■感想など■

2012年09月25日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【2】■■

 男は、彼女の白い首筋にキスし、嘗め、可愛らしい耳たぶを口に含んで揺らした。
 女の両方の耳は、既にたっぷりと彼の唾液に濡れ、食べ尽くされてしまった後だとわかる。
 であるにも関わらず、女は耳を甘く噛まれるその度に愉悦に眉を顰め、今は自由な左の乳をたぷたぷと揺らした。
 男が、女のヴォリュームのある髪を高く結い上げたままにして、その美しいストレートヘアを愛でる事をしなかったのは、紅く染まった耳やほっそりとした首筋を、唇と舌と歯で自由に愛撫しやすいようにしておきたかったからに違いない。
 女自身の汗と男の唾液に濡れ光る首筋は、すっかり鮮やかな赤味が差して、女の恍惚とした表情に花を添えている。
 切ない。
 苦しい。
 哀しい。
 嬉しい。
 様々な表情が、女の顔に一瞬ごとに浮かんでは消える。

くうっ……

 女が肩をすくめ、身を固くしていっぱいに開かれた両脚をわずかに閉じた。
続きを読む

2012年09月20日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■〜闇に潜んで〜■■

■■【1】■■


 闇の中に、影があった。

 一つは白い。
 もう一つも同様に白かったが、こちらはどちらかといえば、くすんだ白さだった。
 翳りがあるのだ。
 それに比べて、その影に重なるようにしてあるもう一つの影は、透き通るように白い。
 闇の中にあるからこそ、そう見えるのかもしれない。

 影は人だった。

 それが縦に重なっている。
 女が、男に抱かれているのだ。
続きを読む

2012年09月18日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■〜もう一度聞かせてほしい〜■■



 匂い。



 ……汗の匂い。

 彼の、匂い。

 荒れ狂う海の波間で風と雨に翻弄され、くるくるとまわりながら何度も転覆しそうになる。
 そんな、嵐の中へ無謀にも漕ぎ出した小船のような感覚が薄れ、ゆっくりと感覚が戻ってくる。

 最初は、彼の肌の感じ。
 しっとりと濡れている。
続きを読む

2012年08月14日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.07 ■「〜泥酔〜ティファ」■■

 覚えてるかな?

 あの時のこと……。

 この人がいなくなって……私達だけで闘わなくちゃならなくなった時のこと。
 いろんなものと、闘わなくちゃならなくなった時の、こと。

 ふふ。
 そうだね。
 シドはいっつもそう言ってたよね。

 でも私は……ダメだったなぁ……。

 この人がいなくなっただけで、あんなにめちゃくちゃになるなんて、思ってなかった。

 強くないよ?

 ……強くない。

 もしそう見えたなら……たぶんきっとそれは、パンパンに膨らんだ風船みたいに、いっしょうけんめい自分を大きく見せてただけだと思う。
続きを読む

2012年08月09日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.06 ■「〜約束〜クラウド」■■

 ん? どうした?

 ああ……ティファか?
 ティファは今、病院にいるんだ。

 そう。

 病気じゃないよ。

 うん。
 よく知ってるね。偉いな。

 赤ちゃんが生まれるんだよ。

 ああ、そうだったな。
 シエラさんも、もうすぐだっけ。

 はは……俺の。

 そうだよ。

 ははは。
 まだ早いよ。

 ん? いいよ。

 お? だいぶ重くなったな。

 ごめんごめん。
続きを読む

2012年08月07日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.05 ■「〜前夜〜ティファ」■■

 ティファ=ストライフ…………。

 ん?……うん。ふふ……ちょっと……ね。

 え?

 ううん。そうじゃないの。
 そうじゃなくて……。

 ふふふ……。

 え……? そう?
 うん。
 だって、やっぱり幸せだもの。

 ……うん……。
 不安が無いって言ったら……ウソになる。
 うん。
 …………うん。
 ……そうじゃないけど……。

 え? うん。ふふ……恥ずかしい……かな?
続きを読む

2012年08月02日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.04 ■「〜困惑〜クラウド」■■

 なあ、これ……どっちがいいのかな?

 ……これか?

 仕方ないだろ? ティファはアーシェにかかりっきりなんだから。

 あんたならヒマだろうって思ったんだよ。

 いいじゃないか。たまには付き合ってくれても。
 それに経験者だろ?

 ……これは?

 ダメ?
 なんでだ?

 ……これくらい……。

 そうなのか?
続きを読む

2012年07月31日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.03 ■「〜慟哭〜ティファ」■■

 夜中に………………

 …………。

 ……え?……うん…………なんでもない。

 …………うん…………でもホント、なんでもないってば。

 …………うん。

 ……うん。

 ……うん……。

 うん。

 ……でも……うん……。

 ごめん。

 うん。

 あのね…………………………夜中に……ね、ふ……と目が覚める時があるの。

 うん。突然。
続きを読む

2012年07月26日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.02 ■「〜束縛〜クラウド」■■

 ………………。

 ……………………。

 …………………………。

 ……ん?
 ああ、ちょっとな。

 ………………考えてたんだ。

 あのさ…………一つ聞いていいか?

 いや、前から聞こうって思ってたんだけど……。
 ……あんた達も……その……前の日は、こんな気分だったのか?

 何って……。
 その…………わかるだろう?

 え?……みんな? あんたもか?
 ……そうか……。

 あ……いや……そんな事ないけど……。
続きを読む

2012年07月24日

[LIPS]『Piece.06』「二人の告白」〜吐息と言葉と〜

■■ Scene.01 ■「〜睦〜ティファ」■■

 え? なあに?

 クラウドの体の中で、「イチバン好きなところ」?
 なあに突然。

 ……そうね……。
 う〜ん…………どこだろう?

 …………。
 ……そうね。
 ……考えて、いっつも真っ先に頭に思い浮かぶのは、彼の「手」……かな?

 うん。
 「手」よ。
続きを読む

2012年07月08日

[LIPS]『Piece.05』「二人の明日」〜ようこそここへ〜

■■ Scene.03 ■「クラウド」■■
 窓を大きく開けて、ユフィが下に向かって小さく声を上げた。
 優しい風が、カーテンを揺らす。
「本当にいいの?」
 そして、ユフィは振り返って俺を見た。
「ああ、もちろんだ。アイツにも見せてやりたい」
 俺はティファを見、そしてみんなを見て、はっきりと言った。
 ユフィが、もう一度窓から身を乗り出すようにして、窓の外で誰かに話しかける。
「『じゃあ行く』だって」
 ……と、ユフィは窓から素早く離れた。
 そして次の瞬間、その「誰か」は、軽やかに身を躍らせ、実に見事なバランスで、細い窓枠にその巨体を乗せた。5階の窓まで一跳びで跳び上がったにもかかわらず、窓枠がたてるかすかな軋み音以外は、少しも音をたてない。
「さすがだな」
 思わず声が漏れた。
 燃えるような赤い体躯、そして鬣(たてがみ)は、数ヶ月前と少しも変わっていない。体のそこかしこに刻まれた幾何学模様は「戦人(いくさびと)の印」別名「戦士の魔除け」だ。
「やあ。ティファ、クラウド、おめでとう」
 四つ足で床に降り立ち、凛とした隻眼(せきがん)に柔和な光をたたえて、その獣は人間の言葉を口にした。
続きを読む

2012年07月01日

[LIPS]『Piece.05』「二人の明日」〜ようこそここへ〜

■■ Scene.02 ■「ティファ」■■

 腕の中に、確かな温もりを感じていた。

 いのち。

 私の……私が生み出した……大切な命……。
 紺のジャケットに青ラインのシャツ。そしてクリーム色のパンツでドアの側に佇(たたず)む青年。
 この人が、私の旦那様。
 夫。
 愛した……愛する……人。
 この命の……パパ。
 あなたに出会えて良かった。
 あなたと愛し合えて……良かった。
 私の視線を受けて、優しく微笑んでくれる彼と、腕の中のこの子が……今の、私の全て。
 そう思う。

「どうしたの?」
 おっぱいを一生懸命吸っている赤ちゃんの産着を、指で整えてあげながら、私は、じい……と赤ちゃんを見つめるマリンに微笑んだ。
「……かわいい……」
 にこっ……と笑って、おっぱいに添えられた赤ちゃんの手を、ぷにぷにする。
続きを読む

2012年06月24日

[LIPS]『Piece.05』「二人の明日」〜ようこそここへ〜

■■ Scene.01 ■「クラウド」■■

 ──気が、急いていた。

 車を降りて、一跳びに3段の石段を昇り、玄関の扉を開けるのももどかしく、駆けるように飛び込む。
「ストライフさん?」
 ……と、駆け足で受付を通り過ぎようとした俺を、ちょっと太り気味の看護婦がおっとりとした調子で呼び止めた。
 え? 何だ?
「ストライフさんでしょう?」
 な、何だ?
 どうしたんだ?
 何があったんだ?
 ティファに……ティファに何かあったのか?
 まさか……ティファに何か大変な事が……。
 子供……。
 そうだ、子供は!?
 俺達の……俺とティファの子供は!? 赤ちゃんは!?
 いやっ違う! まずティファだっ! ティファはっ!?
続きを読む

2011年08月15日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【13】■■

「あっ! やっ! いやっ!」
 今度こそ彼女は恥じ入って、慌てて脚を閉じようとする。
 だが俺はそれを強引に阻止し、内腿を両手で押さえたまま顔を股間に近づけた。
「ぶぶぶっ……だって。空気が……」
「やあっ……」
「ティファは恥ずかしいな……えっちだ……」
「ちがうもん……」
 俺は膝立ちのまま、彼女の口元にモノを持っていった。
「なめて」
「ん……」
 素直に手を伸ばし、手探りで俺のモノを掴むと、首を伸ばして嘗める。
 ぺろぺろ嘗め、はあ……と熱い吐息を吐いた。
「ティのえっちなのと、俺の精液が混じったものだよ」
「……えっちなにおいがするよ……」
 そう言いながら彼女は、ぺろぺろと美味しそうに嘗める。
 精液など決して美味しいものではないし、こんな時でなければ、決して口にしたいなどと思うようなものなどではないだろう。
 にも関わらず、それをこんなにも美味しそうに嘗めてみせてくれる。
 ……単純だが、そんな事にさえ、俺は彼女の深い愛情を感じてしまうのだ……。
続きを読む

2011年08月10日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【12】■■

「んあぁ……あっ……あ……あ……」
 ひくくっ……と彼女が体を震わせ、腰がびくびくと震えた。
 一瞬きゅううう……とあそこが今まで以上に収縮して締め付け、やがて唐突に解放される。
 彼女が先にイッてしまったらしい。
 俺も近かった。

ぬっ……ぬっ……

「イク……」

ぬっ……

ぬっ……

「……ッ……ぅ……」

びゅっ……

 彼女を二つ折りにし、奥深くまで挿し入れたモノが、彼女のとろとろにとけた深淵で弾けた。
続きを読む

2011年08月05日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【11】■■

 体を起こすと、右手の指でクリトリスをいじりながら、彼女の様をじっくりと眺めた。
 腰を打ち付けるたびに、彼女のたっぷりとした豊乳がたぷったぷったぷっと踊るように揺れ動く。
 白い乳房の上で、紅い乳首が軌跡を描いていた。
 そして二つの肉珠の間には汗がうっすらと浮かび、電灯の光を艶かしく弾いている。
「ああっ……好きっ……すきぃ……すきなのぉ……」
 彼女の体全体が、「あなたがほしい」と泣き叫んでいるように思えた。

ぬっ……ぬっ……ぬっ……ぬっ……

ぬっ……ぬっ……

ぬっ……

ぬっ……ぬっ……

 抽送の早さをわざと不規則にする。
 彼女の体内から溢れ出る、ぬるぬるとした淫汁が立てる水音がはっきりと耳に届いていた。
「洪水じゃないか」
 再び彼女を二つ折りにして、耳元で囁いてやる。
続きを読む

2011年08月01日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【10】■■


じゅぷっ!!

「あ!」
 リズミカルな抽送の末に、一度だけ深く挿入した。
「奥に当たったかな?」
「ん……」
 こくりと喉を鳴らし、彼女はその可愛らしいピンクの舌で唇をちろりと嘗めた。
 与えられた快楽の余韻を楽しんでいる。
「おく……あた……」
「そこまで長くないよ。きっと」
 俺はくすりと笑うと、奥深くにとどめたままピクリとモノを動かしてみせた。
「……クラ……んぅ……ん……クラウ……ドので……いっぱい……に、なってる……の」
「そう?」
「奥まで……」
 腰を突き出し、俺の下腹と彼女の恥丘が擦れ会うほど押し込んでぐりぐりと動かす。
「ん!」
「クリがこすれる?」
「きもちいい……」
「うん……こう?」
 腰を押しつけたまま、上下左右に腰を揺すりたてる。
続きを読む

2011年07月30日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【9】■■

「ほら。『ちんちんが欲しいです』は?」
 再び、亀頭の先端を薄肉の隙間に密着させた。
 膣内に入るかは入らないか……そのギリギリまで腰を進める。
「んぅあっ! ……ほ……ほし……です……」
「ん? 言葉が足りないよ」
「ほしいですぅ!」
「抜く」
「いやぁ!」
「ちゃんと言わないとダメです」
 そう言いながら、ちょっとだけ入れた。
「んっ!」

つぷぷぷ……

 亀頭が中に入ったかどうか……というところでピタリと止める。
 じっとそうしていると、彼女は自分でゆさゆさとお尻を揺すって、俺を迎い入れようとした。
 だが俺は彼女の腰をぐっと掴んで、その動きを制してしまう。
「あ……やあっ……入れてぇ……」
 ぐすぐすと、今にも泣き出してしまいそうだ。
続きを読む

2011年07月25日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【8】■■

「どうしたの?」
「そこはやだよう……」
 ぐすぐすとべそをかき、股間を露出したまま彼女は主張した。
 苦笑が、知らず俺の口から漏れる。
「でも、あそこがさっきよりずっととろとろだ。すごいよ」
 中指が、何の苦もなくぬるるる……と奥まで入った。
 握り拳のまま中指だけ立てた形で、その根本まで挿し込む。
 じゅぷっじゅぷっと出し入れを繰り返し、手首をぐりっと捻って内壁を擦り上げた。
「あっ……ああああ……あ……あ〜〜〜〜〜……」
 しゃくりあげるように白い腹が波立ち、膝の裏の両手がぎゅうう……と握り締められる。
 愛する男に体の中を指で掻き回される……というのは、いったいどんな気持ちなのだろう……と、ふと思ったが、女の身でない俺にはわかるはずもなかった。
「もっ……もう……ほしいのぉ……」
「ん? なに?」
「……ゆびじゃ……いや……もう……ほしい……の……」
 彼女の催促に、ぬかるみでふやけそうな指をちゅるりと抜き、無言のままモノをあそこに当てる。
続きを読む

2011年07月20日

[LIPS]『Piece.04』「二人の睦」〜愛しあうということ〜

■■【7】■■

「力、抜けちゃった?」
 彼女はこくっと頷くと、深く息をついて喉を鳴らした。
「クラ……ド……も…………いで……」
「ん?」
「……脱い……で……」
「うん」
 俺は彼女の催促通り手早く服を脱ぐと、彼女の側に膝をついて自分のモノを手にした。
「もう、こんなだ」
 もちろん目隠しした彼女には、固く勃起して急角度でそそり立つモノを見る事は出来ない。
「触ってみる?」
 俺の言葉に頷いて、彼女は右手を伸ばしてモノに触れた。
「おっきくなってる……」
「熱いだろ?」
「熱くて……固いの……」
「ティの胎内(なか)に入りたいんだよ」
「……ん……さきっぽが……ぬるぬる……」
 モノの先端からは透明な粘液が溢れ、シーツに滴った。
 まるで御馳走を目の前にした犬の涎のようだ。
続きを読む

★足跡代わりにポチッとしてってくださいな★