホクロ一つ無い滑らかな背中を見やる。
「あ? ……うん……」
 そんな健司の前で、桂がぼんやりとした目付きのまま“ころっ”とあおむけになると、体の動きに合わせてものすごく重たそうな乳肉が、“たゆんっ”と左右に揺れた。
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2009年08月27日

第18章「ラヴ・セックス」

■■【3】■■
「いいか? ぜったいそれ取るなよ? 取ったらひどいからな」
 目隠しをしながら入って来る健司を見ながら、桂は噛み付くように言った。
 彼はタオルをバンダナのように頭で結び、鼻のところまで下げて目隠しをしている。
 ふと、手探りで入ってくる彼の、股間を隠すもう一枚のタオルから彼の“立派過ぎる”性器がちらりと覗いて、桂はその大きさに“ぎょっ”と目を見開き、バスタブの中で身を引いてしまった。
『ちんちん、でっっけー…………』
 女になってから一度、学校のプールの更衣室で水着姿の健司を見た事があったけれど、あの時は水着を着ていたからちんちんの大きさはわからなかった。
 それが今は、こんなにも近くで見ている……。
 もう興奮してしまっているのか、ギンギンに勃起しているのが、さすがにちょっと恐かった。
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2009年08月26日

第18章「ラヴ・セックス」

■■【2】■■
 やがて、シャワーの音の聞こえるバスルームから目をそらして、桂はのろのろと絨毯の上で身を起こし、ぺたんとお尻を落としたままベッドに背中を預けた。
 めちゃくちゃなことをしてしまった。
 もう、完全に嫌われたと思った。
 裸のお尻に、あそこに、絨毯の毛が“ちくちく”としてむず痒い。
 健司と揉み合ううちに彼の体温を感じ、体臭を嗅ぎ、その力強さを感じて、体が今までと全く別の意味で熱くなっている事に気付く。
「……ぁ……」

 ――とろとろに、なっていた。

『相手が健司だと、こんな時にも……しっかり濡れるんだな……』
 シャワールームを見ると、健司はまだ向こうを向いてシャワーを浴び続けていた。
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2009年08月25日

第18章「ラヴ・セックス」

■■【1】■■
 そのホテルは、繁華街の外れにあった。
 そこは、いくつものホテルが密集して立ち並んでいる、青少年は決して近付いてはいけないと言われているような怪しげな一帯でもあり、桂や健司にとっては未知の領域であり、前人未到の人外魔境よりもっともっと攻略困難なエリアに見えた。
 もっとも、そう考えていたのは彼等くらいのもので、午前1時近くになると平日という事もあって人通りも寂しいくらいパッタリと途絶え、誰にも見られずに中に入るのは、遅刻したホームルーム中の教室よりも、ずっと簡単だった。
 ただ……正面玄関からではなく、よくドラマとかで見る車用の通用口から入ってしまい、ちょうど車のキーをチャラチャラさせながら出てきたところの“オトナなカップル”と鉢合わせしてしまったのは失敗で、驚きと好奇心に見開かれたカップルの顔が、あまりにも初々しい健司達の反応に、たちまち「頑張ってね」と言わんばかりの、慈愛に溢れた表情になったのには、彼等もただただ顔を赤くしてそそくさとその場を立ち去るしか無かった。
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